明治安田生命J2リーグ 第7節

2015.4.11 (土) 16:04

キンチョウスタジアム

入場者数:10,290人人

セレッソ大阪
ツエーゲン金沢
  • 佐藤(38')
  • 清原(77')
0-2
0-1 0-1

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 3 染谷 悠太
DF 14 丸橋 祐介
DF 23 山下 達也
DF 30 椋原 健太
MF 2 扇原 貴宏 67
MF 5 長谷川 アーリアジャスール
MF 6 山口 蛍
FW 7 パブロ
FW 10 フォルラン
FW 18 カカウ

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 33 茂庭 照幸
MF 11 楠神 順平
MF 16 安藤 淳
MF 17 酒本 憲幸
MF 32 関口 訓充
FW 20 玉田 圭司 67
監督 パウロ アウトゥオリ

ツエーゲン金沢

GK 31 原田 欽庸
DF 15 辻尾 真二 75
DF 5 太田 康介
DF 3 作田 裕次
DF 4 チャ ヨンファン
MF 7 清原 翔平
MF 30 秋葉 勝
MF 8 山藤 健太
MF 24 大槻 優平 69
FW 10 佐藤 和弘 86
FW 13 水永 翔馬

サブ

GK 21 大橋 基史
DF 2 阿渡 真也
DF 27 廣井 友信 75
MF 25 星野 有亮 69
FW 9 辻 正男
FW 14 金子 昌広 86
FW 49 田中 パウロ淳一
監督 森下 仁之

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・内容は悪くなかった
    ・サイドチェンジを積極的に使っていこう
    ・ミスに気をつけよう
  • 【試合後】


    「まず、ツエーゲン金沢を称えたいと思います。
    しかしながら、前半の戦い方は私が見る限り今シーズで一番内容の良かった前半だったと思います。
    相手は非常に堅い守備を誇るチームでしたけれども、その中でも前半はしっかりとスペースを作り、そして特に右サイドを中心に、かなりえぐってからのクロスというのが多く出ていたので、得点につながってもおかしくなかったというシーンは数多く見られたと思います。

    残念ながら後半ですけれども、相手がリードしていたということもあって我々は焦りもあり、相手にとってやりやすいサッカーをしてしまったかもしれません。
    失点に関して言えば1点目は非常に見事なミドルシュートだったとは思いますが、(セレッソに)メンタル的に隙の出た時間帯だったと思います。
    後半、これまでの試合でメンタルの強さというのを出してきたたゲームが多かったのですが、今日は前半にできていた”やるべきこと”というのが、後半出せなかった部分でメンタル的な課題が残ってしまったゲームになったと思います」

    Q : 後半の選手起用についての見解を教えてください。
    「 意図ですけれども、ゲームの流れを見ていると「交代の必要がないゲームの流れではないか」ということで交代は一人しかしませんでした。
    中盤の選手を外して玉田選手を投入したわけですが、なかなか前半のような形というのが最後まで出せずに終わってしまいました。
    素早いサイドチェンジを対応しながら、特に右サイドでのトライアングルというのは非常に機能していたと思うのですが、後半は個人の問題ではなくチームとしてやるべきことができなかったともいます。
    その中で一人、二人の選手を交代することで解決できるものと、解決できないものがあると思いますので、その流れを考えたうえで交代しないという選択をしました。
    2失点目をしてから課題の残るゲームという部分も出てしまったかなと思っています」

    Q : 前半のいいサッカーがなぜ後半できなくなったのか?失点によるものなのか、メンタルなものなのか聞かせてください。
    「 前半は本当によかったです。先ほどから何度か言っていますが相手は守備の固いチームでしたし、最終ラインの4人は基本的に攻撃に参加しないというような守り方をされてましたけれども、意図的にスペースを作る動きが我々はできていたと思います。
    後半、スペースを作る動きというのがうまく出せなかったという部分が大きな要因だったと思います。
    さらには、おっしゃっている通り、失点をしてしまった後からメンタル的な部分で少し落ち込んだ部分が見えたので、ハーフタイムでまず「しっかり修正しよう」という意図で話もしましたし、これまでは後半しっかりと立て直す事が出来ていた試合が続いていたんですけれども、今日は残念ながら立て直せなかったという流れでした。
    一言でいえば、前半は今シーズン最高のゲームでしたが、後半それを続けることができなかったという流れでした」

