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Match Review

  • 4/19 京都戦
  • メディア

攻めども1点が遠く、京都にリベンジならず。残り2試合にグループステージ突破の望みをかける

 ■試合データ(スタッツ/試合レポート)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2023041910/


直近のリーグ戦から中3日で迎えたJリーグYBCルヴァンカップのグループステージ第4節・京都サンガF.C.戦。セレッソ大阪の先発は、リーグ戦から2人の変更のみ。[4-3-3]の左ウィングに上門知樹、右ウィングに北野颯太が入り、残る9選手はリーグ戦からの継続となった。ベンチには、J1第7節・北海道コンサドーレ札幌戦で左肩を負傷した為田大貴も戻った。 



開始6分に先制を許し、21分間で3失点を喫した前回対戦時の反省を生かすように、今節の立ち上がりはセレッソが攻勢に出る。5分、山中亮輔のクロスから北野颯太が決定機を迎えると、その後も香川真司を中心にセレッソがチャンスを作る。19分には、香川、レオ セアラ、北野とつないで右サイドを崩し、最後は北野がペナルティーエリア内で切り返してシュート。ただし、いずれも決め切ることができずにいると、21分、京都にワンチャンスを生かされ失点。右サイドを突破され、ニアへ上がった鋭いクロスをGKキム ジンヒョンがキャッチし切れず、山﨑凌吾に押し込まれた。その後もセレッソがボールこそ支配するも、試合の流れは京都に傾く。28分、35分と決定的なピンチも招いたが、ここはキム ジンヒョンが相手との1対1で好セーブを見せて追加点は許さない。 



1点ビハインドで迎えた後半、小菊昭雄監督は開始から2枚替え。上門と北野に代え、為田と中原輝を両ウィングに送った。すると、両サイドからの攻撃が活性化。47分、為田のクロスからレオ セアラがオーバヘッドでゴールを狙うと、54分には中原がドリブルで切れ込み、チャンスを作る。55分には、ショートコーナーから京都のオウンゴールを誘いかける場面もあった。57分、小菊監督は原川力を下げて加藤陸次樹を投入し、香川がボランチに下がり、レオ セアラと加藤が縦関係気味の2トップで並ぶ[4-4-2]に布陣を変更。同点、逆転目指して攻撃的なシフトを組んだ。64分、山中のクロスに中原がファーで合わせて決定機も、ヘディングは惜しくもGKの正面に飛ぶ。72分、京都は選手交代を機にシステムを5バックに変更。セレッソの両サイドを抑えに来たが、それでも何とかこじ開けにかかるセレッソは、81分、香川、松田陸とつないで最後は為田に決定機も、シュートはDFに防がれた。


攻めども1点が遠いセレッソ。すると84分、右45度の角度で与えたFKからニアに直接決められ、京都に2点目を許してしまう。重くのしかかる追加点となったが、それでも最後まで攻めたセレッソは、89分に加藤がミドルシュート、後半アディショナルタイムには山中のクロスから進藤亮佑がヘディングシュートでゴールに迫った。ただし、最後まで京都のネットを揺らすことはできず、タイムアップ。2週間前に行われた敵地での第3節は0-4で敗れたセレッソにとって、今節は“リベンジ戦”の意味合いも強い一戦だった。

グループステージ突破へ向けても勝利だけが求められたが、悔し過ぎる“連敗”となった。もっとも、Eグループは大混戦であり、首位との勝点差はわずかに3。残り2試合の結果次第では、まだまだセレッソにも首位通過の可能性は残されている。さらなるチームの成熟、課題の克服に努め、グループステージの残り2試合に挑みたい。



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