愛媛FC
GK | 1 | 児玉 剛 | |
DF | 14 | 玉林 睦実 | |
DF | 23 | 林堂 眞 | |
DF | 4 | 西岡 大輝 46' | 77 |
DF | 2 | 浦田 延尚 | |
MF | 5 | 藤田 息吹 | 64 |
MF | 27 | 小島 秀仁 | |
MF | 17 | 近藤 貴司 | 59 |
MF | 39 | 内田 健太 | |
FW | 10 | 瀬沼 優司 | |
FW | 20 | 河原 和寿 |
サブ
GK | 21 | 曵地 裕哉 | |
DF | 24 | カン ユング | |
DF | 25 | 村上 佑介 | 77 |
MF | 8 | 吉村 圭司 | |
MF | 9 | 安田 晃大 | 64 |
MF | 37 | 白井 康介 | 59 |
FW | 11 | 表原 玄太 | |
監督 | 木山 隆之 |
監督コメント
-
【ハーフタイム】
・セカンドボール、球際、切り替えの攻防に負けないこと
・後半の入り方に注意しよう -
【試合後】
【監督会見①】
https://youtu.be/-4Vg2nR2Gns
【監督会見②】
https://youtu.be/BUCcTEpbgoE
【監督会見③】
https://youtu.be/Q8T5SLsUCLo
【監督会見④】
https://youtu.be/r6qDz2q54ls
【監督会見⑤】
https://youtu.be/xb-bkfn1wDI
前半は愛媛の勢いが非常にあり、守備のバランスによりサイドからの数的有利の攻撃で何度かチャンスが作られましたが、最後までプレスバックしてそういう場面もあるという中で、ある程度バランスは良くなってきていました。何回かチャンスはありましたが、内容はともかく決定的なところを決めないと非常に苦しい流れになると思いながら見ていました。
一発勝負なので前半は長いボールが多かったのです。後半はボランチとサイドチェンジを入れて厚みのある攻撃がある程度できましたが、アタッキングサードの精度、決定力は課題が残りました。
次は勝ちに行くというメンバー構成とアタッキングサード、グループで崩すところや個人の決定力を含めて、残り時間が少ないですがトレーニングをしっかりして準備します。本日も多くのスポンサー、ファン、サポーターが応援してくださいましたが、皆さんと最後の試合をしっかり戦いたいと思います。
Q:もちろん勝ちに行っていると思いますが、どこかの段階で引き分けでもいい推移はありましたか?最後まで勝利でしたか?
「中澤を入れるまでは何があるのかわからないので勝ちにこだわっていました。
メンバー交代が効率よくピッチに現れたかは別問題として、愛媛も最後にGKを上げたり、思いっきりのクロスもしくはセットプレーがキーワードになるかと思っていました。疲れの見えた田代は守りを考えると交代し辛かったですが、中澤を入れるまでは、セットプレー以外でどうにか1点をもぎり取りたいという意識は私自身あったし、みんなも表していたと思います。お互い疲れているところにパスのズレやコンビネーションのズレなどがあり、後半は丸橋が結構フリーになったり、パブロが入って3バックが引っ張られるなど先手が打てる場面があれだけあったのに、抉ったりディフェンスラインの裏で勝負するというところを彼自身がやってくれるともっと増えたかなと思います。
田代が戦い続けてくれたことにより3バックはかなりダメージが効いていたかな、と思います。裏に出られた中で決めきれないと「まだあるんだ」というのが当然の試合の流れだったかなと思います」
Q:ボランチに扇原選手ではなく橋本選手を起用した理由は?
「全員がコンディション、メンタルを上げていこうとしている中で、累積で2試合出ていなかった試合感やスピードがまだ乗り切れてない部分があったのと、最終戦(11/23東京戦)の勝てた勢いをピッチの中に残したいと思い、最後まで悩んだし決勝も悩みますが、福岡のやり方を見極めて最後は決めたいと思います」
Q福岡は非常に守備も堅いチームで勝たなければいけない状況ですが、一番必要なものは何だと思いますか?
