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明治安田J1百年構想リーグの最終戦。FC東京とのプレーオフラウンド第2戦に勝利し、3位で終えて、有終の美を飾りたい
明治安田J1百年構想リーグの3位を争うFC東京とのプレーオフラウンド。2-2の引き分けに終わった第1戦から中6日。セレッソ大阪は、MUFGスタジアム(国立競技場)に乗り込み第2戦に挑む。明治安田J1百年構想リーグの最終戦。勝利して3位で終えて、有終の美を飾りたい。
ホームで行われた第1戦は、2度先行されるも、その都度追い付く粘り強さを発揮。チアゴ アンドラーデと大畑歩夢が試合中に負傷交代するアクシデントにも見舞われたが、代わって入った櫻川ソロモンと登里享平が活躍。後半34分に登里が決めたチーム2点目は、本間至恩、香川真司がチャンスメイク。いずれも途中出場の3選手による同点弾だった。「リードを2回許した中で、2度追い付いたことは、今シーズンのチームのキャラクターを見せることができたと思います。特に途中から入った選手が大きな貢献をしてくれました。後半、時間が進むにつれて良くなったことはポジティブでした」。試合後、アーサー パパス監督はこのように話し、良い準備でしっかりと試合に入った選手たちを称えた。第2戦はU-21日本代表に選出された石渡ネルソンと横山夢樹が不在。再び総力戦の様相を呈するだけに、勝利へ向けて、第1戦以上にチームの総力を結集させる必要がある。地域リーグラウンドの最終節でゴールを決めてWESTリーグ2位に導いた上門知樹ら試合を決定付ける選手たちの活躍にも期待したい。また、今月2日には明治安田Jリーグ百年構想リーグ地域リーグラウンドのベストイレブンが発表された。セレッソからは田中駿汰と中村航輔がWESTグループのベストイレブンを受賞。中盤で攻守にチームを支え続けたナンバー10と、WESTグループ最少失点に大きく貢献した守護神。ベストイレブンの名に相応しく、嬉しい受賞となった。中でも今シーズン加入した中村航輔の活躍は大きなインパクトを残した。GK陣は地域リーグラウンド3試合に先発して1失点に抑えたキム ジンヒョンも含め、常にハイレベルなパフォーマンスを披露した。その2人と切磋琢磨し続けた福井光輝は話す。「人間は逆境に立たされた時ほど本性が出るって言うじゃないですか。それを常に意識して、成長のために自分の壁を突き続けた半年でした。航輔くんという素晴らしいGKが来て、ジンさんも調子を上げている中で、レベルの高い2人と競うことで、プロのキャリアで今シーズンが一番成長できたと思います」。そうした守護神争いの熱がチーム全体に伝播したシーズンでもあった。
EASTグループ2位のFC東京も、佐藤恵允、室屋成、佐藤龍之介の3選手がEASTグループのベストイレブンを受賞。プレーオフラウンド第2戦でも警戒が必要だ。特に第1戦では佐藤龍之介に何度も起点を作られ、左右に展開された。第2戦でも彼がFC東京のキーマンであることは間違いなく、早めに潰すことが求められる。第1戦では左サイドの遠藤渓太の突破にも苦しめられた。両サイドに良い形でボールを届けさせない守備を心掛けたい。第1戦の試合後会見でFC東京の松橋力蔵監督は、「選手はこの試合でセレッソさんの感じが分かったと思います。われわれが想定していたとおりの部分もあります。(第2戦に向けては)何か新しいことをやるというより、もう1つ詰めてやっていくことが必要」と話したが、セレッソとしても実際にFC東京と対戦して肌感覚で得た情報を第2戦に生かしたい。「次はアウェイなので、彼ら(FC東京)はもっとアグレッシブに、今日以上に全てを出してくるでしょうし、厳しい戦いになるのは間違いないと思います。しっかり耐えるところは耐えながら。粘り強く戦えば必ずチャンスはある」と試合展開をにらむのは香川真司。今シーズンの特長でもある粘り強い守備に加え、第1戦の後半のような全員で相手ゴールに向かっていく姿勢を発揮し、ネットを揺らしたい。第2戦で勝てば無条件で3位が確定する。第1戦と同様に引き分けで終われば前後半15分ずつの延長戦に突入し、それでも決着が付かない場合はPK戦で雌雄を決することになる。
