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Match Preview

  • 5/30 FC東京戦
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明治安田J1百年構想リーグの3位を懸けたプレーオフラウンドが開戦。ホーム開催の第1戦で先勝し、良い形で第2戦につなげたい


3-2で勝利し、WESTグループの2位を確定させた明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第18節・ファジアーノ岡山戦から中5日。ここからは、東西の同順位のチーム同士が対戦し、最終的な順位を決定するプレーオフラウンドがスタートする。セレッソ大阪は、まずはホームにEASTグループ2位のFC東京を迎えてプレーオフラウンド第1戦に臨む。

地域リーグラウンドの最終節となった岡山戦は、激闘となった。8分に横山夢樹の2試合連続ゴールで先制に成功するも、前半の立ち上がりは岡山のペース。サイドを広く使われ、押し込まれたが、今季の特長である体を張った守備で失点は防ぐと、徐々に主導権を握り戻して前半を終えた。後半も立ち上がりはピンチを迎えたが、ここをしのぐと56分、カウンターから追加点。決めたのは再び横山。71分に1点を返されたが、81分、交代で入ったばかりの上門知樹が右足を一閃。古巣戦に強い意気込みで臨んだ背番号7の約1年ぶりとなるゴールで突き放した。90分に再び1点差に迫られたが、最後は全員が180cm以上という高さのある5バックで守り切り、見事3連勝で地域リーグラウンドを締めた。「試合前、『シーズン終盤に何かを勝ち取れるチームになっていきたい』という話をした上で、今日は選手たちがしっかりやってくれたので、一つ段階は上がったのかなと思います」とアーサー パパス監督。岡山戦ではサイドで激しい攻防を繰り広げた大畑歩夢も、「振り返ればもったいない試合が浮かんできます。勝ち試合を引き分けや負けにしたことは反省点」と述べつつ、「1位がないと分かった時点で、2位で終わりたいと思っていたので、そこは良かった」と安堵の表情も浮かべた。前半戦は9位と苦しんだが、1-0で勝利した第10節の大阪ダービー以降、メンバーや戦い方が定まった後半戦は9試合で勝点20を獲得。「今いる選手の中で、どう(攻撃的な)スタイルを維持しながら、選手に適したサッカーができるか、そこの柔軟性は成長しました」と指揮官も振り返るように、深さを取れるチアゴ アンドラーデの1トップ起用や、柴山昌也のゲームメイクを生かす戦い方など、今季のスカッドの中でのパフォーマンスは右肩上がりに向上していった。特にラスト3試合は12得点と攻撃が爆発。その勢いをプレーオフラウンドにもつなげたい。

EASTグループの2位はFC東京。松橋力蔵監督が就任して2年目の今季。昨季のJ1王者・鹿島アントラーズには及ばなかったが、得点、失点とも鹿島に次ぐEASTグループ2位と安定感は抜群だった。就任1年目の昨シーズンは、従来のFC東京のストロングと松橋監督のスタイルの融合に苦しんだ時期もあったが、昨季途中から長倉幹樹、今季から稲村隼翔、橋本健人と、松橋監督のやり方を知る選手たちも加わったことで、ポゼッションとカウンターの融合も進んでいる印象だ。まず気を付けるべきは、稲村、アレクサンダー ショルツと後ろからボールを配れる、縦に差せる選手たちの存在。彼らに自由に蹴らせないこと。FWマルセロ ヒアンに背後を取られないことが最初のポイントになる。また、4月度の明治安田J1百年構想リーグEAST月間MVPに輝いた佐藤恵允と室屋成で構成される右サイドはFC東京のストロングポイント。横山と大畑が対峙するこのサイドの攻防は、試合のカギを握る。室屋がポジションを崩して中に入ってくる分、空いたスペースを横山は狙っていきたい。逆も然りで、大畑が攻撃参加した背後はしっかりケアしたい。また、守備時は2トップの一角、ボール保持の際はトップ下で幅広く動く佐藤龍之介はFC東京のキーマン。石渡ネルソン、田中駿汰のダブルボランチで監視下に置きたい。ワールドカップを戦う日本代表、韓国代表に選出されたDF長友佑都、GKキム スンギュこそ不在だが、攻守にタレントが揃うFC東京は難敵だ。それでも、セレッソとしても百年構想リーグで積み上げてきた攻守をぶつけるには最適な相手でもある。目指すサッカーのスタイル、指揮官の攻撃的な志向は近い部分もある両チーム。球際の攻防も含め、おのずと激しさが増すことは必至だが、攻守で相手を凌駕し、試合終了の笛が鳴るまで走り抜く。

来シーズン優勝争いに加わっていくために、EASTグループを2位で終えたFC東京との一戦は格好の試金石となる。自信を深めるためにも3位を勝ち取り、今シーズンを終えたい。ホームで第1戦を戦うセレッソとしては、勝利でアドバンテージを得て、MUFGスタジアム(国立競技場)での第2戦へ向かいたい。

試合前日コメント

アーサー パパス監督


Q:百年構想リーグの地域リーグラウンドを振り返って、得たことなど、どのような手応えをお持ちでしょうか?