「この試合はバランスを崩してまで(ゴールを)取りに行っていないです。
いろいろな選択肢がありましたが、試合展開によって今までのベースをメンバー交代しながらピッチに表しましたが、決勝が今日の愛媛のようにバランスを崩しても果敢に取りに行くことは必要ですが、カウンターが得意なチームであるがゆえにある程度ベースを持ちつつ、そこの勇気を持ったチームとしてのやり方が求められる試合だと思います。
今日の試合展開では出せなかったですが、全く違うシチュエーションの試合になると思うので勇気を持って戦いに行きたいと思います」
選手コメント
-
丸橋 祐介選手
相手が来るのは分かっていたので、耐えて、チャンスがあれば攻めきるということを徹底してやっていた。とりあえずゼロで抑えられたのは良かったです。チャンスは作れていたので、あとはフィニッシュの精度を上げるだけです。練習から突き詰めてやっていきたいです。切り替えて次に向けて良い準備をしたいです。
山口 蛍選手
次は勝たなくちゃいけないというよりも、今までやってきたことをそのままやるだけだし、それでチャンスを作れているので、そのチャンスをしっかりモノにするかどうかというところに掛かってくると思う。勝って上がりたかった。
田代 有三選手
前半はチャンスというチャンスがなかったですが、後半は立ち上がりから結構チャンスもあって、自分自身は決めきれなくて、最後は危ないシーンが結構多くなって、後が踏ん張ってくれたので本当に感謝しています。
難しさはそんなに感じませんでしたけど、最後の最後でみんなが本当に守り切ってくれたので、次は点を決めてチームに貢献したいです。
次は勝ちしかないので、もっとアグレッシブにやっていけば点は入ると思います。
良い形は作れているので、自分自身最後の精度を高めて、決めなきゃいけないところで決めないといけないので、今日は引き分けで良かったですけど次は勝ちが必要なので、勝ちをたぐり寄せるゴールを決めたい。1週間良い準備をして臨みたいです。
福岡はずっと連勝してて・・9連勝くらいですかね。でもなかなか続くもんじゃないし、僕らはそんなに意識せずにやれば良いと思う。失うモノはないので、ゴールを決めて勝つだけです。
最終節と今日はゼロで抑えられたので、あとはゴールだけだと思う。ゴールできればすごく良い流れになると思う。今日はなんとかクリアできたので、次はみんなで1つになれば勝てると思います。
みんな色々と苦労してきた分、最後に掛ける思いはあると思う。
次もホームみたいな雰囲気で絶対にできると思うので、サポーターの後押しを受けて絶対に勝ちたいと思います。
玉田 圭司選手
前半ちょっと様子を見たような部分もあったので、後半はその辺を考えを変えて少し前に送ることによって自分たちが主導権を握ってやれたんじゃないかなと思います。なかなか点が取れていないので、次の福岡戦は絶対に点を取らないといけないという状況だし、とにかく前線中心にやれることをやりたいと思います。
今からテクニックを磨くのは難しいことだから、細かい精度であったり、ひとりひとりの意識であったりとかを高めることだと思う。
決めなきゃいけないという意識もあるんだけど、チャンスも作りたいというところもある。最後は自分も決めたいというのはあるので、より一層そういう意識を持ってやりたいです。
(セレッソで玉田選手がゴールを決めた試合は勝つことが多いです)じゃあ決めないとね!
福岡戦は今年1分も出ていないので、外から見た感じだと手堅いというチームだと思うけど、ホームで見た時は自分たちが主導権を握りながらというところだったので、決めれば勝てる試合だったと思う。とにかく自分たちが点を取るという意識を持ってやりたいです。
キム ジンヒョン選手
みんな最初から得点を取りに行ったし、引き分けのことはあまり考えていなかった。得点を取って勝つゲームをしようと。チャンスもありましたし、自分自身としても引き分けは思っていなかった。ただ、失点さえしなければ(決勝に)上がれるというのもあったので、まずは失点しないという強い気持ちだった。この大事な試合は、1つのミスが失点につながるし、1点勝負だと思っていた。そのイージーミスをなくしてやっていけば、失点はやられないと思ったし、そこはできたと思う。(最後の相手のパワープレーもしのいだが?)自分たちも点を取れるはあったし、そこでゴールできなかったら、最後はああなると思っていたし、みんな予測できていた。最後の最後まで、立ち上がり以上に集中していたし、クニくん(関口訓充)、タマさん(玉田圭司)、(楠神)順平、(田代)有三さんとか、みんなが前からあれだけ走ってくれているのを見たら、後ろはも絶対に気を抜けないし、だから集中できた。最後の形も予想できたので、しっかり守り切れたと思います。(スタジアム入りする際から熱く声援を送ってくれたセレッソサポーターについて)ホームだし、サポーターも多かったし、力になりました。ただ、サポーターのために勝ちたかったし、もっともっと気持ちを伝えたかった。(次は勝たなければいけない試合だが?)次も今日みたいになると思うが、しっかり後ろが守れなかったら、点を取っても意味がない。守備はしっかりとやられないようにしていきたい。
山下 達也選手
