ツエーゲン金沢
GK | 31 | 原田 欽庸 | |
DF | 4 | チャ ヨンファン | |
DF | 5 | 太田 康介 | |
DF | 3 | 作田 裕次 | |
DF | 18 | 野田 紘史 | |
MF | 7 | 清原 翔平 | 93 |
MF | 30 | 秋葉 勝 | |
MF | 8 | 山藤 健太 | |
MF | 25 | 星野 有亮 | |
FW | 6 | 大町 将梧 | 74 |
FW | 49 | 田中 パウロ淳一 | 80 |
サブ
GK | 21 | 大橋 基史 | |
DF | 16 | メンデス | |
DF | 20 | 嶺岸 佳介 | |
MF | 24 | 大槻 優平 | 93 |
MF | 29 | 茂木 駿佑 | |
FW | 11 | ジャーン モーゼル | 74 |
FW | 9 | 辻 正男 | 80 |
監督 | 森下 仁之 |
セレッソ大阪
GK | 21 | キム ジンヒョン | |
DF | 5 | 田中 裕介 | |
DF | 23 | 山下 達也 | |
MF | 25 | 小暮 大器 | |
DF | 33 | 茂庭 照幸 | |
DF | 2 | 扇原 貴宏 | |
MF | 6 | 山口 蛍 | |
MF | 7 | パブロ | |
MF | 11 | 楠神 順平 | 69 |
MF | 31 | 橋本 英郎 | 66 |
FW | 10 | エジミウソン |
サブ
GK | 27 | 丹野 研太 | |
DF | 22 | 中澤 聡太 | |
DF | 30 | 椋原 健太 | |
MF | 18 | マグノ クルス | |
MF | 32 | 関口 訓充 | 69 |
FW | 19 | 田代 有三 | |
FW | 20 | 玉田 圭司 | 66 |
監督 | パウロ アウトゥオリ |
監督コメント
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【ハーフタイム】
・前線からの守備を強めよう
・攻撃は背後を狙おう
・強い気持ちを前面に出していこう -
【試合後】
このような形で負けてしまった以上、相手を称えるしかないというのが正直なところ。相手はチャンスをしっかりと効率よく得点に結び付けた。我々はそこに至るまでにはいかなかった。そういった内容を考えると、相手を称えるしかできない、あまり多くを語ることができない試合になった。
(結果、内容ともに完敗だったが、今節の結果、セレッソ大阪のJ1昇格プレーオフ進出は決定した。プレーオフに向けて、リーグ戦の残り2試合、改善するところは?)数字的には今日決まったということだが、現実的に、プレーオフに行くことは想定していたので、今日の試合も含めて、プレーオフに備えて戦っていこうと思っていた。これから先、残された試合も含めて、我々のプレーオフへの向かっていき方は変わらない。
(ハーフタイムコメントで、「強い気持ちを前面に出していこう」と話されていたが、現在のチームの士気について、どうお考えか?)戦術的には、あまり多くを話す必要はないと思った。なぜならば、前半、内容的にはゲームをコントロールできていた。相手は数少ないチャンスを得点に結び付けた。その中で、メンタルの強さを求めた。それはどういう部分かというと、妥協しないで、もっと貪欲にやるべきことをやり遂げる強さを見せて欲しい、ということ。これは、シーズンが始まる前から常に言ってきたことなので、皆さんもよくご存じだと思うが、サッカーにおいて、居心地の良いゾーンで納得してしまうことが一番よくない。前半のサッカーを見ていると、いつでも点が取れるのではないか、という雰囲気が出そうになっていたので、そうではなくて、もっと貪欲に、点を取りに行く姿勢を含めて気持ちの強さを見せて欲しいと、ハーフタイムでそういう話をした。
選手コメント
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橋本 英郎選手
相手が守ってきた中で、前半はある程度押し込んだけど、自分たちにもう一つ怖さがなかった。崩し切れなかった。ポジションを入れ替えたり、いろいろ工夫はしているけど、なかなか攻撃の連動性が出なかった。守備になった時も、いい形でアプローチにいけなかった。改善する点はいっぱいある。何からというのは、チーム全体で話していくことになると思う。
