2026明治安田J1百年構想リーグプレーオフラウンド第2戦

2026明治安田J1百年構想リーグ

2026.6.6土

FC東京

佐藤 龍之介 (62')

1

AWAY

FULL TIME

3

0-3

1-0

セレッソ大阪

本間 至恩 (10')

櫻川 ソロモン (35')

櫻川 ソロモン (43')

MUFGスタジアム

49,693人

HIGHLIGHTSハイライト

監督コメント

■アーサー パパス監督

「ファンタスティックな前半でした。最初、ウチに味方する判定で上手く試合に入れたのですが、もしそれが相手側に転がっていれば、また違った展開になったかも知れません。ただ、そこからダイナミックにプレーできて、先制点も素晴らしい形で取れました。チームとして、1点を取っても落ち着かずに次の得点を意識できたことは良かったです。正直、後半は難しい試合になりました。相手は失うモノがなく、前に人数を掛けて、テンポを上げてプレーしてきました。『後半も最初の10分を大事にしよう』という話をして臨んで、4-0にできるチャンスはあったのですが、FC東京さんもよく守って、そこからさらに圧力を掛けてきました。失点シーンに関しては、我々のミスからですが、FC東京さんが諦めずに戦ってきた結果だと思います。ただ、そこからしのげたことは、ウチの選手たちのメンタリティーを誇りに思います。百年構想リーグの特に後半戦は、試合を重ねるごとに良くなりました。昨年、関東のアウェイでは勝てていなかったですが、今年は大事なモノが懸かった試合で勝ち切れたことは、選手たちを誇りに思います」

Q:試合の前日会見で、「第1戦の最終盤まで強度を維持して走り続けることができたことは、第2戦に向けて勝てるという信念を与えてくれた」という言葉もありましたが、まさに第2戦の前半は、左サイドで優位性を取りながら第1戦の後半をそのまま継続したような内容になりました。選手の配置や攻撃の仕方など、この試合に向けて取り組んできたマネジメントの成果でもありますか?
「就任当初から、『チームとして成長し続けようとするメンタリティーが大事。それがタイトル争いにつながる』と言い続けてきましたが、アウェイに乗り込んで受け身になってしまっては、タイトル争いにはつながりません。『アウェイでも受け身に回らないことが重要だ』ということは常々、伝えてきました。シーズン後半にかけて、ホーム、アウェイに関わらずしっかりと自分たちのプレーができるようになってきました。この5試合で17点を取っています。常に自分たちの強みを発揮できるようになってきたことはチームの成長です。特に大事なのが立ち上がりです。立ち上がりをどう過ごすか、というメンタリティーが重要です。相手に流れを渡してしまえば、全く違う試合になってしまう。1点を取って、2点、3点と取れば、相手も追いつけない。『立ち上がりが重要だ』ということは常々伝えてきました」

Q:後半に関しては、4点目のチャンスを逃した後、相手が俵積田選手を投入して以降、防戦一方の時間帯も続きました。それでもしっかり守り切れたことは大きなことだと思います。今日の試合で勝ち切って百年構想リーグで3位という結果を得たことに対する感想と、来シーズンにどうつなげていきたいですか?
「重要視したいことは、この2シーズン、クラブとして成長し続けていること。今季は違う性質のシーズンでしたが、成長していることが大事です。もちろん3位で終われたことは、選手、スタッフのことを誇りに思います。ただし、満足はしていません。これまでクラブの最高順位が3位で、同じ位置までは来ましたが、1位と3位の差は思っているより大きいです。『ここまで来たから次はタイトル争いができる』と考えているようでは甘い。『チャンピオンになるために何が必要か分かっていない』ということになります。次のステップとして重要だと考えることは、クラブのステークホルダーが、一貫性を持って、目線を揃えること。何を成し遂げたいのか、目線を合わせることです。当然、シーズンが始まれば、みんなが『優勝したい』と言うのですが、それをやれるかどうか。すでに取り組み始めているのかどうか。そういったことをしないと近付けません。私個人の目標としては、タイトルを掲げたい。『良いクラブだね』で終わらせたくない。タイトル争いをするクラブにしていきたい。私のキャリアもここまで来るのに色んなステージを経てきています。難しい仕事を経てここまで来ていることに自信も持っています。選手たちのこともバックアップしたいし、クラブのこともさらにプッシュしていきたいです。『野心を持ってやっていきたいよね』という話はクラブとも常々しています。そのために私もベストを尽くしますし、このクラブの素晴らしいサポーターの皆さんのためにトロフィーを掲げたいと思っています」