最後冷や冷やする場面は多かったですが、(登録メンバー)18人、そして、ベンチ外の選手たちも含めて、みんなでこの1週間、こういうような、究極に危ないシーンも乗り越えるために、みんなまとまってきたので、それが(J1昇格プレーオフ決勝進出に)つながったと思います。(練習での準備が実を結んだ?)その辺は、試合中、意識はなかったですが、とにかく必死で、でも、あとは冷静に、しっかり周りを見て、後ろは耐えようと思ってやっていました。DFとして失点ゼロというのは一番うれしいし、しかも、相手が(攻めに)来ているなかだったので、そこは仲間に感謝したい。(1年前の今日は、J2降格が決まった日でした。この1年やってきたなかで、想いもあったと思うが?)このスタジアムで昨年(J2に)落ちて、今日も最後危ないシーン、コーナーキックになったシーンとかいっぱいあって、どうしても嫌なことが頭によぎりましたが、みんなで声を出して、なんとか守り切れたし、あの悔しさを忘れないように、しっかりと次の試合で勝って、またここで笑って終われるようにしたい。(スタジアム入りする際から熱く声援を送ってくれたセレッソサポーターについて)1年間通して(サポーターの応援は)伝わってきていますし、なんとかその期待に応えられるように頑張りたい。
エジミウソン選手
前半は相手のほうがチャンスはあったと思いますが、後半になって自分たちは違う形で入ることができ、同点でしたが、(レギュレーションにより)自分たちが勝ち上がることができてうれしい。愛媛さんといい試合ができたと思う。あとはここからの1週間、しっかりトレーニングをして、次は勝たないといけない。もう勝利しかないので。そして、自分たちがチャンスを決めて、J1に昇格しなければいけない。(チーム全体的に最後まで体を張って、ハードワークできていたが?)ラスト10分は本当に難しかったが、試合に出たときは自分の全力を出してプレーしました。次もみんなでいい調整をして、ベストを尽くしていきたい。(スタジアム入りする際から熱く声援を送ってくれたセレッソサポーターについて)いろんな日本のクラブでプレーしましたが、日本のサポーターは素晴らしいし、サポーターの存在は大きい。セレッソのサポーターも自分たちのことを信じて応援してくれている。次の試合はもっとサポーターが来ると思うし、チーム全員、サポーター全員で一丸となって、勝利をつかみ、幸せな気分でいられるようにしたい。(髪の色を変えた効果もあった?)そうだね(笑)、変えて幸運だったね! 2011年の浦和のときにも金髪にして、3-0で勝ったんだ。今日も前進できたし、この1週間もいい流れを続けていきたい。トレーニングから気合いを入れて、そこからJ1に向けて、調整をして、勝利して、みんなで勝利の喜びを分かち合いたい。
関口 訓充選手
いつものスタジアムの緊張感とはまた違うところもあり、プレーオフならではの、久々に緊張感のある試合になったので。立ち上がりについては、チームとしてもっと機能できて入れればよかったなというのはありましたが、そのなかでも耐える時間帯をしっかり耐えたし、攻撃に行くときも速攻と遅攻で分けてやることもできました。そこはチームとしてできたと思います。(前半、相手が勢いあるなかでも、しっかりカバーして、失点せずにできていたが?)相手はどうしても得点を取りに来なきゃいけないので、ああいう展開になりましたが、そのなかでもみんながプレスバックして、ハードワークして戦えたのは非常によかったこと。次は立場が(愛媛のような形で)自分たちは戦わなければいけませんが、相手ゴールをこじ開けて得点をとらなければいけない。この1週間、休むべきところはしっかり休んで、来週すべてが決まると思うし、全力でやっていきたい。(愛媛に走り負けなかった印象があるが?)愛媛はワイドの高い位置に選手をおいて、(浦和)レッズや広島みたいなスタイルでやって来るチームだったので、その分、サイドの守備におわれる時間帯もありましたが、そのなかでもボールをとったときの飛び出しとか、相手に攻撃だけでなく守備もやらせることができ、そのあたりはよかったところだと思います。(スタジアム入りする際から熱く声援を送ってくれたセレッソサポーターについて)勇気づけられたというか、自分たちを信用して1年間応援し続けてくれたサポーターだと思うので。そこに応えなくてはいけないし、自分たちもこのピッチでサポーターに感謝の気持ちをこめて、次のラスト1試合、しっかり勝って、J1に昇格したいと思います。
中澤 聡太選手
何分だろうと、その(出番の)ときに懸けていたので、最後コーナーキックが自分のところに来たし(そこでクリアできた)。自分のできることをやり続けるだけです。ただ、久々に緊張しました(苦笑)。(普段とは違う雰囲気だったか?)いや、そこまでは。みんな地に足は付いていましたし、違和感はなかったと思います。ただ、次はまたちょっと違うというか、僕らが(勝ちに)いかなきゃいけないので。今日もそうでしたが、受けずに、もっと今度はチャレンジャーとして向かって行ければ、相手も嫌がると思うし、そこにドラマは待っていると思います。(スタジアム入りする際から熱く声援を送ってくれたセレッソサポーターの気持ちも感じたのでは?)長崎のアウェイ戦の後、サポーターがバスに対して、野次じゃなくて、すごい応援のコールを送り続けてくれて、それがすごい印象的でしたし、あそこから、監督は変わりましたが、試合前や前日からもすごい(勝利への雰囲気を)作ってくれているので。ラスト1試合、また一緒にやりましょう! 戦いましょう!
