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【6/11 湘南戦】Match Preview

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≪優位な状況で臨むプレーオフステージ第2戦だが、守りに入るのではなく、先制点を狙う≫

湘南ベルマーレとのJリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ。セレッソ大阪は、1週間前にホームで行われた第1戦に1-0で勝利し、アウェイでの第2戦に臨む。

ホーム&アウェイ方式で勝ち上がりが決まるプレーオフステージ。ホームでの第1戦で湘南にアウェイゴールを与えず勝利できたことは大きい。条件を整理すると、第2戦、セレッソは引き分け以上で突破が決まり、仮に敗れても、得点を奪って1点差なら勝ち抜くことができる。もっとも、そうした優位な状況ではあるが、その差はわずかであり、決して油断はできない。「置かれている状況は把握しながらも、変わらず勝ちにいく、積み上げてきたサッカーに全員でトライする。そうしたことが明日は重要になる」と小菊昭雄監督も話すように、決して守りに入ることなく、状況をさらに優位にする先制点を全員で狙っていきたい。突破に向けて勝利が必要な湘南は、「前からボールを奪いに来て、点を取りに来る」(小菊監督)ことが想定される。セレッソとしては、そうした相手の圧力を受けるのではなく、逆に活用し、空いたスペースを突いていくことを全員で共有しながら準備を重ねてきた。ボールを握るところ、シンプルに背後を突くところを使い分け、この試合でも主導権を握っていきたい。

湘南とは、直近のリーグ戦も含めて3週連続での対戦。互いの手の内、特長は理解した中でのプレーオフステージ第2戦となる。「リーグ戦では下位に沈んでいますが、戦った感じ、そのようなチームではないし、力のあるチームだと感じた」と山中亮輔も感触を話すように、湘南は攻守に組織化された好チーム。連勝した試合もいずれも紙一重であり、今回の試合では、“3連敗はできない”相手の意地も増すだろう。敵地での一戦ということを踏まえても、タフな90分になることは間違いない。得点への意欲を前面に出してくる相手に対し、守りに入ってはいけないが、耐える時間帯はしっかりと耐えることも必要だ。直近の公式戦5連勝中に発揮している状況に応じた戦い方、ピッチ内での意思統一を、この試合でも図っていきたい。

当然、時計の針が進むにつれて、突破���件に照らし合わせた試合運びの必要性も生まれてはくるが、試合へ臨む入りとしては、目の前の1試合という意識で戦い、勝利を目指す。昨季は準優勝に終わり、惜しくも17年以来の戴冠とはならなかったルヴァンカップ。リベンジの舞台へ1歩1歩、力強く歩みを進めるべく、まずは明日の一戦でプライムステージ進出を果たしたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:第1戦を1-0で勝利して迎えるアウェイでの第2戦について
「選手たちの頑張りによって、まずホームで勝つことができました。そして、アウェイゴールを奪われなかったことも大きなことでしたが、置かれている状況は把握しながらも、変わらず勝ちにいく、積み上げてきたサッカーに全員でトライする。そうしたことが明日は重要になると思っています」

Q:優位な状況で迎える第2戦ですが、そこまで大きな差でもない。もちろん、終盤のスコア次第では状況を加味することはあっても、試合の入りとしては、いつもと変わらない?
「そうですね。試合の時間が進むにつれて、色々なプランを持っておかないといけないとは思いますが、まずは試合開始から点を取りにいく、勝ちにいく姿勢。そこが大事になります。実際、先制点が取れたら、一気に我々の優位性が増す試合。攻守に、ボールを奪う、ゴールを奪いにいく、そういったサッカーを全員で共有して臨みたいと思います」

Q:いい入りをするために重要だと考えていることは?
「突破へ向けて勝たないといけない湘南が、前からボールを奪いに来て、点を取りに来ることは想定内ですので、そうした相手の前への矢印をどうかわして、スペースを共有するか。そこは大事になってくると思います。守りに入ると、湘南の強いプレスに後手を踏んでしまう。相手がどのように奪いに来るのか。どう我々のビルドアップを寸断してくるのか。そのあたりはチームで共有してきましたので、相手を見ながらスペースを活用する、ショートパス、ロングパスを使い分けながら前進していくことが大事になると思っています」

Q:負傷離脱中の西尾隆矢選手について
「まだ全体練習には合流できていない状況ですが、少し完全合流が見えてきた状態です。ここからケガも完治して、コンディションを上げていく。そういった作業をしていく段階です」

Q:ルヴァンカップのプレーオフステージもあったので、普段のサイクルと変わらないとは思うが、代表ウィークの間、チームとして取り組んできたことは?
「タガート、北野と代表でチームを離れている選手、ケガ人も数人いる中で、全体のイメージの共有、落とし込み、クオリティーを上げていくこと。キャンプから、誰が出ても全員でしっかりと自分たちのサッカーができるように準備してきましたので、その質をさらに上げていくことに、この期間も取り組みました」

■山中亮輔

Q:第1戦を1-0で勝利して迎えるアウェイでの第2戦について
「アウェイゴールを取らせず、1-0でリードして第2戦に臨めるので、そこは精神的に有利に働くと思います」

Q:優位な状況で臨む第2戦ですが、「守りに入るのではなく、先制点を狙う」ことは監督も話されていました。そこはチームとしても共有されている?
「そうですね。湘南は前からボールを奪いに来ると思うので、その圧をどうはがしていくか。そこはチーム全体として共有してきました。戦い方も含めてチーム内で共有できているので、バタバタせず、しっかり戦えればいいと思います」

Q:特にサイドはプレッシャーも受けやすいと思うが、直近の2試合を戦って、どのような感触を持っている?
「僕や(松田)陸くん、サイドバックに対して、相手のどの選手がプレスに来るか。ウィングバックが来るか、3ボランチの一角が来るか。プレスに誰が来るかをまず見ていきたいし、そこによって、どこが空くのかは必然的に変わってきます。ファーストプレッシャーで誰が来るかは注意深く見ていきたいです」

Q:同じ相手と3週連続で戦うことは珍しいが、相手について把握できている部分もある?
「そうですね。どの選手が来るかなど想像はしやすいです。ただ、湘南もリーグ戦では下位に沈んでいますが、戦った感じ、そのようなチームではないし、力のあるチームだと感じたので、明日も難しい試合になると思います。それをチームみんなで跳ね返していけるように頑張ります」

Q:公式戦5連勝中だが、その要因をどう感じる?
「やることが、チームとしてバラバラにならずにできていることが大きいと思います。ガンバ戦でも、リードされてもバタバタせず、自分たちのサッカーを貫けば逆転できるという自信も芽生えています。誰一人バラバラにならず、一つの方向を向いて戦えていることが大きいと思います」

Q:守備でも、前から行くところ、ブロックを作るところ、状況に応じて柔軟な対応もできているように感じるが?
「経験ある選手も多いですし、センターラインにそういう選手が多いので、そこでのリーダーシップは大きいと思います。前は特長のある選手が多いので、誰が出るかによって、戦い方も変わりますが、選手個々の特長を踏まえて、試合前には監督からゲームプランも提示されます。それをチームみんなで表現できるようになっていると思います」

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