【10/24 横浜FM戦】Match Preview

≪優勝を目指す2位の横浜F・マリノスをホームに迎える今節。成長を結果で示したい一戦に≫

先週末は試合がなかったセレッソ大阪にとって、今節はJリーグYBCルヴァンカップ準決勝・第2戦以来、2週間ぶりの公式戦となる。この間、16日と17日には、サポーターにとっては1年7ヶ月ぶりとなる公開練習も行われた。ゲーム形式では、激しく体をぶつけ合う選手たちの姿があり、小菊昭雄監督体制になってから強調されている球際の激しさが随所に見てとれた。今月末にはルヴァンカップ決勝も控えているとあって、「選手たちのモチベーションは高く、各ポジションでいい競争が行われている」と小菊監督。まさにチーム一体、選手全員で“決戦”に挑もうとする空気が伝わってきた。

そうした大一番も控えている中、今節のリーグ戦では、2位の横浜F・マリノスをホームに迎える。試合前日の囲み取材で、「明日の試合に勝つことしか考えていない」と小菊監督もキッパリ話したように、チームは目の前の一戦に向けて集中している。小菊監督が就任してからおよそ2ヶ月が経ったが、成功体験や課題を突き付けられた敗戦を繰り返しながら、チームは着実に成長している。「チーム戦術については、2ヶ月経って、一つひとつ積み上がっていると実感しています。明日、優勝争いをしている横浜FMに勝って、その積み上げを証明することが大事」と、指揮官も今節に勝つことの意義を強調する。逆転でのリーグ優勝を目指す上で1敗もできない相手はまさに“決勝戦”に臨むモチベーションで向かってくるだろう。そうした相手に対し、セレッソとしても一歩も引くことなく立ち向かい、成長を示す大きな勝利を手にしたい。それがその後のカップ戦にもつながっていく。

セレッソと同様、横浜FMもシーズンの途中に監督が代わったが、チームの方向性に大きな変化はない。「攻守ともに、常に前に強い矢印で向かってくることは変わっていない。個のクオリティーも高いチーム」と小菊監督も対戦相手をリスペクトする。そうした相手に対し、現在のセレッソが取り組んでいる前からのプレスをいかにうまくかけ、相手のビルドアップを阻害できるか。もっとも、「状況に応じて、ゲームの中で考えていく」と松田陸も話すように、試合展開によっては当然、我慢の時間帯もあるだろう。ただし、「積極的にボールを奪いにいく、ゴールを奪いにいく、そういうところは変わらずやっていきたい」と指揮官も話すように、マインドとして後ろ向きにならず、攻守ともに積極性を発揮することが勝利を掴む上で重要になる。マイボールになれば、丁寧につなぎつつ、相手のハイラインをシンプルに狙ってゴールを目指していきたい。

カップ戦では、天皇杯、ルヴァンカップともに勝ち進むことに成功しているが、リーグ戦では現在、連敗中で、J1残留も確定しているわけではない。直近のルヴァンカップ準決勝での浦和レッズ撃破で得た勢いをリーグ戦にもつなげ、新体制後のリーグ戦におけるホーム初勝利を掴みたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:明日からリーグ戦、天皇杯準々決勝、ルヴァンカップ決勝と続く中、明日の試合に向けた臨み方、意気込みについて
「明日から大一番が続きますが、今日、選手たちにも伝えたのですが、『私は明日、勝つことしか考えていない。それ以降の試合のことは考えていない。明日、勝って、リーグの残留を確実にしたい』という話をしました。相手は優勝を争っている横浜F・マリノスですが、全員の力で、ホームで勝って、残留を決めたいと思います」

Q:横浜FMと言えば、小菊監督自身、4月に監督代行として戦われました。現在はリーグ優勝を争っている状況ですが、相手のことはどのように見ていますか?
「横浜FMも、あの対戦以降、監督が代わって、若干、戦術的な部分で変わったところもあると思いますが、横浜FMが大切にしてきたところ、攻守ともに、常に前に強い矢印で向かってくることは変わっていません。個のクオリティーも高いチームです。その横浜FMに勝つことによって、私たちが成長していること、前進していることを結果で示すことができます。明日、勝つことによって、色んな成長が見えてくると思っています」