橋本 英郎選手
前半にもうちょっと僕らに攻撃的な部分が出せたら良かったですけど、立ち上がりは相手のペースで進んでしまった。
なかなかしっかり繋いだりとか、そういう思い描いてる形にはならなかった。
その中でも前半チャンスを幾つかあったので、ああいう所で決めれば雰囲気も変わっていたと思う。
後半の立ち上がりは、案外僕らのペースで押し込んだところでプレーはできていたのですけど、そこでも点が取れなかったことで、最後相手があれだけ押し込んでくる、失点しても枚数を増やして攻めてくると、僕らもどうしても勝たなくても上がれるというところが出てしまうので、相手のやってくることに対して合わせてしまった。
次の試合は僕らが勝たないといけない状態になるので、その辺はスッキリと、逆に愛媛が最後にやってきたことのようなのを僕らもやらないといけないと思います。
(その攻撃を守り切れた要因は?)球際のところで今までにない頑張りが多少出てくるようになったのと、1人がやられても次の人がカバーする意識が強くなったので、余り他人任せにしないことが増えたと思う。
後半は僕が少し前に上がって人数が増えたことで相手の陣地で、ホタルがフリーで落ち着いて時間が作れたりとか、そういう形も増えたので、その辺は次の試合で相手がどういう形で来るか分かりませんが、押し込んだ形でやっていって、決定機の数を作らないと。
数を作ったらフォワードもそれの一つでもという感覚になれると思う。
今日もチャンスの数は作れていたので続けられるように頑張りたいです。
僕はシーズン中、余り試合に出ていなかったし、前のヴェルディ戦からの流れもあったと思うので、自分のできるところまでやって、後は次に入って来る選手が活躍してくれると思う。
残り1つ、変な話、やっとチームになったという感覚がみんなの中にもあると思うので、みんなで戦って、みんなでカバーして、そういう意識が強くなっていると思う。
後1週間、逆に練習を楽しくてきるんじゃないかなと思う。
最後は、全然関係ないところで滑って転んで足が攣ったのですが、そんなに激しい攣り方じゃなかたのでできたのですが、転開的に放り込んでくる形になったので、ソウタ(中澤)が用意しているのを見ながら、面白いなと思った。(笑)
次は、今日のようにこぼれ玉を拾われて2次攻撃をされないようにと、先制されると2点取らないといけなくなるので、その辺のバランスは大事に考えないといけない。
その辺りは監督が思い描くことと選手が一致した形で戦うことが大事だと思う。
茂庭 照幸選手
(本当に激しい、厳しい試合を乗り切り、決勝へ勝ち上がったが?)こうなることは分かっていたし、その準備をしっかりしてきたので、いい結果が出てよかったです。(試合では愛媛の厳しいプレッシングもあったが?)強いし、いやらしいチームだなと思ってやっていましたが、そんなことを言っても、僕らも負けるわけにはいかないし、しっかり舞洲でやってきたことを出せたと思います。みんな最後まで身体を張ってくれたし、センターバックとしてもすごく助かりました。(今日は失点しなければ勝ち上がれるという意識だった?)それはありましたが、あまり考えず、笛が鳴ってから結果0-0で上がれたということだけであり、試合前には俺もセットプレーで1点決めてやろうと思っていたし、チャンスがあれば前に行ってやろうと思っていたし、誰しもがみんなそう思っていたから、最初から引き分け狙いという試合展開には見えなかったと思うし。やっている側もそうは感じなかったというか、引き分け狙いで力を抜いているなというのはなかったし、みんな前にぐいぐい行っていたから。そういうところで、ハシさん(橋本英郎)とか最後、足をつっていましたが、ああいうのって、シーズンを通して、あまりなかったシーンだったので。