(試合前、「ただ回すだけにならないように」ということも話していたが、試合の中で、崩し切れるようイメージはあまりなかった?)連動して攻めることができると可能性も感じることができるけど、なかなかその形に持っていけなかった。自分たちがボールを持っても、点が取れるかどうか分からないような攻撃になっている。これは決めないといけない、という決定機もあまりなかった。チャレンジする気持ちが大事で、それが前に出ないと、相手が守り易いところに転がっていく。
(プレーオフに向けて、心配になるような敗戦となったが?)ここ最近勝っていなくて、今日の結果だったので、一番下まで落ち込んだような気がするので、今度また逆転の発想になれればいいと思う。ただ、簡単に切り替えるのではなく、勝てない原因はいろいろあるので、それをちゃんと見つめる必要はあると思う。切り替えて、次、頑張ろうという感じで、何も問題がなかったかのように振る舞っても、プレーオフになれば、その問題点は出てくる可能性はある。その辺をみんなの中で理解して、整理をして、次の試合できっちりやらないといけない。
山下 達也選手
前半、ああいう形で失点しまったけど、それ以外、怖いシーンはあまりなかったと思う。落ち着いて支配はしていたと思うので、後半も継続してやるべきだったけど、後半の立ち上がりにミスが続いてしまった。
(他会場の結果、5位以上は決定した。ここからリーグ戦の2試合をどう戦っていく?)まず、チームとしてさらにまとまっていかないといけない。一人ひとりが今日の結果を自分の責任でやられた、という気持ちで次の準備をしないと、またこうやって足元をすくわれると思う。
茂庭 照幸選手
引いて守ってくる相手を崩し切れないで…という展開だったけど、その中で、相手のカウンターが何度かあった中で、自分としては、止められるところは止めたと思う。今回、久々の先発で気持ちも入っていた。この結果ですごく残念だけど、ただ、まだ俺はやれると思っているし、チームにいい影響を与えられるように、残りの試合をやりたいと思う。ただ、チームのことについて、俺から口には出せないというか、自分が置かれている状況も状況なので。また次いつチャンスが来るか分からないけど、その時のために、チームの力になれるようにやっていきたい。
関口 訓充選手
(途中から試合に入るには厳しい展開だったが、関口選手の気持ちは伝わってきた。どういう気持ちでピッチに入った?)頭の中には、今日の試合だけではなく、プレーオフも入っていた。ただ単に0-3で終わってしまうのではなく、チームとしてやることを最後まで貫いてやっていくことが、一つの収穫になると思った。こういう展開でも切らさずにやっていくことが、プレーオフでも大事。もしかしたら、0-1や0-2の展開もあるかも知れない。そういう時に動揺しないでやることも大事。だから、今日も1点ずつ取り返していきたいな、という思いで試合に入った。結果は0-3で負けて、サポーターには申し訳ないと思うし、『セレッソ大丈夫か?』と思われるかも知れないけど、選手は下を向くことをしてはいけない。続けてやっていくことが、プレーオフに入った時に、少しでも自分たちのサッカーをやっていけることにつながるのかな、という気持ちだった。
(反省すべきところは反省して、課題も見つめ直して、ここからもう一回、気持ちを上げることが大事?)ここで落ち込んでも仕方がない。プレーオフはリーグ戦とはまた別の戦いになる。自分たちから気持ちの部分で落としては、コンディションの低下にもつながる。もちろん、何が悪かったのか、それぞれが見つめ直すことは必要。気持ちは切らさず、残りの2試合をやっていきたい。
(ハーフタイムで警告をもらっていたが?)『ゴールキックが遅くないですか?』って(主審に)話をしたら、『ノーマルでしょ』って言われたので、『僕にはノーマルには見えません』って言ったら、イエローカードを受けました。レフェリーの判断は絶対ですけど、明らかに遅かったと思うので、もう少し(会話の)キャッチボールをしたかった思いはありますね。
試合後記
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シーズンも大詰めを迎えた明治安田生命J2リーグ第40節。セレッソ大阪は、4試合ぶりの勝利、そしてJ1昇格プレーオフ出場を確定させる勝利を目指してアウェイのツエーゲン金沢戦に臨んだ。
前節から先発を7人変更したパウロ・アウトゥオリ監督。先週は別メニュー調整が続いた丸橋祐介に代わって出場停止明けの田中裕介が左サイドバックに入り、センターバックには茂庭照幸が第18節・水戸ホーリーホック戦以来、22試合ぶりの先発を果たした。また、右鎖骨骨折で戦列を離れていたGKキム ジンヒョンが、第25節・ファジアーノ岡山戦以来、15試合ぶりにゴールマウスに立ち、復帰戦に挑んだ。
