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Match Review

  • 11/30 横浜FM戦
  • メディア

良い入りを得点につなげることができず、不用意な失点も重ねて1-3の敗戦。連勝は3でストップ



試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2025113004/

今季2度目の3連勝を飾った前節の清水エスパルス戦から3週間。セレッソ大阪は横浜F・マリノスのホームに乗り込み、今季初の4連勝を目指して明治安田J1リーグ第37節に臨んだ。先発は前節から1人変更。田中駿汰が戻り、2試合ぶりに喜田陽、中島元彦と中盤を組んだ。



直近の2試合、いずれも開始15分以内で2得点を挙げるなど、入りの良さが際立っていたが、今節もキックオフからゴールに迫ると、3分に最初の決定機。ペナルティーエリア内に進入した髙橋仁胡のパスを受けたラファエル ハットンの落としを中島元彦がシュート。ただし、ここはGKの好セーブに防がれる。6分にも決定機。奥田勇斗のスルーパスから右サイドの背後を取った柴山昌也が飛び出してきたGKをかわして中へクロス。ハットンがトラップからシュートを放ったが、今度はDFにブロックされた。13分には田中のスルーパスから左サイドを抜け出したチアゴ アンドラーデのクロスに奥田がシュート。今節も序盤に畳み掛けたセレッソだが、ここで仕留めることができるにいると、25分、相手のロングボールを前線で収められ、サイドに展開されると、ジョルディ クルークスが得意な形でカットイン。左足から放たれたシュートをGK福井光輝がキャッチし切れず前にこぼし、これを植中朝日に詰められ先制を許した。ワンチャンスを生かされた格好となったセレッソだが、その後も攻め続ける。38分には柴山のパスを受けたチアゴが右足を振り抜くと、強烈な弾道がゴールを襲ったが、ここもGKの好守に防がれた。44分にも畠中槙之輔、チアゴとつないで左サイドを崩すと、最後は髙橋のスルーパスに抜け出した中島に決定機も、シュートは枠を外れた。攻めどもゴールが遠い前半のセレッソだったが、アディショナルタイムに同点に追い付く。相手DFのクリアミスに反応したチアゴが一足早くボールに触れると、あとからGKの足が掛かり、PKを獲得。これをハットンが決めて、試合を振り出しに戻して前半を終えた。





後半も最初の決定機はセレッソ。58分、相手DFのバックパスをカットしたハットンが縦に突破。並走してきたチアゴへ丁寧なパスを送ると、GKと1対1を迎えたチアゴはトラップから切り返し、ループシュートを狙ったが、枠を外れてゴールならず。続く59分にも田中のスルーパスに左サイドを抜け出したチアゴの折り返しから決定機になりかけたが、ハットンのシュートはDFにブロックされた。2つの好機を生かせずにいると、61分、相手のFKをクリアしたボールをダイレクトで前線に入れられ、背後へ抜けたクルークスに決められて勝ち越しを許した。再び追いかける展開となったセレッソに、さらなるアクシデントが起こる。65分、髙橋がこの試合2枚目のイエローカードで退場に。すでに大畑歩夢の投入を含む3枚替えを準備していたアーサー パパス監督にとっては不運な退場劇となった。ここからは横浜FMに再三、決定機を作られたが、福井の好セーブやクロスバーにも救われ3失点目は防ぐと、後半アディショナルタイム、持ち運んだ畠中のスルーパスをハットンがつなぎ、ヴィトール ブエノに決定機。ただし、ニア上に放ったシュートはここでも相手GKの好守に阻まれた。すると90+6分、セットプレーをはね返されたところからカウンターを受けて3失点目。今節は試合の流れを掴むことができず、1-3で敗れ、連勝は3で止まった。





試合後、キャプテンの田中は、「入りとしては悪くなかったと思います。先制点を取れれば、完全に自分たちのペースに持っていけたと思いますが、そこで取り切れず、耐えないといけない場面で失点してしまった」と振り返り、今季の最終節でありホーム最終戦となる次節へ向け、「チャンスは作れているので、そこで決め切ることと、後ろはしっかりリスク管理できれば問題ないと思います。今年、自分たちが積み重ねてきたことを最終戦でも出して、勝ちたいと思います」と決意を込めた。今節の課題も糧に、最後は勝利と笑顔で終わりたい。

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