選手コメント

  • フォルラン選手
    「向こうが守ってくるのは知っていたが、1点取られて難しくなった。
    (Q.前半、攻め疲れみたいなものは?)それはない。点を決めようと思っていたが、先に1点取られて展開が難しくなった。
    (Q.サポーターからブーイングされたが)サポーターは勝ってほしいと思っている。負けたときにそうなるのは仕方がない。勝つことでみんなに喜んでもらえると思っている」

    扇原 貴宏選手
    結果的には相手の思惑通りの展開になったと思います。良い攻撃は出来ていても点が入らなくて、相手はワンチャンスで決めるという相手の狙い通りの展開に持って行かれたと思います。後半も自分たちが攻めても固められて、なかなか良い攻撃ができなかった。自分たちも間延びしてしまっていた。本当に相手の思惑通り、隙あらば2点目という形になってしまった。完敗ですね。前半のあのタイミングで失点してしまってリズムが崩れましたけど、後半はもうちょっと焦らずやらないといけないですね。自分たちが焦らずやれば、前半のように形が作れますしチャンスも作れると思ったので、負けているからといってそんなに焦る必要はなかったかなと思います。攻撃はずっと同じリズムだったので、相手も守りやすかったと思います。まだ1敗しただけで、シーズンは長いので、ここでネガティブになる必要はないですし、上との勝点は離れましたけど、これから自分たち次第でどうにでもなると思いますので、しっかりと気持ちを切り替えてやっていけたら良いと思います。

    椋原 健太選手
    前半の入りは監督も褒めていましたけど、点が取れていないので、ホームだし、結果が全てだと思います。相手の決定機はやられた数とあと数本くらいしかなかったので、そこを守れなかったという僕たちの実力の無さだったと思います。いつもやっていることをやっているだけで、特に変わったことはやっていないですけど、ただ失点して引かれた相手に同じ事をやっていても無理ですし、みんなどんどん足下に引いてきてしまって、クロスを上げる時に中の選手がいなかったりということはあります。でも、2失点して崩せなかったということはしっかり真摯に受け止めて、また来週からやっていくことですね。

    山下 達也選手
    点が取れていたら流れは変わっていたかも知れませんが、そういうときもあるので、ディフェンスが耐えられなかったのが課題です。前の二人は結構上手かったので、警戒してやってました。僕らのチームの力不足かなと思います。今までの流れから後半は点が取れるかなと思っていましたが、結果がでなかったので、こういう時に限ってチームは崩れがちになると思いますし、ベンチのメンバーにも上手い選手、経験豊富な選手がいっぱいいるので、こういう時にバラバラにならないようにするのが大事かなと思います。ディフェンスとしては、あのようなしょうもない失点はしたらアカンと思いますけど、良かった点もいっぱいあるので、そっちを生かして行ければと思います。

    玉田 圭司選手
    前半も良かったというか、相手に持たされていた時間帯が多かったと思う。それは相手の戦術だと思う。そういう中で一発を狙っていたのを決められてしまった。後半はアップしていたので余り見てないのですけど、うちのミスが続いて相手が気持ちよくサッカーをやっていたのじゃないかなと思います。自分が入ってからも思ったけど、相手の想定内の中でサッカーをやっていた。それじゃ崩れないし、相手の考えていること以上のことをしないと自分たちのサッカーは出せないし、そうしないと自分たちが優位にサッカーを進めることはできないと思う。いつかは負けると思うけど、これを教訓にしていかないと、この1敗は大きいと思う。

    長谷川 アーリアジャスール選手
    前半はうちのペースだったと思いますが、あれだけ攻撃していた中での最後の最後で相手に点を取られたというのは、相手にとってはやりたいサッカーをやれたのかなというイメージでした。ただ、後半の入りからまた前半の入りと同じようにしようという話をしていましたし、その中で1点取っていたら間違いなくチャンスはあったと思います。相手も必死で守ってくるチームだったので、なかなかこじ開けられないままPKという形で2失点目をしたというのは、試合の流れ的に考えれば前半にしっかり1点をとるか、取られず0−0で終えなければいけなかったのかなと思います。サイドからも中央でも良い攻撃が出来ていましたが、点が入らないで決められると、どの相手でもこういう展開になるというのはみんなも思っていると思います。本当に強いチーム、上に行くチームは悪い中でも失点しなかったり、勝点1や3を取れるので、まだまだそこは足りない部分だと思います。ただ今までやってきたことは今日の前半を見て貰っても分かるように良いサッカーができていたので、あとはほんのチョットのことだと思います。そこを切り替えるだけだと思います。負けてしまったことはしっかり受け止めて、この試合を次に生かさないと意味がないと思うので、次の試合まで1週間あきますし、切り替えてやるしかないと思います。

