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【9/26 鹿島戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-09-26/
公式戦13連戦のラストとなった今節。セレッソ大阪は、ホームのヨドコウ桜スタジアムに鹿島アントラーズを迎え、明治安田生命J1リーグ第30節に挑んだ。この試合には、東京五輪スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛さんが来場。サポーターへの挨拶とともにレフェリーエスコート、コイントスも務めた。また、先日の浦和レッズ戦でJ1通算300試合出場を達成した丸橋祐介に、ご家族から花束贈呈も行われた。
第32節・サンフレッチェ広島戦から中3日。先発を3人変更したセレッソ。丸橋と松田陸がサイドバックに戻り、2トップの一角には大久保嘉人がリーグ戦では10試合ぶりとなる先発を果たした。試合は、序盤から出足の鋭い鹿島のペースで進む。前からの圧力を強め、激しく体を当ててくる鹿島に対し、セレッソも後ろからのビルドアップでかいくぐろうとするが、なかなか前に進むことができない。それでも7分、原川力のパスに抜け出した大久保がネットを揺らしたが、ここはオフサイドでノーゴール。26分にも、丸橋の鋭いFKが相手のオウンゴールを誘いかけるなど、ゴールに迫るシーンも作る。30分、32分と立て続けに鹿島に左サイドを破られ、ピンチも招いたが、ここは中央で瀬古歩夢とGKキム ジンヒョンが体を張って守り、失点は防いだ。思うように攻めることができなかった前半だが、西尾隆矢が再三、好守備を見せるなど、何とか無失点でしのぎ、ハーフタイムに入った。
後半も鹿島のペースで始まったが、キム ジンヒョンの好セーブなどで失点を許さず試合を進めると、58分、セレッソがワンチャンスを生かして先制に成功。相手GKのキックを西尾が跳ね返し、中盤で加藤陸次樹が激しく競り合うと、挟み込んだ原川がボールを奪取。すかさず乾貴士にパスを渡すと、乾が細かなタッチのドリブルで加速。相手DFを引き付けて絶妙なパスを送ると、斜めに走り込んだ原川が落ち着いて逆サイドにシュートを流し込み、セレッソが待望の先制点を奪った。小菊昭雄監督になり、ホームでの初得点に沸くヨドコウ桜スタジアム。ここから一気に攻撃のギアも上がったセレッソだが、乾が右足を痛めるアクシデント。63分には、その乾と、加藤、大久保の2トップが交代。中島元彦、西川潤、アダム タガートが入った。残り時間、リスクマネジメントを徹底しつつ2点目を奪いにいきたいセレッソだったが、66分に同点に追い付かれてしまう。それでも新体制でのホーム初勝利に執念を見せると、80分には、松田陸のパスに抜け出した西川がGKとの1対1を迎えたが、右足でのシュートはGKに防がれた。こぼれ球に反応した中島のシュートも再びGKに阻まれた。
すると、その直後、ペナルティーエリア内に入ってきた上田綺世を瀬古が引っかけてしまい、PKを献上。これを上田に決められ、逆転を許してしまう。勝点1でも取りたいセレッソは、終盤、猛攻を仕掛ける。86分には、アダム タガートがクロスに飛び込むと、89分には、原川が蹴ったCKをニアで瀬古が逸らし、ファーで西川が合わせてネットを揺らしたが、ここもわずかにオフサイドでゴールは認められず。その後も最後まで攻めたセレッソだが、追い付くことはできず、試合終了。新体制での公式戦ホーム初勝利は次回以降に持ち越しとなった。今節で、J1第24節・アビスパ福岡戦から始まった公式戦13連戦が終了。「連戦も終わったので、もう一度、守備での共有を図り、攻撃のクオリティーも上げていきたい」と小菊監督。まずはしっかりと体を休め、心身ともにリフレッシュした状態で10月の戦いに向かっていきたい。

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