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Match Preview

  • 2/18 新潟戦
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いよいよ2023シーズンが開幕。チーム、選手の躍動するプレーに期待

いよいよ2023シーズンが開幕する。今季はセレッソ大阪にとって、12月に30周年を迎える節目の年。素晴らしい戦いに期待しつつ、昨年あと一歩で逃したタイトル獲得へ向け、チーム一丸となって、力強く、逞しく、シーズンを戦い抜いていきたい。

 

1月8日にヨドコウ桜スタジアムで始動してから6週間。チームはタイ、宮崎でキャンプを行い、準備を重ねてきた。就任3年目となる小菊昭雄監督の下、昨シーズンに磨いてきた“良い守備からの良い攻撃”に加え、キャンプでは、敵陣での崩しの共有、ニアゾーンを取る動き、3人目の関わりなど、攻撃面でのブラッシュアップにも積極的にトライ。攻守において、戦術的な上積みを図った。同時に、レオ セアラ、ジョルディ クルークスといった新戦力との融合にも着手。「選手それぞれに良さがあるので、その良さを引き出し合いながらやっていくことが大事」と奥埜博亮も話すように、攻撃面でいかに彼らが違いを発揮できるかも、今シーズンを戦う上で重要なポイントになる。


また、12年半ぶりにセレッソ復帰を果たした香川真司の開幕戦でのメンバー入りも、小菊監督は明言。10年のJ1第12節・ヴィッセル神戸戦以来となるJ1のピッチで、どのようなプレーを見せるかに期待は高まる。

 

開幕戦の相手は、昨季のJ2を優勝してJ1昇格を果たしたアルビレックス新潟。昨季のJ2最多の73得点に、得失点差『+38』という数字が物語るように、その特長は攻撃面にある。2列目の選手の技術、彼らを生かすクサビの質は高く、セレッソとしては、しっかりと前からプレスをかけ、新潟の2列目を躍動させない展開にもち込みたい。また、前線には、かつてセレッソでもプレーした鈴木孝司がいる。ボールの引き出し方に長けた選手であり、彼をしっかりと封じることも、勝利には欠かせない。

 

J1に復帰した2017年以降、開幕戦は3勝3分と負けなし。開幕戦をホームで迎えた19年、20年、21年は3連勝中という心強いデータもある。また、今季から、“Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに基づき、スタジアム収容制限の撤廃、並びに全てのスタンドにおいて声出し応援が可能(一部条件あり)”となり、試合当日は2万近い観衆で埋まることも予想されている。素晴らしい雰囲気の中、「決して“34分の1”ではない、今季を占う重要な一戦」(小菊監督)を勝利で飾るべく、セレッソファミリー全員の力で挑みたい。


試合前日コメント

小菊昭雄監督


Q:開幕戦を明日に控えた心境は?

「非常にワクワクしている気持ちです。早く試合がしたいという思いでいっぱいです」

 

Q:開幕戦のメンバー選考について

「キャンプから、各ポジション、ハイレベルで熾烈な競争が繰り広げられました。この1ヶ月半でチームの上積みも強く感じました。同時に、個の成長が著しい選手がたくさん見られたことも、私にとっては大きな喜びです。その中で明日は、自信をもって18人を選ぶことができました。一丸となって、躍動してくれることを楽しみにしています」

 

Q:上積みの部分を含め、プレシーズンのテーマについて

「守備では、新加入選手と私が求める規律を共有し、全体的にも強度を上げること、奪う回数を増やし、奪ったボールをいかにゴールにつなげていくか、そこを重点的にやりました。

攻撃では、ビルドアップと、ゾーン3(敵陣)での崩しの共有、フィニッシュのクオリティー、クロスの質、そのあたりを重点的にやってきました」

 

Q:アルビレックス新潟の特長も含め、明日のポイントについて

「新潟のスカウティングを選手たちともしたのですが、一番は、攻撃に特長があるチームだということ。技術が高い選手が多いですし、しっかりとビルドアップから前進してくる、チームで崩してくる。そういう特長がありますので、我々はいかに守備でゲームをコントロールできるか。攻撃でのゲームコントロールも大事ですが、良い守備が必要になると思います。チームとしてコンパクトに守り、相手に時間とスペースを与えないことが大事になります」

 

Q:奥埜選手に期待することは?

「オクは私のサッカーの心臓部です。昨年同様、攻守に関わり続け、どこにでも存在感を見せつける。そういったプレーに期待しています。ゲームを読む力にも長けていますので、ピンチの時には、ゴール前で体を張った守備をしてくれますし、チャンスの時には、流れを読んで、ゴール前に飛び出してゴールを決める。そういったシーンが明日も見られることに期待しています」

 

Q:香川選手の状態について

「彼自身、手術を経て、コンディションを上げている中で、合流してまだ2週間弱ですが、私が想像する以上のスピードでコンディションを上げてくれました。パフォーマンスのところは、変わらず高いプレーを連発しています。彼についても準備は整いました。限られた時間での出場にはなると思いますが、しっかりと送り出せる準備は整ったと思います」

 


Q:限られた時間の中で、彼に求めるプレーは?

