2023明治安田生命J1リーグ第26節

2023明治安田生命J1リーグ

2023.9.2

セレッソ大阪

オウンゴール (52')

レオ セアラ (72')

渡邉 りょう (90+2')

3

HOME

FULL TIME

0

0-0

3-0

川崎フロンターレ

ヨドコウ桜スタジアム

18,789

KOIZUMIサポーティングマッチ

HIGHLIGHTSハイライト

ギャラリー

MATCH REVIEW

今季2度目の3連勝で4位浮上。レオ セアラが2得点に絡む活躍、渡邉りょうにJ1初ゴールも


名古屋グランパスとの上位対決を制した前節から中6日。セレッソ大阪は、再びホーム・ヨドコウ桜スタジアムにて、川崎フロンターレとの明治安田生命J1リーグ第26節に挑んだ。先発は名古屋戦から1人変更。鳥海晃司が復帰し、CBの一角に入った。ベンチには、第17節・ヴィッセル神戸戦以来となる奥埜博亮も戻った。

開始5分、セレッソにチャンス。香川真司のパスに抜け出した毎熊晟矢のクロスから上門知樹がシュートも、惜しくも枠を外れた。直後の8分には、自陣でボールを奪われピンチもレアンドロ ダミアンのシュートはGKヤン ハンビンが防ぐ。序盤は果敢なプレスから相手のミスを誘い、セレッソが主導権を握る。ただし、この時間帯で先制できずにいると、次第に試合は川崎ペースに。今節の川崎は天皇杯準々決勝から中2日という過密日程もあり、大幅なターンオーバーを実施。システムもいつもの4-3-3ではなく、攻撃時は3-5-2、守備時は5-3-2になる可変式で臨んできた。セレッソはサイド攻撃がうまく機能せず、背後へのボールも増える中、決定機を作るには至らない。逆に19分、29分と川崎に決定機も作られたが、前者はヤン ハンビンの好セーブで、後者はシュートがクロスバーを越えて事なきを得た。試合後、「相手の出方でうまく対応し切れず前半は終わった。ただ、その前半を失点ゼロで抑えたことが今日のポイントだと思う」と香川も振り返ったように。結果的に、前半を0-0で折り返したことが後半へつながっていく。
後半に入るにあたり、「サイドバックのポジショニング、ボランチの関わり方を全員で共有した」(小菊昭雄監督)セレッソは、両サイドバックも前半より高い位置を取り、サイドで押し込み始める。47分、舩木翔のサイドチェンジから、ジョルディ クルークス、毎熊、クルークスとパスをつなぎ、最後はクルークスのグラウンダーのクロスを受けたレオ セアラが右足を振り抜くが、ここはポストに弾かれる。ただし、その5分後、セレッソが先制に成功。突破口は再び右サイドから。香川と毎熊のパス交換で相手を釣り出すと、毎熊の縦パスを受けた喜田陽が香川を経由して右サイドへ展開。クルークスの左足でのクロスにニアで競ったセアラが相手DFのオウンゴールを誘った。前半は相手に抑えられていたカピシャーバも後半は躍動。再三、縦に突破し、ゴールまであと一歩の場面を作る。

ただし、60分、カピシャーバが相手ペナルティーエリア内で倒されたかに見えたシーンの直後、川崎のカウンターを受けてピンチを招く。ここで好カバーを見せたのが鳥海。ダミアンのポストプレーから抜け出した山田新に粘り強く並走し、最後は体を入れてシュートは阻止。あわやGKと1対1か、というシーンを防ぐビッグプレーだった。すると、66分、クルークスのクロスが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得。これをセアラが確実に決め、セレッソがリードを2点に広げた。直後に4人同時交代でシステムを4-3-3に戻してきた川崎に対し、セレッソも84分、マテイ ヨニッチを投入して5-4-1に変更。守備を固め、カウンターから3点目を狙いにいくと、87分に入った新井晴樹と渡邉りょうのプレーからセレッソが3点目。90+2分、新井が左サイドを突破して得たPKを渡邉が決め、勝利を決定付けた。渡邉にとっては嬉しいJ1初ゴール。「セレッソに来て初めてのゴールをホームで取れたことは、自分にとっても大切なゴールになりました」と喜びの声を上げつつ、「もっともっと重ねていけるように。点を取ったからこそ、また一つずつ自分がやるべきことを整理して、日々、競争していきたい」と今後のさらなる成長も誓った。試合はこのまま3-0でセレッソが勝利。前節に続く大量3得点で、今節は無失点。2試合連続で途中出場の選手がゴールを決めるなど、チームは好循環に入ってきた。ここから代表ウィークのためリーグ戦は2週間後になる。「次の鹿島戦まで成長していきたい。練習からいい競争をしていきたい」と小菊監督。また、今節の終了後は、日本代表に選出された毎熊をゴール裏のサポーターが祝福して後押し。「やってやるぞ、という気持ちも増した。ここからは代表へ気持ちを切り替えて、頑張ってきたい」と毎熊。ドイツ代表、トルコ代表との2試合が予定されている欧州遠征で、代表デビューの瞬間にも期待したい。

