【10/30 名古屋戦】Match Preview

≪初戴冠時と同じ舞台。選手、スタッフ、サポーターが一丸となり、3つ目の星をユニフォームに刻む戦いに挑む≫

天皇杯準々決勝から中2日、相手は同じ、名古屋グランパスとのJリーグYBCルヴァンカップ決勝戦へ挑む。セレッソ大阪にとって、4年ぶり2度となる同大会のタイトル、そして、3度目となる戴冠へ向けての戦いとなる。

試合前日、決戦の舞台となる埼玉スタジアム2002での練習を終え、前日会見に登壇した小菊昭雄監督は、「今日、トレーニングをして、4年前の光景、感動を思い出しました。改めて、もう一度、あの感動をセレッソファミリーの皆さんと分かち合い思いが強くなりました」と当時を回想しつつ、試合に向けて、「必ず明日、全員の力でタイトルを掴みたいと思っています」と引き締まった表情で話した。続いて出席した乾貴士、瀬古歩夢も、「4年前、ルヴァンカップと天皇杯でタイトルを獲ったのをスペインで見ていましたが、羨ましかったというのが正直な気持ちでした。今度はそこに自分も入れているので、ファン・サポーター、チームメートと一体になって、喜びを分かち合いたいです」(乾)「セレッソでずっとやってきたので、セレッソでタイトルを獲りたいと、ずっと思っていました。そのチャンスが目の前にあるので、あとはやり切るだけです」(瀬古)と、それぞれにタイトルへ向けた意気込みを語った。

3日前に行われた天皇杯準々決勝では、直近のリーグ戦から先発9人を入れ替えて臨んだ中で、3-0で勝利。日程面も考慮し、「総力戦」(小菊監督)の様相を呈した試合になったが、リーグ戦では出場機会が少ない選手たちがピッチに立って勝利を収めたことで、チームの士気は一段と増している。天皇杯準々決勝は登録の都合上、メンバー入りできなかった乾も、「次は僕たちの番だと思っている」と決意。「素晴らしい競争の中で、団結して、チームは一つになっている。明日は、大阪に残って、ここに来ることができなかったメンバーの分も背負って」(小菊監督)セレッソは決勝戦に向かう。

相手の名古屋はリーグ戦でも上位に付けており、マッシモ フィッカデンティ監督の下、攻守に規律の取れた素晴らしいチーム。天皇杯準々決勝では3-0で勝利したとは言え、押し込まれた前半の立ち上がり、先に失点していれば、試合はどう転んだか分からない。勝敗は常に紙一重な部分もあるだけに、セレッソとしても今一度、気を引き締めて明日の決勝戦に臨みたい。守備では、個の力のある名古屋の前線に対し、「グループとして、チームとして、スペースと時間を与えないこと」(小菊監督)がポイント。また、いい形で前線にボールを入れさせないためにも、ここ数試合の公式戦で見せている、迫力のある前線からのプレスと、それに連動したチームとしての守備を披露したい。攻撃では、速攻、遅攻、セットプレー、いかなる手段だったとしても、作った好機を確実に仕留めることが重要。名古屋に自分たちの形を出させないためにも、先制し、追加点を奪う展開に持ち込むことができればベストだ。

4年前の初戴冠時、高校2年生だった瀬古は、「いつか自分もあの舞台に立って、自分が出場して優勝したいと思い描いていた」と話し、明日の決勝戦をイメージした。舞台は初戴冠と同じ埼玉スタジアム2002。選手、スタッフ、サポーター、セレッソ大阪として一丸となり、3つ目の星をユニフォームに刻む戦いに挑む。

≪試合前日会見コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:4年前、初タイトルを獲得した際はコーチとして経験されました。4年後、監督として決勝戦を迎えました。今日、埼玉スタジアムのピッチに立った気持ちは?
「リーグ戦でも、ルヴァンカップ準決勝でも、この地に足を運んだのですが、やはり今日、この雰囲気の中でトレーニングをして、4年前の光景、感動をすごく思い出しました。改めて、もう一度、あの感動をセレッソファミリーの皆さんと分かち合い思いが強くなりました」