そういう意味では、ここへ来て、すべてを出し切る、そして、次の選手へバトンを渡すということですよね。それが相手にとって脅威だし、セレッソにとってプラスになるので。ベンチに本当にいいメンバーも揃っているし、誰が出てもいいと思うから、そういった意味でも、みんなが全力を出して、それでダメならしょうがない。出さないで何も変わらなければ、ピッチに立つ資格はないと思うし。生きる場所なので、次はそういうところ(すべてを出し切ること)を全面に押し出していきたい。(スタジアム入りのときからの応援など、サポーターの想いも感じたのでは?)すごく強烈に肌で感じましたよ! 相手にとっても脅威になると思うし、僕らには励みになるし、会場がそうやって一体となって相手に圧力をかけてくれれば。12番目の選手というのは、やっぱりそういうところだと思うし、次の試合も、もっともっと(サポーターがスタジアムに)入ってもらって、福岡にもっともっと圧力をかけてほしい。
田中 裕介選手
(勝ち上がれて)本当によかったです。途中からは0-0のゲームかなと切り替えて、チャンスはあったんですが、なかなか入らなかったので、そういう日もあるかなと。後ろはとりあえずしっかりしていれば、勝ち上がれることは分かっていたので、しっかりと声を掛け合ってやっていました。(前半のピンチを2つ連続で止めたところなど、本当に身体を張って守っていたが?)あれも読みが当たったというか。相手は最初、勢いがあったので、どうしてもゴール前のところに来られてしまったけど、そこでしっかり集中して対応できたことがよかった。ただ、あそこで(得点を)上げられちゃうと、ウチもバラバラになっちゃう可能性もあったので、前半失点ゼロというのはよかったです。(後半は立て直せていたが?)経験ある選手もセレッソには多いし、相手も多少勢いが落ちたところもあったので。最後、時間はむっちゃ長く感じましたが……(苦笑)。そのなかでも落ち着いてやれていたと思います。多少、最後のパワープレーのところでズレがあって、コーナーキックを与えてしまったが、それ以外は落ち着いてやることができたと思います。(スタジアム入りのときからの応援など、サポーターの想いも感じたのでは?)サポーターの想いは十分に僕らも分かっているので。あとは残りひとつ、しっかり頑張りたいです! ホームでできるし、勝たないと上に行けないので、そこをしっかりやりたいです。しっかり準備していきたいと思います。
楠神 順平選手
こういう試合になるのは分かっていたし、ほんまにみんなが一丸となって戦うことができました。危ないシーンもありましたが、そこで点を取られなかったのは、チームがまとまってきているからだなと思います。(愛媛は手強い相手だったが?)本当に固くしっかり守ってきたので、なかなか攻め崩すのは難し勝ったですが、後ろがしっかり守ってくれたので、それは本当にDF陣に感謝したいです。(前半厳しい時間が続くも、後半には立て直せてチャンスも作ったが?)本当は前(攻撃陣)が得点をとって、後ろ(守備陣)を楽にしたかったのですが。これから次の試合まで1週間あるなか、次は点を取って勝たなきゃいけないし、もう1週間しっかり練習して戦っていきたい。(次は最後の1試合で、ホームとして使ってきた長居で試合ができるが?)今日もバスが入るときからすごくいい雰囲気を作ってくれたし、本当にこの環境でサッカーができることが、本当に幸せなことだなと思いながら試合ができたので。本当にサポーターの人たちの力があるんだなと、思いました。(東京V戦、愛媛戦と、チームの力や勢いが上がっている感じはするか?)チームがまとまってきているのはありますし、こういうしんどい試合をしっかりと乗り越えられたというのは、でかかったなと思います。
試合後記
-
激闘の末のスコアレスドロー。チーム一丸となって、執念でプレーオフ決勝行きを勝ち取る!
