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Match Review

  • 8/6 FC東京戦
  • メディア

今シーズン3度目のFC東京戦。香川真司のゴラッソで追いつくも、1-2で惜敗。天皇杯ベスト8進出を逃す



試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2025080606/

明治安田J1リーグ第24節・湘南ベルマーレ戦から中17日。セレッソ大阪は、ヨドコウ桜スタジアムにFC東京を迎え、天皇杯ラウンド16に挑んだ。先発は湘南戦から2人変更。GKにキム ジンヒョンが入り、右サイドバックには阪田澪哉がスタメンに名を連ねた。



立ち上がりからセレッソがボール保持の時間を増やす。後ろから軽快なテンポでつないで相手陣に迫ると、選手個々で目立ったプレーを見せたのは阪田。3分、香川真司のパスを受けて縦に突破しCKを獲得すると、12分にも喜田陽のパスを受けてハーフスペースへ進入。16分にはチーム全体で前からのプレスで奪い、最後は阪田が右サイドを深く切れ込んだ。23分にも高い位置で奪ってショートカウンターを発動。香川のパスに抜け出したラファエル ハットンに対し、ペナルティーエリア内でFC東京のセンターバック、アレクサンダー ショルツの手がかかったかに見えたが笛は鳴らず、0-0のまま前半の飲水タイムを迎えた。飲水タイム明けもセレッソがゴールに迫る。32分には、ルーカス フェルナンデスが直接FKからゴールを狙ったが、GKキム スンギュの好セーブに防がれた。守備では、背後を狙ってくるFC東京の2トップに対して畠中槙之輔と西尾隆矢がケア。奥田勇斗と阪田の両サイドバックも穴を空けずに守る。前半の終盤はFC東京にボールを握られ攻め込まれる場面もあったが、GKキム ジンヒョンが判断よいプレーも見せるなど、ゴールを割らせない。前半アディショナルタイムにはゴール前のこぼれ球に反応した香川にチャンスも訪れたが、シュートはクロスバーを越えた。





試合開始の時点でも34℃という高温多湿の蒸し暑さがピッチを覆う中、後半に入り、両チームのギアは一段上がる。後半最初に決定機に近いチャンスを作ったのはセレッソ。50分、高い位置で喜田が奪うと、香川が持ち込み、ハットンへラストパス。ただし、ここは戻ってきた相手に防がれ、シュートを打ち切れず。すると55分、FC東京に先制を許す。自陣右サイドでつながれると、最後は長倉幹樹のパスから斜めに抜け出してきた仲川輝人がGKとの1対1に。キム ジンヒョンも何とか手には当てたが、ボールはゴールに吸い込まれた。ただしセレッソも60分、すぐさま同点に追いつく。ボールを保持して右サイドで押し込むと、喜田のパスを受けたルーカスがダイレクトで中へパス。受けた香川が右足で打つと見せかけて左足に切り替える巧みなフェイントを見せ、ショルツのマークを外し、最後はGKの逆を突く見事なコースにシュートを決めた。





両チーム、負傷や足をつる選手も続出するなど、気候との戦いともなった後半の中盤から終盤にかけては、交代で入った選手たちが試合を活性化。FC東京は俵積田晃太が何度も仕掛けてくると、セレッソも本間至恩が得意のドリブルでゴールに迫る。79分、セレッソにビッグチャンス。ルーカス、香川とつなぎ、最後は本間が至近距離からシュートを放ったが、GKに防がれる。ここで仕留め切れずにいると、直後の80分、FC東京に勝ち越しを許す。カウンターから俵積田に長い距離を運ばれて逆サイドへ展開されると、佐藤恵允のクロスを中ではね返せず、最後は長倉に決められた。再び1点を追いかける展開になったセレッソは、ここから猛反撃。83分、セットプレーの流れから畠中に決定機も、ヘディングシュートはDFのクリアに遭う。87分には、2失点目の直後に投入された中島元彦が本間とのコンビでゴールに迫り、決定機も得たが、シュートはGKに防がれ同点とはならず。最後はFC東京にうまく時間を使われて逃げ切りを許し、1-2で惜敗。「ディフェンスでしっかりと締めないといけなかった部分、(攻撃で)試合を決定づける部分、試合の際(きわ)のところで差が出てしまった印象」とアーサー パパス監督も肩を落とし、タイトルを目指した天皇杯は無念のラウンド16敗退で終わった。

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