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【4/17 福岡戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2022-04-17/ 今季初の連勝を目指して敵地に乗り込んだ明治安田生命J1リーグ第9節。セレッソ大阪は、アビスパ福岡を相手に前後半ともにチャンスは作ったが、1点が遠く、スコアレスドロー。後半アディショナルタイムの10分を含めた100分間の激闘の末、勝点1を分け合った。 先発は、前節のヴィッセル神戸戦から1人変更。神戸戦で負傷した山中亮輔に代わって丸橋祐介が左サイドバックに入った。前半、試合を優位に進めたのはセレッソ。6分、為田大貴のパスから相手の背後を取った加藤陸次樹がドリブルで持ち運び、GKと1対1に近い形を作ったが、シュートは防がれた。フアンマ デルガドとルキアン、福岡の大型2トップに対しては、マテイ ヨニッチと西尾隆矢が対応。ロングボールのセカンドボールもしっかり拾い、セレッソがボール支配率を高めていく。
25分には、左サイドで作って逆サイドへ展開。左右に揺さぶった形から、最後は中原輝のクロスに為田がヘディングで合わせたが、わずかにクロスバーを越えた。その後も、後ろからボールをつなぐところ、シンプルに背後を狙う攻撃を使い分け、福岡のペナルティーエリア内へ進入するセレッソ。じわじわとボールを前進させてチャンスを狙ったが、仕留めるには至らなかった。
後半は、前半以上に両ゴール前でのシーンが多くなる。54分、フアンマ デルガドが競った背後で受けたルキアンのシュートにヒヤリとするも、ここはわずかに枠を逸れて事なきを得た。ただし、直後にセレッソにアクシデント。奥埜博亮が相手のファウルを受けて左膝を地面に強打。プレー続行不可能となり、60分、清武弘嗣がピッチに入った。原川力とのダブルボランチというよりは、原川がアンカー気味に、清武は少し前でボールに触ってチャンスメイク。
67分には、ジェアン パトリッキと北野颯太も入り、攻撃にスピードと推進力が加わった。70分前後には立て続けに福岡に決定機も作られたが、丸橋の好カバーなどで失点は防ぐと、ここから試合終盤にかけてセレッソが再び盛り返す。85分、カウンターから北野が抜け出しチャンスを作ると、89分にも、松田陸のクロスに北野がヘディングで合わせてゴールへ迫る。90+8分には、清武のクロスにブルーノ メンデスが合わせて決定的な形に持ち込むも、ヘディングはGKの正面を突いた。
両チームの選手がピッチで何度もうずくまるなど、激しくぶつかり合った「タフなゲーム」(小菊昭雄監督)となった今節。セレッソとしては、堅守の福岡に対し、速攻、遅攻と様々な手を駆使してゴールに迫っただけに、「何とか1点を決めて勝ち切りたかった」(小菊監督)試合だが、最後まで1点が遠かった。それでも、リーグ戦での2試合連続無失点は達成。集中力を切らさず最後まで戦い抜いたハードワークとメンタリティーは、今後の戦いにもつながるだろう。

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