天皇杯 JFA 第105回 全日本サッカー選手権大会ラウンド16(4回戦)

2025.8.6水

FC東京

仲川 輝人 (55')

長倉 幹樹 (80')

2

AWAY

FULL TIME

1

0-0

2-1

セレッソ大阪

香川 真司 (60')

ヨドコウ桜スタジアム

監督コメント

■アーサー パパス監督

「最初に、FC東京さんに『おめでとう』と伝えたいです。ただ、自分たちが勝てる試合だったと思います。ディフェンスでしっかりと締めないといけなかった部分、(攻撃で)試合を決定づける部分、試合の際(きわ)のところで差が出てしまった印象です」

Q:前半、特に入りは良かったと思います。ボールも回り、守備への切り替えも良かった。この試合に向けてトレーニングしてきたことを出せた印象もありましたが、監督自身、手応えに関しては?
「仰られた通り、前半の30~35分ぐらいまでは良い試合だったと思います。ただ、ハーフタイムに入る前、7、8分ぐらいは落ちてしまったな、という印象です。後半も入りは良かったですが、守備のところで規律正しく守れていれば防げた2失点だったと思います。攻撃も同様で、しっかりとしたポジションが取れていれば、こぼれ球を押し込めたシーンもありました。こうした強い相手とやる時は、細部で差が出ると実感しています」

Q:後半は一進一退の展開の中、決定機はお互いに作りました。交代選手を含めて後半の評価については?
「途中から入った選手も良かったと思います。ただし、先ほども話したように、正しいポジションに入っていけていたか、規律を出せたか。リードされた難しい展開の中でも、2回、3回とビッグチャンスはあったので、そこで押し込めるかどうかが大事だったと思います」

選手コメント

■田中 駿汰選手

Q:入りを含め、前半はボールを持ちながら相手も動かして、守備での切り替えも早く、やりたいことはできていたと思います。ただし、シュートが少なかった印象です。
「入りは良くて、自分たちのペースでできていたと思います。前半の最後は相手の攻撃を受ける展開にはなりましたが、0-0で終えたことは悪くなかったと思います。ただ、良い時間帯で先制点が取れていれば、もっと自分たちのペースになっていたと思うので、もったいなかったなと思います。後半に関しても、ボール保持ができていた時間もありましたが、失点してからは自分たちの流れに引き戻すことが簡単ではなかったです」

Q:固められた相手の守備を打開する工夫も見られたと思うが、準備してきたことに対する手応えは?
「自分たちの形は作れたと思います。相手の2トップをはがしながら前進していくことは練習からやっていましたし、自分かヒナ(喜田陽)が落ちたりしながらうまく前進はできていたと思います。作ったところから、さらに前に入っていくこと、人数をかけていくことができれば、もっと分厚い攻撃ができたのではないかと思うので、良かったところもありますが、改善しないといけないところもあったと思います」

Q:残すはリーグ戦のみになりました。今後のリーグ戦に向けて。
「(タイトルへ向けて)絶対に勝たないといけない試合だったので、すごく悔しいですが、切り替えてやるしかないです。すぐに新潟戦も来ます。まだまだ上も狙える位置なので、絶対に勝点3を取るために全員でフォーカスしてやっていきます」

■奥田 勇斗選手

Q:入りを含め、前半はボールを持ちながら相手も動かして、守備での切り替えも早く、やりたいことはできていた印象です。
「そうですね。前節のリーグ戦から期間が空いたので、準備する時間はありました。それを前半から出せたと思います」

Q:守備ではめ込むシーンもありましたが、シュートにいくシーンが少なかったのかなと。そのあたりは、プレーしながらどう感じていましたか?
「自分たちでも、前半プレーしていて、良い形で崩せたり、守備で奪えたり、という場面もありましたが、なかなかシュートという形で終われなかったので、ハーフタイムでは『シュートで終わろう』という話はしました。後半はチャンスも増えた中で決め切れなかったことが課題になりました」