Q:ここまでリーグ戦、天皇杯と、中2日の連戦を経て明日の決勝戦を迎えるが、チームの状態や雰囲気は?
「ルヴァンカップ準決勝では、強敵の浦和を相手に2試合で勝ち切りました。その後は、リーグ戦で優勝争いをしている横浜FMに勝ち、そして水曜日は、全員の力で天皇杯準々決勝を勝ち上がれました。素晴らしい相手にチームの総合力で3連勝して、決勝戦に臨めます。素晴らしい競争の中で、団結して、チームは一つになっています。明日は、大阪に残って、ここに来ることができなかったメンバーの分も背負って、全員で戦いたいと思います」

Q:気持ちの高ぶりは感じていますか?
「今日は素晴らしい雰囲気の中でトレーニングをして、明日、サポーターの皆さんがこのスタジアムに足を運んで、より一層、素晴らしい雰囲気になると思うと、ワクワクしました。このような舞台でファイナルを迎えられることに、改めて感謝しています」

Q:天皇杯準々決勝から中2日。試合を回避した選手もいるが、リカバリーも含めて、チーム全体の状態は?
「横浜FM戦から1週間、しっかり調整できた選手もいますし、心身ともにリフレッシュできた選手もいますので、そういった選手たちは万全の状態で明日の試合に臨めると思います。そして、水曜日は、普段はあまり出場していない選手たちが、多数、出場したのですが、そういった選手たちの戦う姿勢、走り切る姿は画面を通しても(明日、出場する選手に)伝わったと思うので、そうした使命感も含めて、最高の準備ができたと思っています」

Q:先ほど15分間、練習が公開になりました。セレッソの練習はいつも明るいが、練習の雰囲気はどう感じられましたか?
「ウチの選手たちは、いつも明るく、やる時はしっかりとやると。そういった習慣はできているチームです。今日は素晴らしい環境の中で、選手たちに気持ちの高ぶりはあったと思いますが、より集中して、楽しみながら、かつ戦闘モードにも入りながら、いい準備ができたと思います」

Q:名古屋グランパスについて、警戒すべき部分は?
「前線には、個でゴールを奪える選手がいます。少人数でもゴールに向かえる素晴らしい攻撃力を持っています。それぞれの良さを出させないように、我々としては、グループとして、チームとして、スペースと時間を与えないことがポイントになります。強固な守備からの鋭いカウンターがストロングポイントだと思いますので、そこに対する準備はしてきました」

Q:名古屋は堅守を武器にしている中で、天皇杯準々決勝では3得点という成功体験もされた。改めて、名古屋の守備を崩すために必要になることは?
「いかにうまくビルドアップして、安定してボールを前進できるか。そして、最後のゾーンでいかにチームとしてゴールを奪うデザインを共有できるか。そういったところがカギになると思います。天皇杯準々決勝も含めて、相手を分析して、どのような前進の仕方が一番、相手にダメージを与えられるのか。そこは全員で共有しています」

Q:改めて、タイトル獲得へ向けての意気込みをお願いします
「17年の初タイトルまで、長い月日がかかりました。その後も4年間、獲れていません。いつ、このようなチャンスが訪れるか分かりません。タイトルまでもう少しのところまで来ている中で、必ず明日、全員の力でタイトルを掴みたいと思っています」

■乾貴士

Q:先ほどまで、明日、決勝戦が行われるピッチで練習していたが、チームの雰囲気は?
「いい雰囲気で練習できました。少し緊張感もありつつ、リラックスして、みんなできたと思います。いい準備ができました。自分としては、スタジアム全体を眺めて、『明日ここでゴールできたら気持ちいいんだろうな』とも思いました」

Q:セレッソに復帰し、桜のユニフォームを着て、明日、タイトルを懸けて戦います。そのあたりの気持ちは?
「もちろん、セレッソに帰ってくるからには、サッカー人生の中で、タイトルを一度は獲ってみたい思いはありました。ただ、こんなに早くそのチャンスが来るとは思っていなかったので、みんなに感謝しています。4年前、ルヴァンカップと天皇杯でタイトルを獲ったのをスペインのテレビで見ていましたが、羨ましかったというのが正直な気持ちでした。今度はそこに自分も入れているので、ファン・サポーターとチームメートと一体になって、喜びを分かち合いたいです」