    染谷 悠太選手
    前半の入りは良かったにしても、結果は負けているので、点が取れなかったと言うよりどちらかというと耐えられなかった方が大きいかなと思います。相手の選手の競り方は上手かったと思いますが、怖い印象はなかったです。ただ、競った後のセカンドボールのところのリスクとかが欠けていたのかなと思います。どちらかというと攻めさせられている感じがあったので、監督も言ってましたけど後はリスクを考えていました。細かくつないで不用意に奪われて相手のボールになるというところでも、うちの選手は上手さがあるので、そのバランスのところを意識してやっていました。耐えられれば負けないので、そこにこだわってやっていかないといけないですし、今日みたいな形で勝点を取りこぼすのは非常に勿体ないので、またしっかりと修正してやっていきたいと思います。健太(椋原選手)とかが上がってシンプルにクロスを入れるというのを相手は嫌だったと思うので、チーム全体として今どのように攻めていくのかオーガナイズができたらもっと良くなると思います。それは中でやっている選手が声をかけながらやるしかないし、サッカーなので相手の嫌がることをやることがすごく大事だと思うので、そういうところを後から声をかけてやっていきたいと思います。リードされるというのが1つの問題だと思うので、そこをいかにゼロで抑えられるかというのが長いリーグ戦を戦っていく上で大事なので、まずは前半をしっかりゼロで抑えて、尚かつ後半もゼロで抑えることにこだわってやっていかないと、拮抗してきたところで痛くなっていくと思います

    キム ジンヒョン選手
    何にもないところで1点入れられたので、もっと我慢出来るはずだったのに、簡単に失点することで相手を乗せてしまった。後半は足が止まってしまったり、裏ばかり狙ったボールが多かった。相手はディフェンスが堅く、失点もあまりしていないので、どうすれば崩せるかもっともっと考えてやらないといけなかった。手がやりたいサッカーをやらせてしまったのが今日の負けの結果になったと思います。
    これまでの試合でもほとんど相手が引いて守ることが多かったので、良い選手が揃って、なんとなく出来るんじゃないかと思うより、もっと自分たちがどうやって崩すか考えながら、もっとチームのことを考えてやっていきたいです。今日は6試合負けていない中、ホームで負けてしまって、サポーターに本当に申し訳ないと思っています。金沢は今年J3から上がってきたのに、これだけやれるというのは強い気持ちで臨んでいると思うので、それに負けずにもっと自分たちも強い気持ちで入らないとどこのチームにも簡単には勝てないと思います。

    パブロ選手
    まずキンチョウスタジアムで初めてプレーできて良かったです。雰囲気は最高に良かったと思います。残念ながら勝利をおさめることができず本当に悔しいです。前半は今シーズン最高の出来だったかも知れません。シーズン始まってから一番内容のある前半だったと思いますが、ゴールがなかなか入らなかった。相手は前半おそらく唯一のチャンスをしっかり決めたという流れだったと思います。その後は守備をしっかり固められた。相手は、先制後はディフェンスを重視した闘いだった。その後PKを与えてしまって、より難しい試合にしてしまった。本当に前半は相手を圧倒する内容だったし、多くのチャンスを作れた。ボールもしっかりつなげていたけど、残念ながらゴールに入れられなかった。後半2−0になってからは厳しい試合展開になってしまった。相手の全員がハーフウェイラインから自陣で守るように徹底されていたました。流れとしては私たちの方がはるかに多くのチャンスを作れていたけど、私たちのミスからのワンチャンスを決められた。シュートとしては相手のゴールでしたけど、非常に素晴らしいものでした。気持ちを切り替えて、J1に居るべきチームだと思うので、これで下を向くことなく闘いを続けたいと思います。

試合後記

  • 金沢の術中にハマり、ホーム・キンチョウスタジアムで、痛恨の今季初黒星

    今季初となるキンチョウスタジアムでの一戦に臨んだセレッソ大阪。しかし、結果は0-2と、初対戦の、今季J2に昇格してきたツエーゲン金沢に敗退。今季初めて無得点試合に終わっただけでなく、ホームで痛い、シーズン初黒星を喫した。試合終了直後、スタジアムの大部分は何とも言えない静寂に包まれ、その後、挨拶に回る桜色の戦士たちには、一部のセレッソサポーターからブーイングも浴びせられた。一方、金沢は4連勝で、セレッソと入れ替わって4位に浮上。貴重な2点目を決めた清原祥平は、6得点とし、得点ランキングトップタイをキープした。