Q:FC東京も前半の終盤から後半は動きも活発になり、両サイドから攻撃を仕掛けてきた中で、セレッソも体を張って対応できていた部分もあったり、失点する場面もあったりと、どう振り返りますか?
「自分と対面した選手は佐藤恵允選手で、五輪代表でも一緒にプレーしていたので、特長は掴んでいました。失点に関しては、自分たちの取られ方が悪かったり、カウンターで仕留められたり。まず自分たちの攻撃でやり切ることを大事にしたいですし、取られた後も自分たちがリスク管理をしていれば防げたと思います」

Q:全体的なサッカーはイメージ通りの試合運びができていたと思いますが、攻撃、守備、両方で際(きわ)の部分を制すことができなかった、といった試合でしょうか?
「攻撃の終わり方としては、シュートで終わることが大事ですし、自分たちはチャンスもあって、相手のGKがビッグセーブをした部分もありました。そこは尊重しないといけないですが、自分たちもそこを決め切らないといけない。リーグ戦でもこのようなもったいない試合は多いので、悔しい気持ちは強いです」

■阪田 澪哉選手

Q:右サイドバックで先発の機会が巡ってきました。自身のプレーを含めて、試合を振り返ると?
「久々の先発だったので、気持ちを見せることを意識して臨みました。個人的には自分の特長も出せて、次につながる試合になったと思うだけに、負けてしまったことが悔しいです」

Q:阪田選手の右サイドからも打開の工夫が随所に見られました。特に前半の飲水タイムあたりまでは、自分たちのやりたいサッカーができていたと思うが?
「そうですね。前半の最初から中盤ぐらいまでは自分たちの方がボールを持てていましたが、そこで決め切れず、そうなると相手の時間帯になることは仕方がない。それでも失点せずに折り返せたことは良かったです」

Q:対面の相手は野澤零温選手でした。後手を踏まずに先手を取るシーンも多かったですが、サイドでの攻防を振り返ると?
「試合前、(西尾)隆矢くんからも『目の前の相手には絶対に負けるな』と何度も言われていました。目の前の相手に負けないことは意識していました。ただ、1失点目は自分のサイドから作られてやられているので、改善するところもあると思います」

■本間 至恩選手

Q:1-1の勝負どころで投入されて、気持ちが入ったプレーが見られたが?
「めっちゃ悔しいです。ルヴァンカップ、天皇杯は獲れると思っていましたし、どっちもなくなったことを考えると、試合後は本当に悔しかったです」

Q:プレーのキレは、加入後一番とも言える内容が出ていたと思うが?
「ボールを集めてくれましたし、自分のところにボールが回ってくる回数も多かったです。ただ、シュートも打ちましたが、そこで決めるか決めないかが大きい。長倉(幹樹)くんはそこで決めたので、悔しいです。(浦和レッズで)一緒にプレーして、仲もいい選手なので」

Q:終盤は、中島選手との連係でゴールに迫る場面もありました。
「モト(中島)とはやりやすいというか、プレースタイル的にも合うと感じています。前に走ったらボールもくれるし、判断も良い選手なので、一緒にやっていて、プレーしやすいです」

Q:悔しさを晴らす舞台はリーグ戦しかありません。自身としては、今日の内容を生かしていきたいのでは?
「そうですね。ボールを持った時のクオリティーは上がってきていると思うので、そこは突き詰めていきたいです。(今日の敗戦を受け止めることは)まだ難しいですが、何かが足りなかった。全体的に、もっと圧倒しないと優勝は見えてこない。個人、個人が自分と向き合ってやるしかないと思いました。試合後、ロッカールームでの(香川)真司さんの言葉も響きました。『日々の積み重ねが、こういう試合に出る』と。その通りだと思いました。勝つために何が必要だったか、これからそれを見つけてやっていくしかないと思います」