2023JリーグYBCルヴァンカップグループステージ 第4節

2023JリーグYBCルヴァンカップ

2023.4.19

セレッソ大阪

0

HOME

FULL TIME

2

0-1

0-1

京都サンガF.C.

山﨑 凌吾 (21')

山田 楓喜 (84')

ヨドコウ桜スタジアム

6,717

  • 放送

    スカパー! / SPOOX

HIGHLIGHTSハイライト

ギャラリー

MATCH REVIEW

≪攻めども1点が遠く、京都にリベンジならず。残り2試合にグループステージ突破の望みをかける≫


直近のリーグ戦から中3日で迎えたJリーグYBCルヴァンカップのグループステージ第4節・京都サンガF.C.戦。セレッソ大阪の先発は、リーグ戦から2人の変更のみ。[4-3-3]の左ウィングに上門知樹、右ウィングに北野颯太が入り、残る9選手はリーグ戦からの継続となった。ベンチには、J1第7節・北海道コンサドーレ札幌戦で左肩を負傷した為田大貴も戻った。 


開始6分に先制を許し、21分間で3失点を喫した前回対戦時の反省を生かすように、今節の立ち上がりはセレッソが攻勢に出る。5分、山中亮輔のクロスから北野颯太が決定機を迎えると、その後も香川真司を中心にセレッソがチャンスを作る。19分には、香川、レオ セアラ、北野とつないで右サイドを崩し、最後は北野がペナルティーエリア内で切り返してシュート。ただし、いずれも決め切ることができずにいると、21分、京都にワンチャンスを生かされ失点。右サイドを突破され、ニアへ上がった鋭いクロスをGKキム ジンヒョンがキャッチし切れず、山﨑凌吾に押し込まれた。その後もセレッソがボールこそ支配するも、試合の流れは京都に傾く。28分、35分と決定的なピンチも招いたが、ここはキム ジンヒョンが相手との1対1で好セーブを見せて追加点は許さない。 


1点ビハインドで迎えた後半、小菊昭雄監督は開始から2枚替え。上門と北野に代え、為田と中原輝を両ウィングに送った。すると、両サイドからの攻撃が活性化。47分、為田のクロスからレオ セアラがオーバヘッドでゴールを狙うと、54分には中原がドリブルで切れ込み、チャンスを作る。55分には、ショートコーナーから京都のオウンゴールを誘いかける場面もあった。57分、小菊監督は原川力を下げて加藤陸次樹を投入し、香川がボランチに下がり、レオ セアラと加藤が縦関係気味の2トップで並ぶ[4-4-2]に布陣を変更。同点、逆転目指して攻撃的なシフトを組んだ。64分、山中のクロスに中原がファーで合わせて決定機も、ヘディングは惜しくもGKの正面に飛ぶ。72分、京都は選手交代を機にシステムを5バックに変更。セレッソの両サイドを抑えに来たが、それでも何とかこじ開けにかかるセレッソは、81分、香川、松田陸とつないで最後は為田に決定機も、シュートはDFに防がれた。


攻めども1点が遠いセレッソ。すると84分、右45度の角度で与えたFKからニアに直接決められ、京都に2点目を許してしまう。重くのしかかる追加点となったが、それでも最後まで攻めたセレッソは、89分に加藤がミドルシュート、後半アディショナルタイムには山中のクロスから進藤亮佑がヘディングシュートでゴールに迫った。ただし、最後まで京都のネットを揺らすことはできず、タイムアップ。2週間前に行われた敵地での第3節は0-4で敗れたセレッソにとって、今節は“リベンジ戦”の意味合いも強い一戦だった。


グループステージ突破へ向けても勝利だけが求められたが、悔し過ぎる“連敗”となった。もっとも、Eグループは大混戦であり、首位との勝点差はわずかに3。残り2試合の結果次第では、まだまだセレッソにも首位通過の可能性は残されている。さらなるチームの成熟、課題の克服に努め、グループステージの残り2試合に挑みたい。

監督コメント

■小菊 昭雄監督

「今日は勝たなければいけない試合で全員がいい準備をして臨んだのですが、残念ながら敗戦ということで悔しく思っています。0-2になっても選手たちは1点でも返すという気持ちをピッチ上で表現してくれました。その熱い思いは十分に伝わってきました。その気持ちは次につながると思いますし大切にしたいと思います。ルヴァンカップは残りグループステージ2試合になりましたが、その2試合に勝てば十分に突破の可能性はあります。今日の敗戦をしっかり分析して次につなげていきたいと思います。ゲームをコントロールする、ボールを保持する、そういったところではいいところもたくさんありました。その中で、次の課題のステージに入ったなと。攻撃の時間が多くなれば守備の一つ一つのポジショニング、連動が疎かになる。そういったところは保持するチームの次の課題になります。失点シーンを振り返っても、そういった課題が出たと思います。ポジティブな課題として自分たちで乗り越えていきたいと思います」

Q:前節の敗戦の課題も踏まえ、入りは良かったと思う。ただし、失点後の時間帯は、こちらがボールを握る時間は長かったが、得点には至らなかった。相手の脅威になるために、今日は何が足りなかった?