中盤と前線は、前々節のカマタマーレ讃岐戦と同じ布陣。扇原貴宏がアンカーに、橋本英郎と山口蛍がインサイドハーフに入り、3トップは右に楠神順平、左にパブロ、1トップにエジミウソンという並びになった。
試合は、序盤からセレッソがボール保持率を高めるも、しっかりとセットされた金沢の守備を脅かすことができない。「パスは結構回されたが、何かキレイに崩そうという感じがあった。最後のところで怖さは感じられなかった」と金沢DFの作田裕次が試合後に述べたように、セレッソは金沢のブロックの外でボールを回すばかりで、チャレンジのパスが入らず、相手を慌てさせる連動性も生まれない。それでも22分、前節に続き右サイドバックに入った小暮大器が果敢に前に出ると、楠神とのワンツーからゴール前に進入、際どいコースへシュートを放てば、39分には小暮のクロスからエジミウソンがボレーで合わせてネットを揺らすも、ここはオフサイドの判定で得点は認められない。
すると、直後の42分だった。第7節にホームで行われた金沢戦と同様、セレッソはまたしても隙を作ってしまう。高い位置でスローインを受けた秋葉勝へのマークが緩くなり、秋葉にミドルシュートを許すと、無回転気味に飛んだ軌道に対して、キム ジンヒョンが弾き切れず、ボールはゴールマウスに吸い込まれた。
試合2日前、6日の全体練習後には、雨でスリッピ―なピッチコンディションを想定し、グラウンドに水を撒いた中でミドルシュートへの対応を繰り返していたキム ジンヒョンとしては悔やまれる失点ともなったが、「雨が降るとGKは取りにくくなる。それにどんな選手でも、しばらく公式戦に出ていないと、どこか不安な気持ちもあったと思う。いい感じに前が空いて、時間帯も前半終了間際だったので、思い切って打った」と話す、今節がJ通算400試合出場となったベテラン秋葉の優れた状況判断が、この得点を生み出したとも言える。
ハーフタイムを挟んで反撃に出たいセレッソだったが、後半立ち上がりからつなぎの場面でミスも目立ち、反撃の機運が高まらない。すると、55分、57分と連続して失点を喫してしまう。前者は、CKによるセットプレーから、後者はクロスから中央で収められ、こぼれたボールをミドルシュートで決められた。
その後、66分に玉田圭司を、69分に関口訓充を投入してなんとか挽回を図るセレッソ。「0-3で終わってしまうのではなく、チームとしてやることを最後まで貫くことが1つの収穫になると思った。1点ずつ取り返していきたい思いで試合に入った」という関口の気持ちはピッチで表現され、玉田も懸命にボールを収めつつゴールに迫ったが、ここ数試合と同様、流れの中からの1点が遠い。最後まで決定機と呼べるシーンを作ることができず、タイムアップの笛を聞く結果となった。
「相手が守ってきた中で、自分たち(の攻撃に)に怖さがなかった。守備になった時も、いい形でアプローチに行けなかった」と試合後に課題を述べたのは橋本。チーム状態についても、「ここ最近勝っていなくて、今日の結果だったので、一番下まで落ち込んだような気がする」と分析。その上で、「今度また逆転の発想になれればいいと思うけど、勝てない原因はいろいろあるので、それをちゃんと見つめる必要はある。切り替えて、次、頑張ろうという感じで、何も問題がなかったかのように振る舞っても、プレーオフになれば、その問題点は出てくる可能性はある。その辺をみんなの中で理解して、整理をして、次の試合できっちりやらないといけない」と問題提起を続けた。
小暮の躍動感やキム ジンヒョンの復帰など、今後につながる明るいトピックもあった中で、セレッソにとって収穫の乏しい敗戦となった今節だが、他会場の結果により、J1昇格プレーオフ出場は決定した。雨の中、金沢まで駆け付けた多くのセレッソサポーターに対して、「申し訳なく思う」と話したのは関口だが、「選手は下を向くことをしてはいけない」と前を向く。リーグ戦の残り2試合。セレッソは、J1昇格という今季最大の目標が懸かるプレーオフに向けてポジティブに挑める雰囲気を、自らの手で作り出していく必要がある。
シュート数
7
8
- 作田 裕次(1)
- 秋葉 勝(1)
- 星野 有亮(2)
- 田中 パウロ淳一(1)
- ジャーン モーゼル(1)
- 辻 正男(1)
- 山下 達也(2)
- 小暮 大器(1)
- 山口 蛍(3)
- エジミウソン(1)
- 関口 訓充(1)
ゴールキック
11
5
コーナーキック
5
5
直接フリーキック
11
11
間接フリーキック
2
3
オフサイド
2
3
ペナルティキック
0
0