    ただし、試合に関しては、「今日の前半は今季最高のゲーム」とパウロ アウトゥオリ監督も述べるように、セレッソが序盤から敵陣で攻勢を仕掛け、いつ得点が入ってもおかしくないような雰囲気ができていた。コイントスで金沢がエンドを選択し、セレッソが前半から桜色のサポーターに向かって攻める形となったが、逆にその圧倒的な声援を目前にして、一気呵成に攻め立てた。「前半は素早いサイドチェンジを多用しながら、特に右サイドでのトライアングルというのは非常に機能していた」(アウトゥオリ監督)、「サイドからも、中央でもいい攻撃はできていた」(長谷川アーリアジャスール)。そのなかで、16分と17分には3試合ぶりの先発となったパブロに、31分にはカカウに、33分には椋原健太の右クロスに合わせた丸橋祐介に決定機が訪れる。しかし、17分のパブロのヘッドがGKに防がれ、それ以外も枠を捉えることができない。

    すると、「メンタル的に隙の出た時間帯」(アウトゥオリ監督)に形勢が一気に変わってしまう。38分、セレッソがCKから立て続けに攻勢を繰り出した直後のことだった。金沢GK原田欽庸のゴールキックから、金沢FW水永翔馬にヘッドで競り勝たれると、セレッソDFが寄せきれないうちに、金沢の10番、FW佐藤和弘に豪快に左足を振り抜かれ、GKキム ジンヒョンの手の届かない、絶妙なコースにゴールを決められてしまった。「(水永)翔馬くんに競らせて、そのこぼれ球を、裏に抜けたときに拾えるようにと思ってやっていて、それがいいところに転がってきた」というのは、殊勲の佐藤。この2トップの『形』に持って行かれたことが、セレッソとしては誤算だった。

    前半の失点も、セレッソとしては今季初。これまでなら、前半を無失点でしのいで後半勝負に持ち込めたが、焦りから、この試合ではその後、後半にかけて攻撃が単調になっていき、「攻めさせられている感じがあった」(染谷悠太)。さらに、77分にはPKで2失点目も献上。これで相手をさらに楽にした。一方で、金沢を崩しかけたシーンは、この日、チャンスを演出するプレーが際立っていたフォルランのクロスから途中出場の玉田がゴール前でヘッドを合わせたところと、同じく再三好機に絡んだ椋原のクロスにフォルランが飛び込んだシーンの2つ。しかし、前者は枠をわずかに外れ、後者は金沢DFの粘り強いブロックの前に、シュートに至らなかった。

    また、金沢側から言わせれば、「前半を耐えたこと、我々が先に1つ取ったことで、より自分たちがその後にやることが明確になった」と、森下仁之監督。「(セレッソの後半は)比較的前線の選手が止まってしまったというか、動きのないなかで、長いボールが多くなったので、自分たちは跳ね返しやすかったというか、守備は対応しやすかった。予想していたというよりは、少し動きが止まってくれて、自分たちにとっては有利になった」。まさに、相手の思うツボに、セレッソはハマっていった。「ゲームの流れというものがあると思うので、その流れを考えたうえで、交代をしないという選択をした」と、玉田投入以外は、ピッチにいるイレブンにすべてを託したアウトゥオリ監督だったが、その采配も実を結ばなかった。

    「相手の想定内のなかでサッカーをやっているというか。それじゃ、やっぱり崩れないし、相手の考えていること以上のサッカーをしないといけない」と課題を口にしたのは、玉田だ。「いつかは負けるとは思うが、これを教訓にしていかないと(今後)この1敗は大きいと思う」と、危機感を募らせる。長丁場のなかでは、『たかが』1敗なのかもしれない。しかし、『されど』1敗。セレッソに勝つためのお手本のようなサッカーを、組織力が高く快進撃を続ける金沢に見せつけられたなか、経験豊富な20番もコメントするように、この1試合から学ぶべきものは大いにある。J1復帰に向けて、もう停滞は許されない。

シュート数

17 9
  • 丸橋 祐介(1)
  • パブロ(6)
  • フォルラン(3)
  • カカウ(4)
  • 玉田 圭司(3)
  • 辻尾 真二(1)
  • 太田 康介(1)
  • チャ ヨンファン(2)
  • 清原 翔平(1)
  • 佐藤 和弘(3)
  • 水永 翔馬(1)

ゴールキック

8 23

コーナーキック

4 2

直接フリーキック

10 8

間接フリーキック

2 3

オフサイド

2 2

ペナルティキック

0 1