「ハーフタイムに、まずは今やっているサッカーを焦れずにやり続けること、一人一人がいいポジションを取りながらボールを保持して前進していくことを伝えました。あとはゾーン3ですね、ファイナルゾーンでの崩しのイメージの共有。そこはまだまだやっていかないといけないと思います。特に時間が経過するごとに、サイドからの攻撃一辺倒になってしまった。サイドと中央を崩していく、そのバランスは、これから全員で共有していかないといけない。その両方ができたときは、またさらに怖いサッカーに前進していけると思います。そこが今日の課題だと思います」

Q:前半で交代した北野選手について。決定機もあり、動きは悪くなかったが、決め切る部分も含め、さらに成長していくためにはどういったことが必要になりそうか。

「チャンスを演出する、フィニッシュに関わる、そういったところはよくできていましたが、最後の結果のところ。そこが全てだと思います。球際、守備の強度、連続性、そこも今日の課題に挙げられると思います。本人が一番、分かっていると思いますので、彼がもう一度、自分と向き合って、心技体を整えていく。向上していく。それに尽きると思います」

選手コメント

■香川 真司選手

Q:試合を振り返ると?

「チャンスはあったので、そこは決めないといけないし、チームのクオリティーも上げていかないといけない。結果を受け止めて、地道にやっていくしかないですね。(課題としては)失点を簡単に与え過ぎた部分もあります。守りが強い相手に先に失点すると厳しくなる。そういう試合の流れを読む力も、個人もチームも求められると思います」

Q:先に失点したことで、相手の良さを引き出してしまった?

「結果論ですが、1点の重みはサッカーでは大きいので、そういうところのこだわりは、一人一人が責任をもってやっていきたいです」

Q:監督は、「攻撃がサイドに偏ってしまった」ことも課題に挙げていたが?

「確かに中央からの崩しは求めていかないといけない。今日はクロス一辺倒になってしまった。クロスを上げるにしても、もっと崩してから上げたり、相手の中を見たり、リズムを見たり。今日は少し単調になった部分もあったと思います」

Q:中3日でフル出場だが、コンディションは上がっている?

「そうですね。そこは問題ないと思います」

■北野 颯太選手

Q:前半5分、最初の決定機の場面を振り返ると?

「迷ってしまった。最初はヘディングでいこうと思ったのですが、途中から足でいこうと。その迷いが良くなかったのかなと。また映像を見て振り返りたいです」

Q:試合に懸ける強い思いも伝わってきた分、結果につながらず、もどかしさもある?

「そうですね。チームとしても0-4の次でしたし、今日勝てばグループステージ突破に前進する試合だったので懸ける思いは強かったのですが…。でも、いい入りはできたと思うし、今日はどんどん仕掛けようという気持ちだったので自信になった部分もあります。結果を残さないといけないので、満足はできないですが、次につながる試合にはなったと思います」

Q:ボールの受け方、スペースへの狙い方など、良さも出せた?

「なれない右サイドでしたけど、思ったよりいい感触はありました。ただ、最後の質を上げる必要があります。決められる選手にならないといけないです」

Q:好機に絡んだ分、より課題も明確になったと思います。そこは乗り越えるしかない?

「そうですね。1点取れば、ポンポンと取れる自信もあるので。結果に対する意識をもってやり続けるしかないと思います」

■山中 亮輔選手

Q:サイドに展開、クロスのシーンは多かったが、1点が遠い試合になってしまった?

「そうですね。最後の質だったり、決定的な場面もあったと思うので、決めるべきところで決めないとこういう試合になる、という試合でした」

Q:ボールは握ってもゴールが遠い時間が続き、少し焦りもあった?

「前半に関しては主導権を握りながらやれていたので、焦れずにやっていましたが、後半、相手が(後ろを)5枚にしてきてからは、サイドで時間がなくなった。そこの対応は少し苦しくなりました」

Q:先に取れば自分たちの流れにもなったと思うので、いかに決め切るかが重要?

「そこに尽きると思います。今日は勝ちしか見ていなかったので、結果が出なかったことが残念というか、力不足を感じています」

Q:中3日で続くリーグ戦の次節に向けて

「まずはしっかり回復させたいですし、勝ったり負けたりを繰り返しているので、上に行くためには連勝が必要になる。しっかり回復して準備したいです」

■加藤 陸次樹選手

Q:自身が入った時間帯も含め、押し込む時間は長かったが、得点までつながらなかった部分をどう振り返る?

「相手が引いていた中でどう打開すればいいか、みんなも考えながらボールを回していたと思います。試合後、真司くんとも話したのですが、もっとレオに当てた方が良かったかなと。サイドに振ってクロスが多くなっていたので、難しい時間帯でも当てた方が良かった。怖がって入れられなかったことは課題だったと思います。中に縦パスを入れて取られる怖さもあったので、サイドに逃げる展開が多くなった。結果論ですが、もっとレオに当てて、前向きなサポートを増やして、そこからサイドに展開しても良かったと思います。少し意識を変えるだけでも縦パスは入ると思うので、そこでの(相手に与える)怖さは足りなかったと思います」

Q:京都相手に悔しい連敗になってしまったが、今のやり方を追求していけば、今日のようにボールを握っても崩せずカウンターを受ける試合もありそうだが、そういう課題はシーズンを戦うにつれて克服していきたい?

「今日に関しては、先制点が一番大事だったと思います。そこを取り切れず、流れを掴めなかったことが痛かった。そこは全員が分かっていると思いますし、1本1本のシュートにこだわる。そこを練習からやっていきたいです」