選手コメント

■櫻川 ソロモン選手

Q:目標にしていた二桁得点まであと2点に迫る2ゴールでした。今日の2得点に関しては?
「ハーフシーズンで8得点というのは、1シーズンでは16点に価する結果なので、ひとまずは良かったかなと思います。でも、もっともっとやっていかないといけない部分もありますし、僕ももっと上を目指しているので、ハーフシーズンでの課題を次に生かせたらと思います」

Q:得点という部分以外にも、この半年間でかなり成長されたように見受けられます。自身ではどういうことを学びながらプレーされてきましたか?
「成長したというより、チームメイトが自分の良さを分かってくれたと思います。新しいチームに来てすぐアジャストするのはなかなか難しいこと。自分の特長を理解してくれる選手が増えて、自分も周りの選手を生かせるようになってきた。多少なり成長できたとは思いますが、もっともっと成長できるようにやっていきたいです。次のシーズンはみんなが最初から僕のことを理解してくれた中で始まるので、また違った結果や数字になるのかなと思います」

Q:PKの場面は、1回、香川選手がセットした中で、話し合いの末、櫻川選手が蹴ったように見えました。蹴りたい意思を伝えた?
「はい。僕も1ヶ月ぶりのスタメンで数字が欲しかった中で、僕が取ったPKだったので。(香川)真司さんに蹴ってもらおうとも思いましたが、『最後は自分が決めて国立でチームを勝たせたい』と思ったので、その気持ちを真司さんに伝えて、真司さんも『良いよ』と譲ってくれたので、ありがたかったです」

Q:コースは冷静にGKの逆サイドを取りましたね。
「ストライカーなので、余裕を持って蹴れました。自信を持って蹴りました」

Q:2点目のヘディングもドンピシャでしたね。
「そうですね。シバ(柴山)から良いボールが来たので、当てるだけでした。シバも今日の2アシストでトップタイの7アシストになりましたし、シバに『ありがとう』という感じです」

■本間 至恩選手

Q:先制点の場面は冷静に逆サイドに流し込みましたね。
「そうですね。シバから良いパスが来たので。GKとの距離が近かったので、当たらないように蹴ることだけを意識して、いつものフィニッシュの場面より冷静でした。自分のプレーとしてもチームとしても、良い入りができました」

Q:第1戦の後半と同様、今日も左サイドでローテーションしながら面白い崩しが見られたが?
「真司さんとノボリくん(登里)が良い立ち位置を取ってくれて、自分がやりやすいようにやってくれるので助かったというか、あの人たちが自分を生かしてくれました。ソロ(櫻川)もシバ(柴山)もモト(中島)も前の選手は流動的に動いて、前半は良いサッカーができました。後半は苦しかったですが、よく守ったというか、交代選手も含めて全員の力で今日は勝てたので、良かったです」

Q:第1戦の後半もそうでしたが、柴山選手が右サイドから中央や逆サイドにも入ってきて、崩しに関わっています。お互いを見ながらプレーしている感覚でしょうか?
「見ながらというか、『入ってきて良いよ』という戦術なので。その分、裏を狙う意識を自分やソロは持っています。シバが入る分、他の人が抜けないといけない。そのバランスは、最後の数試合は上手くかみ合ったと思います」

Q:J1カテゴリーでの初ゴールもありましたし、終盤にかけて躍動しましたが、百年構想リーグは本間選手にとってどのようなシーズンになりましたか?
「J1の舞台で初ゴールも決めましたし、ずっとスタメン出ているわけではなかったですが、最低限の結果はチームに還元できたのではないかと思います。ただ、あといくつか自分が決めていたらACLにも届いたと思うので、嬉しい場面もたくさんありましたけど、悔しい場面もたくさんありました。(トータルして)良い半年になったと思います」

