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Match Review

  • 11/12 横浜FM戦
  • メディア

横浜FMの攻撃力に屈して2失点。ボール保持を得点につなげられず、0-2の敗戦を喫する

■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2023111205/


レオ セアラの決勝点で勝利した大阪ダービーに続く連勝を目指し、2位の横浜F・マリノスのホームに乗り込んだ今節。セレッソ大阪は、先発ベンチともに前節と変更なし。システムも直近2試合と同じ4-3-3で挑んだ。



最初に好機を得たのはセレッソ。5分、柴山昌也が高い位置でカットすると、パスを受けたジョルディ クルークスがカットインから左足でシュート。8分にも、上門知樹が競り、香川真司がボールを奪い、柴山のパスを受けたクルークスがフリーでシュートを放つ。ただし、いずれも枠を捉えることができず、先制のチャンスを生かせない。全体的な戦い方としては、「攻守に距離感を大事にしながら、ゲームをコントロールする。中盤の3枚、サイドバックを基準に距離感を縮めて前進し、カウンタープレス。そこからもう一度、ゾーン3のアタッキングサードで押し込む」(小菊昭雄監督)といった直近2試合と同様、引くことなく真っ向から横浜FMと渡り合う戦いを試みるが、横の揺さぶり、縦の鋭さと、ダイナミックかつスピーディーな相手の攻撃に対し、セレッソ守備陣が後手を踏む場面も。11分、33分と2度クロスバーに救われたが、41分に失点。後ろから素早く運ばれると、左から右へ展開され、最後はエウベルの折り返しをヤン マテウスに頭で押し込まれた。さらに45+1分、CBからの縦パスを奪われカウンターを受けると、アンデルソン ロペスの落としをエウベルに決められ、2失点目。前半終了間際に立て続けに失点を喫し、苦しい試合展開となった。







後半は2点リードの横浜FMの圧力が弱まったこともあり、セレッソがボールを握って敵陣に入る時間が続く。特に活性化したのが右サイド。前節に続き右インサイドハーフで先発を勝ち取った柴山がアクセントとなり、毎熊も果敢に攻撃参加。サイド深くまで進入し、クロスからゴールに迫る。54分には、舩木翔のフィードから斜めの動きで毎熊がペナルティーエリア内に進入してゴールを目指す。56分にも、柴山のパスを受けたクルークスがカットインからシュート、DFに当たったこぼれ球を舩木がシュートと波状攻撃を仕掛けるが、決定的と呼べる形は作り出せない。74分には毎熊のパスからレオ セアラが、80分には、カピシャーバのパスから毎熊が背後を取るが、ここも決定機には至らない。守備では、後半開始から投入された進藤亮佑を中心にリスク管理を徹底。59分の被決定機ではGKキム ジンヒョンがビッグセーブで3失点目は阻止。後半は保持率を高めて押し込んだが、最後まで反撃の1点が遠く、タイムアップ。「実力的にも今日は相手にやられた」と香川も完敗を認めざるを得ない敗戦となった。







今節は浦和レッズも敗れたため、3位との勝点差は5のまま変わらず。残り2試合、わずかに残る可能性に懸け、勝利を目指す。そのためにも必要なのは得点だ。「クオリティーを上げていく、サポートの質を上げていく、それはこれからのセレッソの成長につながっていくと思うので、ラスト2試合、やり続けていきたい」と小菊監督。ホーム最終戦となる次節こそ、ゴールネットを揺らし、ヨドコウ桜スタジアムに集まるサポーターと勝利の喜びを分かち合いたい。


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