「多くを学び、多くの成長を遂げたと思っています。特に今いる選手の中で、どう(攻撃的な)スタイルを維持しながら、選手に適したサッカーができるか、そこの柔軟性は成長しました。現在は良いミックス、良いブレンドができていると思います。今いる選手に適したスタイルをやりながら、自分たちが目指すサッカーができています。メンタリティーも成長しています。最終盤まで1位を争える位置にいたことは、来シーズンに向けて良いステップになったと思っています」

 

Q:プレーオフラウンドで対戦するFC東京について。セレッソと似た攻撃的な特長があると思うが、対戦をどうイメージされていますか?

「FC東京さんも素晴らしいシーズンを過ごされていますし、大きく成長されています。スカッドも昨シーズンに比べて強くなったと思っています。難しい試合になるとは思いますが、明日はホームでできるので、我々も前がかりに戦い、いい試合をしてスペシャルな1日にしたいと思います」

 

Q:FC東京の松橋力蔵監督とは、サッカーに対する哲学など共通している部分もあるように思われるが?

「正直、彼がどのようなフットボール観を持っているかは分かりませんが、彼のやりたいフットボールに近づけるための選手獲得をされていることは伝わってきます。彼のことはリスペクトしていますし、対戦を楽しみにしています」

 

Q:改めて、第1戦をホームで戦えるアドバンテージをどう生かしたい?

「(ホーム&アウェイということは関係なく)ホームゲームに臨むいつもの気持ちと同じです。多くの点を取って、見に来て下さったファン・サポーターに楽しんでもらって、勝利で終えることを目指します」

 


畠中 槙之輔選手


Q:百年構想リーグの地域リーグラウンドを振り返って、どのような大会になったと感じていますか?

「終わってみたら2位という結果でしたが、振り返ると悔しい大会になったと思います。勝点を落とした試合の方が多かったという印象で、1位を取りたかったという思いです」

 

Q:チームとして成長した部分に関してはいかがでしょうか?

「昨シーズンの改善点として挙げていた失点数を減らせたこと。選手それぞれがゴール前で守る意識は高くなったと思います。その反面、得点力が昨年に比べて落ちてしまったことは課題です。逆に言えば、前線の選手にもっと攻撃に専念できるぐらい、自分たち後ろの選手が圧倒的な守備をできれば理想だと思うので、そこは新シーズンへ向けての課題なのかなと思います。それぞれのゴール前での質はまだ改善できると思いますし、選手の持っている能力は申し分ないので、その持っているパワーをより攻撃で発揮してもらえるように、自分たちが後ろからもっとサポートできれば得点力も上がっていくと思います」

 

Q:今シーズンは田中駿汰選手とともにキャプテンとして臨まれましたが、チームへのアプローチで変化した部分はありましたか?

「キャプテンになったからと言って何か変えたわけではないですが、自分が思ったことは常に口に出して味方に伝えていました」

 

Q:チームに対してどういった声掛けを意識されていましたか?

「チームの雰囲気作りや、一つの試合に対してモチベーションの持って行き方は、日頃の練習から声掛けしてきました。できるだけみんなで高い場所を目指せるような空気作りも意識しました。その中で、キャプテンシーを持った選手が昨年に比べて増えていることは、チームとしての成長なのかなと思います」

 

Q:畠中選手が考える、キャプテンシーで大事な要素は?

「一番は、チームが苦しい時に、いかにチームを正しい方向というか、ポジティブな方向に引っ張れるか。相手ありきのスポーツなので、上手くいかない時間帯もありますが、そういう時に、いかにチームがバラバラにならずにまとまって戦えるかが大事です」

 

Q:プレーオフラウンドで対戦するFC東京について。セレッソと似た攻撃的な特長もあるが、対戦をどうイメージされていますか?

「昨シーズンの対戦では勝てていないので、まずはホームで先勝したいです。どっちがボールを握るのか、どうゲームをコントロールするのかは一つのキーになります。どれだけ相手の自由を奪い合うか、そこも試合の中でキーになると思います」

 

Q:百年構想リーグとしては、ホームラストの一戦になります。サポーターへメッセージをお願いします。

「このシーズンをより高い順位で終わるための大事な2試合です。最初の試合をホームでできるので、楽しんでもらいたいという思いと、しっかり自分たちが勝って、ホームで笑って終われるように頑張りたいです」


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