■柴山 昌也選手

Q:有言実行の2アシストでしたね。
「有言実行ですね(笑)。(第1戦後に)言った通りになりました」

Q:これで7アシスト。他会場の結果は(その時点では)分からないですが、アシストランクでトップタイになりました。個人タイトルは自信になりますか?
「そうですね。シンプルに嬉しいです。特にプレーオフラウンドの大事な2試合、3位を決める試合で得点とアシストをしてチームに貢献できたことが何より嬉しいです」

Q:1点目のアシストはダブルタッチっぽい形で、上手くタイミングを外して出せた感じでしょうか?
「はい、狙いました。あのパス、結構、得意なんです。(本間)至恩くんが左サイドから上がってきていたのも分かっていたので、速過ぎるとGKが出て来ると思ったので、ちょっとダフらせて、緩いボールを出しました。狙い通りで完璧でした。理想通りのパスでした」

Q:ショートコーナーからのクロスも、今季何度も見せてきた形でしたね。
「そうですね。あれも完璧でした(笑)」

Q:欲を言えば、後半開始早々のチャンスで決めていれば、パーフェクトな有言実行でした。
「後半は相手に持たれる時間が長くて、キツかったですね。でもあれを決めていれば4-0で試合は終わっていたので、そこは反省です」

Q:勝ち切って3位で終わり、チームとしても個人としても、良いシーズンになりましたね。
「そうですね。数字のところも含めてしっかり残せたので、自分の価値を示せた半年になったと、振り返って思います」

■香川 真司選手

Q:3位が懸かった試合で勝ち切れたこの勝利について。
「アウェイで勝てたこと、内容も伴った勝利だったので、良かったと思います」

Q:特に前半の内容は良かったですね。
「そうですね。最初、相手に1点が入っていればどうなったか分からないですが。サッカーにおいて先制点は大きな違いを生むので。その意味では、そのあとすぐに良い形で先制点を取れたことは、僕たちに大きな自信を与えてくれたと思います」

Q:その先制点は、畠中選手がカットして、香川選手、櫻川選手とダイレクトでつながって、最後は柴山選手のパスを本間選手が決めた形でしたが、みんなのイメージが合った?
「そうですね。ショートカウンターからみんながイメージする形でつながりました。良い形で崩せたと思います」

Q:第1戦の後半のような形と言いますか、今日も左サイドがストロングになっていましたが、今日のメンバーでうまく構築できた感じでしょうか?
「そうですね。至恩、シバ、(中島)元彦。ソロ(櫻川)も前で違う色を出しながら、2列目とボランチを含めてみんなが良い距離感とコンビネーションを意識しながらワンタッチ、ツータッチで、良い距離感で出来ていました。相手も捕まえ切れなかったと思いますし、良い形でボールを動かせていたと思います」

Q:PKに関しては、櫻川選手も「最後は自分が決めて国立でチームを勝たせたいと思ったので、その気持ちを真司さんに伝えました」と話していましたが、彼の強い意志を尊重した感じでしょうか?
「最初、ソロは蹴らないのかなと思って元彦にも振ったんですが、(櫻川に)『蹴りたい』と言われたので。自分で取ったPKですし、センターフォワードなので、もちろん彼が得点を取ることは重要だったと思います」

Q:新国立で決めたい思いもあったのでは?
「ね、ありましたね。なので後半にその機会を待っていたのですが、それは上手く叶わなかったので残念でした」

Q:この百年構想リーグは、セレッソとしては若手も伸びた一方、香川選手やジンヒョン選手ら経験豊富な選手の力も改めて再認識したリーグになったと思うが、クラブにとってどのようなシーズンになったと感じていますか?
「最後の方は良いパフォーマンスを継続して出せましたが、このクラブの歴史として楽観的になってはいけないし、勝っている時は全てが上手く行くもの。負けている時や上手くいかない流れの中で、今後どれだけチームが成長できるかは、まだまだ未知数なところもあります。それは来シーズン、改めて結果として表れてくると思います。クラブとして良い方向に進んで行ければ必ず上を目指せるということは、チームとして示せたと思います」