Q:あくまでチーム対チームですが、横浜FMには、かつて共に戦った扇原貴宏選手、水沼宏太選手、杉本健勇選手もいます。小菊監督にとっても、思い入れのある選手たちだと思いますが、やはり仕事はさせたくない?
「そうですね。彼らとも色々な思い出があります。思い入れも深い選手たちですが、まず、そういった選手たちと明日、素晴らしい舞台で戦えることを幸せに感じています。だからこそ、彼らの良さを出させないように、チームとして、グループとして、しっかり戦いたいと思います」

Q:ルヴァンカップ準決勝の浦和レッズ戦では、前から行く守備がハマって、攻撃にもリズムが生まれたと思うが、また違った戦い方で来る横浜FMに対して、どのような守備で臨みたい?
「横浜FMの選手たちは、時間とスペースを与えると、クオリティーの高いパフォーマンスを発揮してきます。チームとして(浦和と)スタイルは違いますが、浦和戦と同様に、彼らの良さを消しながら、自分たちの良さを出していく。そういったところが明日の試合のポイントになると思います」

Q:ある程度、前から行く守備を継続することが、相手の良さを消すことにもつながる?
「そうですね。私たちにはいくつか約束事があり、ハイプレス、ブロックを組んだ場合、いくつかのチーム戦術があり、それを全員で共有すること、守備のデザインを共有しながら、今、どの守備をするべきなのか、その使い分けが大事になると思います。ただ、積極的にボールを奪いにいく、ゴールを奪いにいく、そういうところは変わらずやっていきたいと思っています」

Q:ルヴァンカップ準決勝・第2戦で清武弘嗣選手が復帰したが、実戦で起用できるコンディションになっている?
「はい、この準備期間で、キヨのコンディションも随分と良くなり、ケガの痛みもほぼなくなった、という報告も受けています。明日の試合で、出場時間は前回よりも増えてくると思いますし、彼の復帰はチームとしても嬉しいことです」

Q:監督就任からまもなく2ヶ月が経つが、戦術の浸透やチーム内の雰囲気の変化について
「チーム戦術については、2ヶ月経って、一つひとつ積み上がっていると実感しています。今日、選手たちにも言ったのですが、昨日の浦和と柏、その前の浦和とガンバの試合を見て、改めて浦和は強いなと。素晴らしいチームだと実感しました。そのような浦和に対して、2試合を通して勝ち切ってファイナルへ行けたことについて、改めて嬉しく思うと同時に、選手たちを誇りに感じました。そういった意味では、明日、優勝争いをしている横浜FMに対して勝って、その積み上げを証明することが大事だと思っています。その手応えも感じています。チームの雰囲気については、やはりルヴァンカップのファイナルまで勝ち上がったことで、チーム内ではかなりいい競争ができています。明るい雰囲気の中で、いい練習ができていることに感謝しています」

■松田陸

Q:直近の試合でルヴァンカップ決勝進出を決めた後、2週間の練習について
「ずっと連戦が続いていたので、久しぶりに練習という練習をした感じですね」

Q:モチベーションや競争力はより高まっている?
「そうですね。球際も激しくなりましたし、チーム内での競争もあります。そういうことを練習から継続していくことは監督も求めているので、そこはみんなでできていると思います」

Q:ここからカップ戦2試合も含めた3連戦になるが、まずは明日の横浜FM戦に向けて集中して臨みたい?
「そうですね。明日、横浜FMに勝って、J1残留を決めたいですし、相手は上位にいるチームなので、そこを叩いて、カップ戦2つも取りに行けるようにしたいです」

Q:リーグでの優勝争いをしている横浜FMの印象について
「監督が代わっても同じサッカーをしていますし、前に速い選手、両ウイングにはドリブラーもいるので、正直、大変ですが、しっかり守り切って、得点も取っていきたいと思います」

Q:直近のルヴァンカップ準決勝では、いい守備からいい攻撃につなげる形ができていたが、今節について、守備のやり方をどう考えていますか?
「ルヴァンカップの浦和戦に関しては、リーグ戦での分析をうまく生かせた感じです。今節に関しては、試合が始まって、状況に応じて、自分たちで考えることになると思います。前から奪いに行って、うまく回されたら引くこともあるでしょうし、ゲームの中で考えていく感じですね」

Q:相手には、扇原貴宏選手、水沼宏太選手、杉本健勇選手とかつての仲間もいるが、楽しみな部分、警戒する部分もありますか?
「警戒する部分はありますが、特長も分かっているので。セレッソにいた方が良かったな、と思わせるようなプレーをしたいですし、勝ちたいです」

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