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【8/15 福岡戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-08-15/ アビスパ福岡のホームに乗り込み、明治安田生命J1リーグ第24節に挑んだセレッソ大阪。先発は前節のベガルタ仙台戦から2人変更。松田陸が出場停止から戻り、藤田直之がリーグ戦では第16節・鹿島アントラーズ戦以来となる先発を果たした。
一進一退の攻防で始まったこの試合、最初にチャンスを迎えたのはセレッソ。14分、藤田のパスから裏を取った奥埜博亮のクロスにアダム タガートがニアで合わせたが、惜しくもシュートは枠を外れた。18分には右サイドを崩され福岡に決定機を与えたが、シュートはGKキム ジンヒョンが好セーブ。その後はセレッソがボール保持率こそ高めるも、福岡の守備を崩すことができずにいると、39分に失点。ホームでの対戦時にもアシストされたエミル サロモンソンへの寄せが甘くなると、右足でのクロスに中でボレーを合わせられ、キム ジンヒョンも届かないコースへ決められた。
ただし、セレッソも前半アディショナルタイム、すぐさま同点に追い付く。藤田のロングスローが一度はクリアされたが、こぼれ球を拾った藤田のクロスにアダム タガートがヘディングで合わせた。「もうじき、取れそうな気がします。その雰囲気は自分の中にもあります」と話した試合前の手応えそのままに、背番号9に待望のリーグ戦初ゴールが生まれた。
後半も立ち上がりはセレッソが押し込む展開が続く。58分には、藤田の絶妙な縦パスから裏に抜けた奥埜がシュートも、わずかに枠の外。68分には清武がカットインからシュート、74分にも攻撃参加してきた松田陸が鋭いシュートを放ったが、GKのセーブに遭う。
もっとも、その一方で、福岡のカウンターやサイド攻撃からピンチを招く場面も続くなど、試合はどちらに転んでもおかしくない展開に。次の1点が勝負を決める気配が濃厚となる中、セレッソは79分、途中出場の加藤陸次樹が裏に抜けてゴールに迫ったが、ペナルティーエリアへ入るギリギリのところで止められた。
試合はこのままアディショナルタイムへ突入すると、90+6分、セレッソにとって悪夢の瞬間が訪れる。途中出場のジョルディ クルークスにクロス性のシュートを決められ、土壇場で失点。勝ち越しゴールを許すと、試合はこのまま終了。公式戦での負けなしは13試合で止まり、リーグ戦では11試合連続未勝利に。「下位とも差が詰まって危機感はある」と話したのは藤田だが、「その中でも焦らず、みんなが同じ方向を向くことが大事。もちろん、今日の負けも悔しいですが、前を向いて、切り替えていくしかない」と最後は気丈に語った。
公式戦13連戦は始まったばかり。中2日で迎える天皇杯ラウンド16・サガン鳥栖戦、さらには週末に行われるJ1第25節・横浜FC戦へ。リバウンドメンタリティーが求められる。

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