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【Match Review】開幕戦以来の有観客試合となった今節。ボールを握って攻め込むも、1点が遠く、今季初黒星を喫する

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2020-07-12/ 前節、唯一の開幕3連勝を果たして首位に立ったセレッソ大阪。今節はホームに名古屋グランパスを迎えての一戦となった。リーグ戦再開後2試合のリモートマッチを経て、有観客となった今節。アップで現れた選手たちにはスタンドから惜しみない拍手が送られ、少しずつではあるが、Jリーグにも日常が戻ってきたことを実感させた。
試合は5分、坂元達裕がサイドから中央にドリブルで切れ込みチャンスを作ると、続く6分には、左サイドを崩し、最後は藤田直之がミドルシュート。わずかにクロスバーを越えたが、上々の立ち上がりを見せる。飲水タイムを挟んだ後も、ボールを保持して攻めたセレッソ。30分、松田陸のクロスに合わせたブルーノ メンデスのヘディングが際どいコースに飛んだが、ここはGKに防がれた。 守備でも名古屋にチャンスらしいチャンスは作らせていなかったが、徐々に名古屋のプレスに苦しみ、つなぎでのパスミスが増えると、38分、一瞬の隙を突かれてCKから失点。試合展開を考えると、悔やまれる失点となった。
1点を追いかける後半、状況を打開すべくロティーナ監督の動きは早かった。後半開始からブルーノ メンデスに代えて豊川雄太を投入すると、50分、FKでのサインプレーから松田 が強烈なシュートを放つも、わずかに枠を外れた。52分には、奥埜博亮に代えて都倉賢、藤田に代えてルーカス ミネイロを同時投入。さらに61分には、4枚目の交代カードとして、清武弘嗣に代えて柿谷曜一朗をピッチに送った。 そんな攻勢を強めた矢先の61分。中盤でボールを奪われると、これまでもヤンマースタジアム長居で何度も点を決めてきた阿部浩之に強烈なミドルシュートを叩き込まれた。2点差を追いかける展開となったセレッソは、70分、坂元に代わって片山瑛一がピッチに入り、5人の交代枠を使い切ると、ここから猛攻を仕掛ける。
前線では都倉と豊川が体を張ってボールを収め、クロスに飛び込む。片山はロングスローから好機を生み出す。柿谷も丸橋祐介とのコンビでサイドを打開しにかかるが、守備を固める名古屋から決定機を作ることができない。サポーターの後押しも受け、最後までゴールを目指したセレッソだが、名古屋の堅守をこじ開けることができず、試合終了。「お客さんが入っているのはうれしいですし、力にもなりました。勝利を届けることができなかったことは申し訳ない気持ちです」と豊川は無念の思いを語った。
試合前、試合中、そして試合後も、大きな拍手を送り続けてくれたサポーターの思いに応えるためにも、次節、そして、次回のホームゲームでは必ずや勝利を届けたい。

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