Q:先週、Jリーグでは10年ぶりのゴールも決めました。ファンの期待もあると思うが、そのあたりも含めて、明日への意気込みをお願いします
「ラッキーなゴールでしたが、ゴールはゴールなので。ああいうゴールでも嬉しかったですし、気持ち良かったです。あのためにやっているというか、みんなが喜んでくれることが自分にとっては嬉しいので。みんなを喜ばせたいですし。ただ、チームが勝つことが一番だと思うので、誰が取ってもいいと思います。その中で自分が取れれば、それに越したことはないので狙っていきますが、まずはチームが勝てるようにプレーして、みんなで勝って、喜びを分かち合えるように頑張りたいと思います」

Q:明日の試合に向けて、名古屋のイメージは?
「リーグ戦でも失点が少ないことはデータとしても出ているので、守備も堅いと思いますが、攻撃の部分で、個々の能力が高いことが印象的です。そこをどう止めるかが大事になると思います」

Q:特に柿谷曜一朗選手には、自由にチャンスメイクさせないようにしたい?
「もちろん曜一朗もそうですし、他の選手もそうです。マテウス選手も前田選手も、ボランチの稲垣選手もそうです。曜一朗ひとりだけをチェックするのではなく、色んな選手をチェックしないといけないと思います」

Q:天皇杯準々決勝では、普段は出場機会の少ない選手たちで勝利を掴みました。小菊監督は「普段の練習からしっかりやっているからこそ、試合でも発揮できた」と話していましたが、チームとしての士気も高まったのでは?
「天皇杯に出たメンバーは、リーグ戦での出場機会が少ない選手たちでしたが、そういった選手たちが活躍してくれたことはすごく嬉しかったです。小菊監督も言っていたとおり、練習から100%以上の力で毎日やっていることを僕たちも見ているので、僕自身も嬉しかったですし、監督も他の選手たちも同じ思いだと思います。メンバーが変わっても公式戦で連勝できたことは、チームとして勢いも付きますし、あの勝利は大きかったです。次は僕たちの番だと思っているので、明日、優勝して、チーム全員で喜びたいと思います」

■瀬古歩夢

Q:明日の決勝戦を前にチームの士気は高まっていると思うが、練習の中で感じたチームの雰囲気は?
「明日、決勝戦ということで、緊張もありますが、緊張もプラスに変えて、チームはいい雰囲気になっています。いい準備ができたと思います」

Q:昨季はニューヒーロー賞を獲得されたが、ルヴァンカップに対する思いについて
「昨季は本当に光栄な賞をもらいました。自分自身、ルヴァンカップで成長できたので、感謝しかありません。優勝したい気持ちもありました。今季、その舞台に立てるので、最後、結果で示せたらいいと思います」

Q:自身初のタイトル獲得へ向けての意気込みは?
「セレッソでずっとやってきたので、セレッソでタイトルを獲りたいと、ずっと思っていました。そのチャンスが目の前にあるので、あとはやり切るだけだと思っています」

Q:直近の天皇杯準々決勝も含めて、名古屋グランパスについて
「前線に強烈なFWたちがいるので、そこをしっかり抑えることが、勝ちにつながると思います。天皇杯準々決勝でも、それができたので、勝てたと思います。あとは、先に点を取った方が試合を優位に進めると思うので、明日も先制点がカギになると思います」

Q:天皇杯準々決勝の勝利によって、自身のモチベーションも高まった?
「そうですね。普段、出ていないメンバーが出て、あのような結果を残してくれて、自分たちは非常に刺激を受けました。『やらないといけない』と思わせる試合を見せてくれたので、それを明日の試合で表現したいと思います」

Q:4年前の初優勝したルヴァンカップでは、瀬古選手も2種登録として、グループステージで少しプレーしました。優勝した瞬間の思いは、当時、どのように感じていましたか?
「自分も同じメンバーとして戦えたので、非常に嬉しく思いました。いつか自分もあのような舞台に立って、自分が出場して優勝したいと思い描いていたので、今回、いいチャンスが巡ってきたと思います」

Q:改めて、4年経って、決勝戦の舞台に立つ前日の心境は?
「優勝したい気持ちと、小菊さんを胴上げしたい気持ちが強いです」

Q:名古屋には、アカデミーの先輩の柿谷選手がいます。対戦に向けての想いは?
「前を向かせると怖い選手ですし、自分たちが考えられないようなプレーもしてくるので、そこにボールを入れさせないことを意識してプレーしたいです。もし入ったとしても、自分がしっかり潰したいですし、遠慮せずにプレーしたいです」

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