第1戦の試合後は、今シーズンのホーム最終戦セレモニーとして、パパス監督とともにキャプテンの田中駿汰がスピーチ。「チームは(百年構想リーグの地域リーグラウンドで)2位という結果を勝ち取ることができました。全員で努力を積み重ねた結果、獲得できた順位だと思っています。ですが、優勝できなかったことは、まだまだ自分たちの力不足。今シーズン得たことを次のシーズンにもつなげてタイトル獲得というチームの目標を叶えるために、再びチーム全員で努力を積み重ねていきたいと思います。その前に今シーズンあと1試合残っています。最後に勝って、3位で終われるように、最後まで熱い声援をよろしくお願いします」とファン・サポーターに呼びかけた。チーム、選手個々の成長が見られた充実の百年構想リーグ。その最終戦を良い形で締めくくるべく、3位を勝ち取り、今シーズンを終えたい。
試合前日コメント
アーサーパパス監督
Q:プレーオフラウンド第1戦でFC東京と対戦して第2戦に生かしたいこと、実際に対戦したからこそ得られた情報など、チーム全体で共有したことは?
「今シーズンを通して見せてきたように、このチームには素晴らしい結束力とキャラクターがあり、第1戦でも最後まで決して諦めない姿勢を選手たちは見せてくれました。2度追いついた展開に、これまで積み上げようと取り組んできたメンタリティが現れていました。特に試合の最終盤まで強度を維持して走り続けることができたことは、第2戦に向けて東京に乗り込んで勝てるという信念を与えてくれたと思っています」
Q:今シーズン初の関東アウェイゲームになります。MUFGスタジアム(国立競技場)に集うサポーターも含め、応援して下さるファン・サポーターへメッセージをお願いします。
「就任初日から言っていることですが、私を突き動かしてくれるのがサポーターとのつながりです。サポーターの存在が我々のプレーを定義し、サポーターの情熱とコミットメントがこのクラブを特別なものにしてくれています。そのようなサポーターを代表して日々戦えることが我々の誇りであり、喜びです。今シーズン最後の試合もぜひ我々とともに戦って下さい」
上門 知樹選手
Q:プレーオフラウンド第1戦でFC東京と対戦して第2戦に生かしたいこと、実際に対戦したからこそ得られた情報など、チーム全体で共有したことは?
「百年構想リーグの最後の試合なので、チーム全体で勝って終わることが大前提としてあります。その中で、第1戦の後半のような押し込むサッカーをすることです。相手のペナルティーエリア内にどれだけ入っていけるかがポイントになります。アウェイですが、第1戦の後半のようなサッカーができれば必ず点は取れる。チーム全体として最後の質も上がってきているので、ペナルティーエリアの中でどれだけ仕事ができるかが大事になるという共有はしています」
Q:地域リーグラウンドのラスト3試合も含め、4試合連続で途中出場の選手がゴールを決めています。拮抗した展開が予想される第2戦も先発で出る選手、途中から入る選手と、全員の力が必要になりそうだが、上門選手が果たしたい役割はどのように考えていますか?
「チームとしての役割、規律も守りながら、最後はやはりゴール。岡山戦のように取れればベストです。誰がスタメンで出ても、誰が途中から出ても、アグレッシブなサッカーをやり通せると思っています。残り1試合、サポーターもたくさん来てくれると思うので、最後はしっかり勝って、一つでも上の順位で終わりたいです」
Q:今シーズン初の関東アウェイゲームになります。MUFGスタジアム(国立競技場)に集うサポーターも含め、応援して下さるファン・サポーターへメッセージをお願いします。
「今シーズン最後の試合ですし、勝てば3位で終われるので、サポーターの皆さんも期待してくれていると思います。できれば90分で決着を付けたいですが、最終的に勝てれば来シーズンにつなげることもできると思います。みんなで自信をもってやっているサッカーは間違いないと思うので、最後までアグレッシブなサッカーを見せたいです」
