上林 豪
45
GK

Go KAMBAYASHI

上林 豪
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  • 年齢22
  • リーグ戦
    総出場試合数
    7

PROFILE
プロフィール

  • 名前上林 豪(カンバヤシ ゴウ)
  • 生年月日2002/08/17(22歳)
  • 出身地奈良県
  • 身長/体重187cm / 84kg
  • ポジションGK

PLAYER'S HISTORY
インタビュー

-幼少期-

サッカーを始めたきっかけは…気付いたらボールを蹴っていました(笑)。百均で売っているような、ビニールのボールです。始めたのは5歳です。ミズノフットサルプラザ奈良というスクールに幼稚園の年中で入りました。小学2年で初めてGKをやって、結構うまくできて、「GK楽しいな」と感じました。その後、3年生で奈良YMCAに入りました。3年生の時はGKとフィールドプレーヤーの両方をやっていましたが、4年生に上がるタイミングでGKに重きを置き始めました。自分から言いました。でも、フィールドプレーヤーにも少し未練はあって、今でもゴールネットを揺らしたい思いもあります(笑)。「もっと上手くなりたい」「もっとレベルの高い環境でプレーしたい」という思いが湧いてきて、4年生の冬、セレッソのエリートクラスのセレクションを受けました。当時のU-12の監督だった大谷武文さんに取っていただき、感謝しています。5年生から入ったのですが、レベルは高いなと感じました。特に僕らの代は、2014年に全日本少年サッカー大会で優勝するぐらい強かった。セレッソ大阪U-12としても初優勝だったので、嬉しかったですし、「これがJクラブのアカデミーか」と、環境も含めてとても驚きました。

 

-中学~大学-

中学はセレッソ大阪U-15に昇格します。U-12では、5年生で6年年生の試合に出て、6年生では全少で優勝。何もかもうまくいっていたのですが、自信満々で上がった中学1年生で、初めて挫折します。当時、僕はまだ160㎝ぐらいで、(GKとしては)背が低く、同学年に2人入ってきたGKの方が大きかったんです。1年の9月にあったセレッソ大阪U-13選抜のスペイン遠征のメンバーにも選ばれず、大号泣しました(苦笑)。2年でもBチームで、上の代の試合には関わっていません。1年生、2年生の頃は苦しかったです。GKコーチはノブさん(武田亘弘)でした。2年生のある試合で、自分が出られなくて負けた時、ベンチでの自分の立ち振る舞いをノブさんにお叱りいただいて、自分の中でも見つめ直すきっかけになりました。3年生になって試合に出るようになりましたが、自分が圧倒的なスタメンというわけではなかったので、「U-18に昇格できるかな」という不安もありました。

 

それでも最終的にはU-18に昇格できて、嬉しかったです。高校1年では、上野(秀章)GKコーチに指導していただき、2年生、3年生では、唐島(和義)GKコーチ、井出(大志)GKコーチに教えてもらいました。上野さんは、元々プロでプレーされていた方で、自身の感覚を教えて下さる方でした。自分にとっても新しい刺激がありました。唐島さん、井出さんはGKとしての技術的な部分だけではなく、人間性のところも指導いただきました。このお三方がいなければ、僕はプロになれていないと思います。自分を高めて下さった恩師と呼べる方々なので、本当に感謝しています。

 

U-18での1年目は、ボールスピードも2段階、3段階、速くなり、適応するのに大変でした。自分でも付いていけていない、と感じていました。ケガもあって3ヶ月ぐらい離脱した時期もあり、もがいていましたね。2年になっても、グロインペインで5ヶ月ぐらい試合に出られず、苦しい時期が続きました。チームとしても、(西尾)隆矢くん、(松本)凪生くんら一つ上の学年の選手たちがみんなU-23でプレーしていたので、U-18はプレミアリーグで最終節に残留するのがやっと、という感じでした。最終学年の高3はコロナ禍で、「スーパープリンスリーグ関西」として開催され、全国の大会は中止になりました。高3では試合に出させていただきました。監督は大熊裕司さんでした。大熊さんは厳しい方で、選手とも独特な距離感はありましたが、付いていきたくなる監督であり、「大熊さんのために」と思わせてくれる監督でした。3年生の最後の方は、U-23としてJ3にも7試合出ました。プロの舞台であるJ3を高校生でプレーできたことは自分の財産になりました。手応えがある試合もあったのですが、先発した6試合は一つも勝てなかった。特に自分の中でターニングポイントになったと感じている試合が、J3リーグ第30節のカターレ富山戦です。1-0で勝っていたのですが、後半アディショナルタイムに2失点して逆転負けを喫したんです。言葉では表せないような感情になったというか、自分の力の無さを痛感しました。この試合があったことで、改めて日常の練習での一つ一つのプレー、私生活にもこだわるようになりました。まだまだトップチームでプレーするには足りないとも感じました。4年後、セレッソへ戻ってチームを勝たせるには、大学でどういう時間を過ごさないといけないのかと考えるきっかけにもなりました。トップ昇格は叶わなかったのですが、「4年後は絶対にセレッソへ戻る。そのために日本一の大学に行って自分を高めたい」という思いで明治大学への進学を決めました。

