Match Review

≪強度の高い守備、鋭いカウンター。攻守で相手を上回り、3得点の快勝を収めて3位浮上≫


■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2022-08-06/


川崎フロンターレとのJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝・第1戦から中2日。セレッソ大阪は、明治安田生命J1リーグ第24節、ヴィッセル神戸との“関西ダービー”に臨んだ。真夏の公式戦5連戦の3試合目、チームの総合力が問われた一戦は、川崎戦から先発を5人変更。その中で、中原輝が第10節の鹿島アントラーズ戦以来、リーグ戦としては14試合ぶりの先発を果たした。


序盤は一進一退の展開の中から、徐々に守備の強度を高くボールを奪いにいくセレッソが、主導権を握り始める。12分、上門知樹が中原とのワンツーでゴール前に進入。最初のチャンスを迎えると、17分には原川力が負傷交代するアクシデントもあったが、22分、先制に成功する。前線からの組織的なプレスで神戸のビルドアップをハメ込むと、GKへのバックパスに対し、ジェアン パトリッキが猛プレス。そこからGKのキックミスを誘うと、カットした奥埜博亮がダイレクトで前線のアダム タガートへパス。巧みなトラップで前を向いたアダム タガートが、公式戦2戦連発となるゴールを冷静に決めた。勢いに乗ったセレッソは、直後にも決定機。再び神戸のミスを誘い、カウンターを仕掛けると、最後は上門のクロスに中原が合わせたが、ここはGKに防がれた。


前半の飲水タイム明けもセレッソの攻勢は変わらず、31分に追加点。鈴木が蹴ったCKのクリアボールを奥埜がダイレクトで鈴木へパス。受けた鈴木は相手が寄せてこないことを確認すると、ボールを一つ持ち出し、狙い澄ましてシュート。これがブレながら逆サイドに突き刺さり、自身J1初となる、セレッソ加入後初ゴールを決めた。33分にも、左サイドを崩して決定的な形に持ち込むも、飛び込んだ中原のシュートはDFに防がれた。3点目こそ奪えなかったが、前半はセレッソが神戸を圧倒して終えた。


後半は、神戸にボールを持たれる時間こそ増えたが、セレッソもカウンターから次々と決定機を作る。50分、上門がプレスバックして奪ったボールをジェアン パトリッキが持ち込み、シュート。GKにはじかれたボールがゴールに吸い込まれかけたが、わずかに枠を外れた。51分にもCKから舩木翔がヘディングでゴールに迫ると、53分には、後半から出場した加藤陸次樹が鈴木のパスに反応し、DFラインの背後を取ってループシュートを狙うも、惜しくも外れた。後半は立ち上がりや飲水タイム明けに神戸に決定機も作られたが、キム ジンヒョンの好セーブや舩木の懸命な戻りなどで神戸に得点は許さない。すると87分、ダメ押しの3点目を奪う。素早くFKを始めると、松田陸のクロスに加藤がヘディングで合わせてネットを揺らした。自身、25歳のバースデーを祝うゴールに祝福の輪が広がった。


試合はこのまま3-0でセレッソが勝利。今季2度目のリーグ3連勝を飾り、3位に浮上した。試合後は、J1初ゴールの鈴木、バースデーゴールを決めた加藤を中心に笑顔の輪が弾ける中、光の演出『SAKURA NIGHT』が実施され、スタジアム全体がピンクの光に包まれる幻想的な光景が広がった。『ヤンマー #Football is our engineサポーティングマッチ』として開催された今節。ヨドコウ桜スタジアム史上2番目に多い18,240人が集まったスタジアムが、歓喜に酔いしれた。


2022明治安田生命J1リーグ 第24節 ヴィッセル神戸 3 - 0 2022明治安田生命J1リーグ 第24節