Q:先ほど監督も、「1位と3位の差は思っているより大きい。『ここまで来たから次はタイトル争いができる』と考えているようでは甘い」とクギを刺しながら、「私個人の目標としては、タイトルを掲げたい」と話していました。優勝を狙えるだけのポテンシャルは選手たちも感じていますか?
「そうですね。今シーズン、最後は上手く内容も伴った形で勝ち切れたことは自信になったと思います。ただ、次のシーズンがどうなるかは、改めて気を引き締めてやっていく必要があるんじゃないかなと思います」

■田中 駿汰選手

Q:今日の前半は、第1戦の後半の戦い方を上手くつなげることができた?
「そうですね。自分たちが流動的に動いて、相手が困る立ち位置を取り続けて、スピーディーにボールを動かして、素晴らしい前半だったと思います」

Q:ローテーションしながらボールを受けて動かす中でも、要所で背後を狙う意識があったと思います。2点目のPKにつながった裏へのパスを配球したのは田中(駿汰)選手でした。
「シバが動き出してくれたので。ちょっとズレましたけど、背後を狙ったことでPKにもつながった。足元ばかりになると相手も楽なので、ああいう抜け出しは良かったなと思います」

Q:3点目もディオン クールズ選手のパスに田中選手が右サイドの背後を取って、折り返して、そこから本間選手、柴山選手とつながってCKを獲得したところから生まれました。
「真司さんとシバが自由に動いて受けることで相手も難しくなったと思う。でもそれで前の人数が減ると良くないので、自分は背後を抜け出すところはやっていこうと思っていました。ディオンも素晴らしいボールをくれましたし、ああやって形になって良かったです」

Q:百年構想リーグの終盤は、柴山選手の立ち位置など、昨シーズンとも違う形でのアタッキングフットボールが成熟していきました。見ていても面白かったですが、やっていても、シーズン終盤は得点が取れそうな雰囲気はあったのでは?
「試合を重ねるごとに手応えは感じていました。それをもう少し早くできていれば優勝にも食い込んでいけたと思います」

Q:今シーズンのもう一つの特長として、今日の後半のように押し込まれても耐えることができること。サイドをかなりえぐられましたが、中ではね返していました。それでも攻められ過ぎたと感じたか、後半はプレーしていてどう感じていましたか?
「やっぱりFC東京さんも良いチームなので、しっかり守っていても崩されるところはあります。最後は航輔くんが今日もたくさんファインセーブをしてくれていましたし、(フィールドプレーヤーも)最後で体を張る守備はできていましたが、もっとシュートを打たせないように。そこまで持っていかないといけないと思います。そこは反省点になりました」

Q:個人としてはWESTのベストイレブンを受賞し、チームとしては全体で3位になりました。百年構想リーグを振り返ると?
「チームとしては全体で3位、WESTで2位を取れたことはポジティブですが、優勝したかったという悔しい思いです。個人としては、しっかりフルで出場できて、結果としてベストイレブンも受賞できたので、少なからずチームに貢献できたかなとは思いますが、まだまだ成長していきたいです」

■中村 航輔選手

Q:チャンスの数は等しくあったと思います。そういう意味では、守備が1失点で抑えた、というゲームでもあったのかなと思うが?
「やはりFC東京は良いチームですから、ピンチもあり、想定した通り難しいゲームになりました。その中で、何とか役割を果たせたかなと思います」

Q:特に後半は守勢に回る時間が長かったですが、チームとしてどのようなメンタルで守っていましたか?
「ゲーム展開として、後半はあちらが主導権を握った時間は多くありましたが、何とか全員で防ぐことができたのではないかと思います」

Q:WESTリーグのベストイレブンに相応しい活躍を最後の試合でも見せました。百年構想リーグはどのようなシーズンになりましたか?
「チームとして、来シーズンへ向けて、良い見方ができるシーズンになったと思います。それは選手、スタッフがそれぞれの役割を果たした結果だと思いますので、それをまた継続してやっていきたいです」