 

大学に進む前、2021年のトップチームの宮崎キャンプに帯同させていただきました。ここでプロの基準をしっかりと体に染み込ませてから、大学に入りました。もう一つ、大学に行く前のエピソードとしては、当時のトップチームのGKアン ジュンス選手から、「GKグローブをあげるから持っていっていいよ」と言っていただき、トップチームのロッカーに入らせていただきました。その時、ジンさん(キム ジンヒョン)もいらっしゃって、「俺のグローブもあげるわ」と言っていただきました。そのグローブは大学時代に使わせていただき、特に試合では、ジンさんからもらったグローブをずっと使っていました。ちなみにアカデミー時代、自分は奈良県の実家から通っていたのですが、自分の部屋にジンさんのパネルを飾っていました。ただ、プロになったからにはもうライバルなので、パネルは裏向きにして、部屋の奥にしまっています(笑)。

 

明治大学サッカー部に入った時は、衝撃を受けました。サッカーに対する追求心、こだわりが練習から凄かったです。それに付随して人間形成の場でもあったので、サッカーの技術と人間性、その両方を追い求める姿勢が徹底されていました。「これが大学日本一の組織か」と感銘を受けました。その中で、「自分には何が足りないのか」、「自分が成長するためには何をしないといけないのか」、それを日々、考えながら大学生活を過ごしていました。1年生の時は、関東大学リーグ1部で3試合に出ました。2年生では開幕から出たのですが、途中でケガをしてしまい、トータルで半分ぐらいの出場でした。3年になる前、2月に行われたデンソーカップで優秀選手に選んでいただき、全日本大学選抜にも選ばれて、3月の日韓定期戦にも出場しました。ここで自信を深めた中でのシーズンインだったので、大学3年生は、いい1年になりました。インカレでも優勝して、ベストGK賞をいただきました。最初の試合以外は出場して、無失点に抑えることができました。ただ、明治は無失点にこだわる姿勢も強いですし、守備陣全体の頑張りで優勝できたと思っています。セレッソさんには、4年生になる前、3年の1月ごろに話をいただいて、4月に正式に内定をもらいました。セレッソに戻るために大学生活を過ごしていたので、嬉しいという気持ちより、どこまで自分が成長できたのか、セレッソに入ってどこまでできるのか、という楽しみの方が大きかったです。ただし、4年生では肩を痛めてしまい、復帰して公式戦に出たのが9月でした。関東大学リーグ1部で無敗優勝できたのですが、自分が出ていない期間、チームメートが無敗でつないでくれました。それだけに、自分が復帰した後も負けずに優勝を成し遂げたい気持ちは強かったです。とは言っても、無敗というより、目の前の一戦一戦を勝つことに集中して、その結果、無敗優勝を達成できたという感じです。関東大学リーグ1部で無敗優勝は初だったので、自分たちの代でそれを成し遂げたことは素直に嬉しかったです。明治大学の栗田(大輔)監督は、サッカーの監督であり教育者でもある方で、まず人としての在り方を示して下さる方でした。セレッソから内定をいただいた時も、「この先、自分がどうなりたいか、しっかり定めなさい」と言っていただきました。「栗田さんのような人になりたい」と思わせてくれる監督でした。

 

セレッソ大阪に戻ってきてプロサッカー選手としてのキャリアがスタートしました。大学時代、このエンブレムを付けて戦うために日々を過ごしていた中で、迎えた今シーズンの始動日は、鳥肌が立つというか、待ち焦がれた瞬間でもあったので、本当に嬉しかったです。改めて、セレッソのためにしっかりやらなければいけない思いになりました。日々、ジンさんと一緒に練習することで、改めてレベルの高さを感じています。キャッチ、セーブ、ビルドアップの技術。一つ一つのレベルの高さを肌で感じています。ただ、同じプロの舞台に立ったからには、凄いと思うだけではなく、いかにそのレベルに追い付き、追い越せるかを日々、考えています。「チームを勝利に導くGKになって、セレッソ大阪をJ1優勝に導く」という目標はありますが、まずは1日でも早く試合に出られるように、セレッソのゴールマウスを守れるように、日常から積み上げていくことが大事です。自分の思い描く未来に向かって、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。



