• X
  • LINE
  • Facebook

【7/16 G大阪戦】Match Review

  • チーム
■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2022-07-16 公式戦5連戦ラストとなった今節。セレッソ大阪は、ガンバ大阪のホームに乗り込み、明治安田生命J1リーグ第22節に臨んだ。スタメンは直近の天皇杯ラウンド16から8人変更。キャプテンマークは西尾隆矢が巻き、今季4度目の“大阪ダービー”に挑んだ。
立ち上がり、セレッソはガンバのロングボールを多用した攻撃に押し込まれ、リズムを掴めない。ガンバの新戦力・鈴木武蔵の対応に手を焼くと、17分、CKから先制を許してしまう。ただし、前半の飲水タイム以降はセレッソが試合を支配。先制したガンバが引いたこと、そして、鈴木徳真がうまくボールを受け、パスを左右に散らしてリズムを作った。27分、舩木翔が奥埜博亮とのワンツーでサイドをえぐって、マイナスにクロス。鈴木徳真のシュートはクロスバーを越えたが、この試合、セレッソにとって最初のシュートを放つ。
中を固めるガンバに対し、セレッソはサイドにボールを運び、クロスからチャンスを創出。34分、松田陸のクロスに山田寛人がヘディングで合わせると、42分、43分にも連続して松田のクロスに加藤陸次樹が頭で合わせ、決定機。どちらもGK東口順昭の好セーブに遭い、ゴールネットを揺らすことはできなかったが、「前半の飲水タイム以降は自分たちのゲームプランを遂行できた」(小菊昭雄監督)と徐々にセレッソが相手ゴールに迫りながら前半を終えた。
「自分達を信じて戦い続けよう」という指揮官のゲキを受けて臨んだ後半。セレッソは開始早々、同点に追い付く。52分、ビルドアップに加わったGKキム ジンヒョンの縦パスを為田大貴が受けると、ドリブルで運び、加藤とワンツー。リターンをダイレクトで前線の山田寛人へ送ると、裏へ抜けた山田が巧みなトラップから前を向き、冷静にGKとの1対1を決めた。第6節・川崎フロンターレ戦以来となる背番号34の今季4点目で勢い付いたセレッソは、そこから攻撃のギアをさらに上げて攻め込む。
67分には、舩木がゴール前でテンポ良くパス交換し、中へ進入。際どいシュートを放った。その2分前には、「勝ち切ること、攻めることをメッセージとして伝えるために」(小菊監督)攻撃の3選手を同時投入。ここから一進一退の攻防が続き、何度かピンチも迎えたセレッソだが、勝ち越しゴールは許さず試合を進めると、90分、劇的なドラマが待っていた。 相手のパスを深い位置でカットした舩木が丁寧にジェアン パトリッキにつなぐと、ジェアン パトリッキはブルーノ メンデスとのワンツーで相手をはがし、一気にスピードアップ。上門知樹、北野颯太がスペースへ走り、相手DFを引き付けることで空いたスペースを駆け上がると、そのまま右足を一閃。GKも届かない見事なコースを射抜き、ネットを揺らした。
「自分の過去一番、素晴らしいゴール」と自身も振り返る背番号26のゴラッソにより逆転に成功すると、後半アディショナルタイムにも上門や北野が果敢にシュートを放つなど、最後まで攻め続けたセレッソ。「語り継がれる歴史的な勝利」(小菊監督)を飾り、23年ぶりの“大阪ダービー”の“シーズンダブル”も達成。まさにクラブにとって忘れることのできない一夜となった。

TOP > ニュース一覧 > 【7/16 G大阪戦】Match Review