「まずは彼のクオリティー。それが一番です。チームは彼のクオリティーを必要としています。もう1つは、彼の経験です。ゲームを読む力、ゲームをコントロールする力。それを2番目に求めたいです。試合の流れを見ながら、(出場のタイミングは)ジャッジしていきたいと思います」

 

Q:北野選手の成長ぶりについて

「昨年からクオリティーの高いプレーを表現してくれていますが、今年もキャンプから、プレー面だけではなく、人間的な成長も感じています。いろんなところに気付く力も出てきました。人としてのベースが上がることで、選手としての質も上がります。ゲームの流れを読む、ミスをカバーする、セカンドボールを予測する。サッカーも日常とつながっています。元々、素晴らしい人間性を備えているのですが、高校を卒業して社会人としての幅も広がっていますので、今年は昨年以上のパフォーマンスに期待しています。特に数字ですね。前の選手ですので、数字を求めていきたいです」

 

Q:収容制限の撤廃、全てのスタンドにおいて声出し応援が可能(一部条件あり)で開幕を迎えることについて

「ようやく日常が戻ってきたなと思います。その雰囲気を今から想像するだけで、選手、私たちはワクワクしています。明日はその雰囲気の中で、私たちがサッカーを通して皆さんに、たくさんの笑顔や感動をお届けしたいですし、何よりも勝利を皆さんと分かち合いたい思いでいっぱいです」

 

Q:開幕戦だからこそ、気を付けたいことは?

「私は準備が全てだと思っています。その意味では、始動日から、キャンプを含めて素晴らしい準備ができました。あとは選手が開幕戦の雰囲気を存分に楽しんで、プレーできる喜びをかみしめて躍動して欲しい。その思いだけです」

奥埜 博亮選手


Q:開幕戦を明日に控えた心境は?

「オフの期間も長かったので、またJリーグの舞台で戦えることを楽しみにしています。順調に開幕を迎えることができました」

 

Q:オフからキャンプにかけて、個人としての調整で意識したことは?

「練習前の準備も含め、いい準備をすることを意識していました。あとは、焦らないこと。サッカーが始まると、サッカーが楽しくて動いてしまう部分もあるのですが、そこは自分にセーブをかけながら、焦らずやることは心掛けていました」

 

Q:昨年ベースを築いた中で、今年の上積みをどう感じている?

「練習から、いろいろなアイディアを出していく練習もやっていますし、そのアイディアを共有する中で、最後に決断するのはボールを持っている選手や、周りの選手。よりいいモノを選択して、プレーがスムーズになれば、もっともっと攻撃も良くなっていくと思います」

 

Q:プラスαとしては、攻撃の新加入選手を生かすことも重要だと思うが、彼らとの融合は?

「どの選手も、チームとしてやらないといけないベースはやってくれています。あとは選手それぞれに良さがあるので、その良さを引き出し合いながらやっていければと思います」

 

Q:奥埜選手にとって、香川選手はどのような存在か

「若い頃から活躍して、世界でも結果を出してきた選手。一緒に練習や試合ができることは、自分にとっても嬉しいこと。見本になりますし、今でも勉強になる選手です」

 

Q:彼の良さと、良さを引き出すために大事なことは?

「最後のクオリティーやアイディア、ゴールにつながるパスやシュートのアイディアは、他の選手にはない力をもっています。それを引き出すためには、気持ち良くプレーしてもらうこと。僕自身は、うまくサポートしたいです。プレー中でも周りの選手とコミュニケーションを取る回数も多いですし、取り方もうまい。周りを見ながら、常に動きながらプレーできる選手。チームの流れが途切れず、必要なところに顔を出し続けてくれる選手なので、チームがうまく回るためには必要な選手だと思います」

 

Q:新潟に対しては、「守備でのゲームコントロールが大事になる」という監督の言葉もあったが、守備での約束事、連係面については?

「新潟さんはボール保持が得意なチームなので、試合を通したら、ボールを持たれる時間は確実に出てくるので、そのときに焦れずにどう戦って、自分たちの形にもっていけるかも大事です。守備に関しては、誰が出てもチームとしてやるべきことはできる状態です。どの選手が出ても自分たちが目指している守備はできます。それプラス、攻撃面では選手それぞれの良さを出していくことが大事です」

 


Q:新潟は2列目が特長だと思うが、彼らの印象は?

「技術力が高い選手が多い印象です。個の力ではがす選手もいるので、そこは警戒したいですし、後ろから良いクサビや縦パスも入るので、そこも気を付けたいです」

 

Q:個人として、今季はどのようなプレーで貢献したい?

「まずはチームがうまく回るようにプレーすること。勝つために、自分がどういうプレーをすることが必要なのかをしっかり考えて、冷静にプレーすることが大事です。あとは、得点やアシスト、目に見える結果で昨年以上の数字を残して勝利に貢献したいです」

 

Q:清武選手ら、明日は試合に出られない選手から何か言葉はありましたか?

「先ほども、自分が一番苦しい状況だと思うのですが、キヨがクラブハウスでみんなに『頑張れよ』と声をかけている姿もありました。僕自身も練習から帰ってきた時に、『頑張れ』と声をかけてもらいました」

 

Q:明日は多くのファン、サポーターの来場が予想されるが?

「多くの方が応援してくれることが僕らのパワーになります。苦しい時にも力が出ます。楽しみですし、しっかり結果を残して、また見に行きたいと思ってもらえるような試合ができればと思います」


アルビレックス新潟戦特設サイト



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