CAREER
経歴

セレッソ大阪U-12→セレッソ大阪U-15→セレッソ大阪U-18→セレッソ大阪 ※2種登録→明治大学→セレッソ大阪

PERSONALITYパーソナリティー

  • 1 ニックネーム

    ゴウ
  • 2 利き足

    右足
  • 3 足のサイズ(cm)

    28.0
  • 4 背番号へのこだわり

    豪の5が付く番号
  • 5 スパイクのこだわり

    キックの蹴りやすさ
  • 6 試合前に必ずすること

    カステラと一緒にコーヒーを飲む
  • 7 自分のプレーの特徴

    チームを勝たせるビッグセーブ
  • 8 遠征に必ず持っていくもの

    アイマスク
  • 9 オフの過ごし方

    温泉
  • 10 ストレス解消法

    漫才を見て笑う
  • 11 サッカーを始めた年齢

    5歳
  • 12 サッカーを始めたきっかけ

    気が付いたらやっていました
  • 13 仲の良い選手/理由

    有働 夢叶選手/幼稚園から共にプレーした大親友だから。
  • 14 チームメートの意外な一面/内容

    古山 兼悟選手/卒論に真摯に向き合ってます。
  • 15 憧れの選手

    オリバー・カーン選手
  • 16 サッカーで一番大切にしていること

    死ぬ気でゴールを守るという思い
  • 17 今季対戦が楽しみなチーム/理由

    東京ヴェルディ/明治の同期が2人と栗田さん(元監督)がいるから
  • 18 今までで一番嬉しかった試合

    2024関東大学サッカーリーグ第22節 vs 流通経済大学
  • 19 今までで一番悔しかった試合

    2024インカレ準決勝 vs 新潟医療福祉大学
  • 20 将来の夢(サッカー面)

    セレッソをJ1優勝に導く
  • 21 もしサッカー選手じゃなかったら

    会社員
  • 22 あなたにとってサッカーとは

    人生のすべて
  • 23 今季の目標(サッカー目標)

    セレッソをJ1優勝に導く。
  • 24 セレッソ大阪の好きなところ

    すべて
  • 25 セレッソ大阪のイメージ

    攻撃的なサッカー
  • 26 ヨドコウ桜スタジアムの好きなところ

    ピッチとスタンドの距離が近いことから生まれる一体感
  • 27 どんな応援をされると嬉しい?

    上林じゃなくて豪でチャント作ってくださればめちゃくちゃ喜びます
  • 28 おすすめの地元飯

    柿の葉寿司
  • 29 趣味・マイブーム

    お笑い鑑賞
  • 30 自分の性格を一言で!

    passion
  • 31 自分を動物に例えると

    トラ
  • 32 生きていて1番ワクワクする瞬間

    PKで駆け引きしている時
  • 33 生まれ変わったら何になりたい?

    芸人
  • 34 座右の銘、好きな言葉

    七転八起
  • 35 初めての給料の使い道

    親が欲しいものをまず買います
  • 36 好きな芸能人/アーティスト/芸人(男性)

    ムロツヨシ/コブクロ/かまいたち
  • 37 好きな芸能人/アーティスト/芸人(女性)

    清野菜名さん
  • 38 好きな女性のタイプ

    価値観が合う
  • 39 好きな女性の髪型はショート派?ロング派?

    ロング
  • 40 好きなマンガ・アニメ・好きなTV番組・ YouTubeチャンネル

    かまいたちチャンネル
  • 41 好きな季節/理由

    夏/寒いより暑い方が好きです
  • 42 好きな音楽のジャンル

    J-pop
  • 43 好きな食べ物

    ハンバーグ
  • 44 この世で一番好きなもの

    試合に勝った瞬間
  • 45 この世で一番怖いもの

    鳥類
  • 46 今一番会ってみたい人

    バッテリィズさん
  • 47 今一番欲しいもの

    免許
  • 48 最近嬉しかったこと

    キックオフデーの挨拶時にいただいたサポーターの皆さまからの拍手
  • 49 引退後にやってみたいこと

    GKコーチ
  • 50 子どもの頃にやっていてよかったなと思うこと

    ドッジボール
  • 51 学生時代に得意だった科目

    社会
  • 52 ほっとする瞬間

    湯船に浸かった時
  • 53 旅行に行くならどこに行きたい?

    沖縄
  • 54 いつもつけている香水(銘柄等)

    Maison Margiela
  • 55 ファン・サポーターへひと言

    桜の誇りを胸に闘い、笑顔と活力を届けます!