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Match Review

  • 12/3 新潟戦
  • メディア

シーズン終盤の課題を持ち越し、0-1の敗戦。オフに精査し、来季の飛躍を誓う

前節の京都サンガF.C.戦から中7日、アルビレックス新潟のホームに乗り込み、今季の最終戦となる明治安田生命J1リーグ第34節に臨んだセレッソ大阪。先発は前節から3人変更。前節は大事を取った毎熊晟矢が戻り、前節、後半から出場した阪田澪哉と奥埜博亮が揃ってスタメン。ルーキー阪田は嬉しいJ1初先発となった。



■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/result/2023120304/


試合前から降りしきる雨が強まる中でキックオフを迎えた試合は、立ち上がり、セレッソがテンポ良くボールを運ぶ。2分、香川真司を起点に最後は奥埜がシュートを放つと、6分には決定機。相手DFの縦パスをカットした香川が素早く前線へ送るとレオ セアラがフィニッシュも、シュートはGKの好セーブに阻まれた。14分には逆に自陣からのパスを新潟にカットされ、そのままミドルシュートを打たれたが、ここはポストを直撃。難を逃れた。28分にもセレッソにビッグチャンス。香川を起点に毎熊の縦パスをレオ セアラが右サイドへ展開。阪田のクロスにレオ セアラが合わせたが、シュートはヒットせず、わずかに枠を外れた。30分以降は新潟にボールを持たれる時間も続いたが、コンパクトな陣形を保った中で、人にも寄せつつスペースを埋めて対応。ただし、前半終了間際には立て続けに自陣でのパスミスから新潟にカウンターを許し、決定機を作られたが、GKキム ジンヒョンの好セーブもあり何とか失点は免れた。前半は両チームにチャンスがありながら、0-0で終えた。






前半はパス数も両チームほぼ同じで一進一退の攻防が繰り広げられたが、後半はセレッソが自陣に押し込められる時間が続く。奪ったボールもつなげず、ミスからカウンターを受けるなど、我慢の展開に。そうした中、61分、小菊昭雄監督は清武弘嗣と為田大貴を同時投入。奥埜をアンカーに、香川と清武をインサイドハーフに配置し、流れを引き寄せにかかる。66分、前向きにボールを持った清武からレオ セアラにスルーパスが送られたが、わずかに通らず。67分には、香川の大きなサイドチェンジに飛び込んだ毎熊がダイレクトで折り返すも、中とは合わず。背後を取る動きも増え始めたこの時間帯は、セレッソが相手を押し込み、失ったボールも高い位置で回収して2次攻撃へつなげていく。77分、山中亮輔と上門知樹が入り、より攻撃的な選手を増やして先制点を奪いにいくと、79分には清武のCKから進藤亮佑がヘディングでゴールを狙ったが、クロスバーを越えた。攻勢に出た時間帯で先制できずにいると、87分、新潟に先制を許す。セレッソは高い位置でプレスをかけるもここで奪えず前に運ばれると、ゴール前で数的優位を作られ、自陣左サイドを崩されネットを揺らされた。終盤で痛恨の失点を喫すると、以降はチャンスを作り切れずにタイムアップ。今季の最終戦を白星で飾れず、順位も一つ落として9位でシーズンを終えた。








9月にはトップ3、優勝争いも見えていた時期もあったが、アウェイでの鹿島アントラーズ戦以降、8試合で1勝1分6敗と失速。この間、わずか1得点と攻撃に課題を残した。「(今節も)ここ数試合の課題を改めて強く感じる試合でした。ただ、この課題を早めに全員で共有できたこと、我々選手スタッフだけではなく、強化部も含めて全員で共有できたことはプラスだと思っています。来季はセレッソ大阪30周年の記念すべき年でもあります。しっかりと準備して、自分たちの目標に向けてやっていきたい」と小菊監督。積み上げたビルドアップの上に、どうフィニッシュの回数を増やして得点力につなげていくか。チーム、選手個々でレベルアップを果たし、来季の飛躍につなげていきたい。






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