明治安田生命J2リーグ戦のレギュラーシーズンを4位で終えたセレッソ大阪は、J1昇格への残り1枠をかけた戦いとなるJ1昇格プレーオフの舞台に初めて進むことになった。その相手は、5位で、Jリーグ参入後10年目にして初のプレーオフ入りを果たした愛媛FC。ホーム、ヤンマースタジアム長居で、絶対に負けられない一戦に挑んだ。
J2第42節の東京ヴェルディ戦と同じく、試合前日練習時の舞洲グラウンドにはサポーター有志によって応援の横断幕が数多く掲げられ、『セレッソ大阪』コールで選手やスタッフを乗せたバスが見送られた。試合当日も、チームがスタジアム入りするときから、数多くのセレッソサポーターが応援コール、フラッグなどで熱く鼓舞。スタジアム内でも、試合前からセレッソ側応援スタンドはピンクの小旗で埋め尽くされ、”WE ARW CEREZO”という大きな声援が響き渡るなか、『12番目の選手』とともに、クラブ一丸となって戦う雰囲気はできていた。
この試合のスターティングメンバーは、「最終戦(11/23東京V戦)に勝てた勢いをピッチの中に残したい」(大熊清監督)ということもあって、茂庭照幸、橋本英郎らをはじめ、東京V戦とまったく同じに。累積警告による出場停止が解けた扇原貴宏、負傷明けのマグノ クルスが、新たにベンチ入りした。
今季の対戦成績は1勝1敗の五分。ただし、第17節で勝利したときも苦戦を強いられていた。そして、今回は一発勝負のプレーオフ。難しい試合になることは想定された。そのなかで、実際に前半から組織的な愛媛の戦いに苦しめられたが、田中裕介や関口訓充をはじめとする身体を張ったディフェンス、ハードワークもあり、チーム全体が我慢強く戦っていく。その一方で、セレッソにも前半41分にビッグチャンスが到来。関口のコーナーキックから、東京V戦でも2得点を決めた茂庭がヘッドを合わせるも直前で阻まれ、そのこぼれ球を田代有三がダイレクトで左足を合わせるが、これも愛媛GK児玉剛に防がれた。
後半は、前半とは対照的に、セレッソがペースを握っていく。山口蛍が玉田圭司とのワンツーで抜け出す場面もあれば、丸橋祐介の左クロスも増え始めるなど、攻勢を仕掛けることができ、田代には3度の決定機も訪れた。さらには68分にパブロ、81分にエジミウソンと攻めの手も打った。それでも、なかなか愛媛ゴールを割ることができない。
すると、アディショナルタイム3分を含めた試合終盤、勝たなければ先のない愛媛の、決死のパワープレーを浴び、息が詰まるような苦しい時間帯が続く。終了間際には相手コーナーキックからゴール前に上がっていたGK児玉にあわやという場面も作られた。しかし、ゴール前に戻っていた田代がなんとか足で外へクリアするなど、桜色の選手たちの集中は最後まで途切れない。最後の愛媛コーナーキックも、交代で入っていた中澤聡太がヘッドで大きくクリア。執念で無失点にしのいだセレッソは、0-0の引き分けに終わったものの、引き分けの場合はリーグ戦上位チームが勝ち上がるという大会規定により、プレーオフ決勝へ進む権利を勝ち取った。
「危ないシーンもあったが、そこで点を取られなかったのは、チームがまとまってきているからだと思う」と楠神順平も言うように、チームがひとつになって戦ったからこそ、J1昇格へのラストチャレンジの場を得ることができたと言えよう。ちょうど1年前、同じ長居の舞台で敗れてJ2降格を経験。その悔しい過去も、この試合で断ち切った。「あの悔しさを忘れないように、しっかりと次の試合で勝って、またここで笑って終われるようにしたい」と山下達也。1週間後の12月6日には、アビスパ福岡との『勝つしかJ1への道はない』最終決戦が待っている。舞台は聖地、長居。「自分たちもこのピッチでサポーターに感謝の気持ちをこめて、次のラスト1試合、しっかり勝って、J1に昇格したい」。関口が代表して述べた言葉を、セレッソに関わるすべての人が一丸となって、必ず実現する。
シュート数
15
3
- 茂庭 照幸(1)
- 山口 蛍(1)
- 楠神 順平(2)
- 橋本 英郎(1)
- 関口 訓充(1)
- 田代 有三(6)
- 玉田 圭司(1)
- パブロ(2)
- 林堂 眞(1)
- 近藤 貴司(1)
- 内田 健太(1)
ゴールキック
9
9
コーナーキック
6
7
直接フリーキック
11
10
間接フリーキック
2
4
オフサイド
2
1
ペナルティキック
0
0