監督コメント

■小菊 昭雄監督

「前節の名古屋戦から内容を伴った勝利ができたことを嬉しく思います。試合をベンチで見ながら、うまい選手が強く、逞しく成長しているな、戦っているなと強く感じました。負けたら厳しくなるこの大事な2試合、上位対決での連勝は非常に大きいと思います。ただ、まだトップ3には到達していないですし、到達してからは一気に優勝争い。そこを目指してここから中断期間の2週間、次節の鹿島戦まで成長していきたいと思います。また、練習からいい競争をしていきたいと思います」

Q:前半、相手が3バックでくることは想定していたか、していなかったか分からないが、少し戸惑いも見られたように思います。ただ、後半は開始から修正して内容も良くなったが、ハーフタイムでの指示について

「メンバー表を見た時に、相手が3バックで来ることも想定はしていました。ただし、我々のビルドアップの立ち位置が、準備してきたことに比べて少しイレギュラーがあったので、ハーフタイムに映像を使って修正しました。特にサイドバックのポジショニング、ボランチの関わり方を全員で共有したことで、立ち位置での位置的優位を取って、有効に前進できたシーンが多くなったと思います。しっかり選手たちが理解して実践に移す。そのあたりの成長を嬉しく思っています」

Q:J1初ゴールを決めた渡邉りょう選手について

「りょうは練習でも非常にセレッソのサッカーに、強度に慣れてきて、近いタイミングで点を取るだろうなと思っていました。あの緊張する場面でしっかり決め切る。(新井)晴樹とどのような会話があったか分からないですが、あの場面でキッカーとなりPKを蹴る。そのあたりはストライカーだなと思います。PKを誘発した晴樹の突破力、アグレッシブな姿勢も非常に嬉しく思います。何よりも、前節も同じことを言ったと思うのですが、18人全員で勝ち切れたことを嬉しく思います」

Q:3点目のPKのキッカーは、チームとしての指名ではなく、本人たちで決めたと。

「はい。レオがいればレオが蹴ると決まっていますが。僕は真司が蹴るかな?と思っていました。真司か、PKを取った晴樹かと思っていました。りょうがどのような形で蹴ることになったのか、また聞いてみます(笑)」

Q:「後半はサイドバックのポジショニング、ボランチの関わり方を全員で共有した」という話がありましたが、1点目は毎熊選手と喜田選手が起点になりました。修正の成果でしょうか?

「そうですね。前半、少しビルドアップがうまくいかないときは、相手のジャンプ(プレス)がどうなのか。そこは、(相手が)4-4-2や4-3-3のシミュレーションとは少し違いましたので、マイクや(舩木)翔が低いポジションを取ったときにうまく誘導されて、ハメられるシーンもありました。(後半は)ビルドアップの際、ハンビンを入れて、相手の(FW)2枚に対して、ハンビンとCBで幅を取って、3人プラス、サイドバックの選手2人がもう少し高い位置を取ってボックスを共有していく。そういう話をして後半に臨みました。彼らの持ち味の一つでもあります。マイクもそうですし、翔もそうです。現代サッカーで求められる、外でゲームを作りながら、ファイナルゾーンまで進入していく。そういった、私たちが目指しているサッカーが一つ一つ、積み上がっているなと感じました。さらにクオリティーを上げていきたいと思います。マイクに関しては、ここから代表に行って、貴重な経験をして、さらに大きく成長して帰ってきて欲しいと思います」

選手コメント

■レオ セアラ選手

Q:3-0で勝利した今節を振り返ると?

「相手は準備期間が2日間しかなかったですが、その中でも難しい試合になりました。そうした試合で勝利できたことは良かったですし、勝点3を積み上げたことは大きいです」

Q:PKの場面については?

「ジョルディ(クルークス)が素晴らしいクロスを上げてくれて、相手のハンドを誘発してくれたおかげで、決めることができました。いつもPKの練習はしていますし、いつも落ち着いて決めることができているので、試合でもその感覚で決めることができました」

Q:昨年の11ゴールに並んだが?

「毎年、言っていますが、昨年より今年、常に更新したい気持ちがあります。昨年のゴール数に届いたことは嬉しいですが、もっと取りたいですし、何よりチームの勝利が重要なので、これからもチームが勝てるようにプレーしたいです」

Q:手に持っているペンライトは、どうされるのですか?

「子どもにプレゼントしようと思っています(笑)」

Q:映像でピックアップされたことで、娘さんも有名になったのでは?

「そうですね(笑)。ああやって一緒に入場することは、僕の力になっています。家族のおかげもあって、点を決めることができています」


■ジョルディ クルークス選手

Q:1点目、2点目とクルークス選手のクロスから生まれました。後半の立ち上がりはうまくサイドを使えていたが、ハーフタイムでの修正について

「前半もいいプレーをしていたと思いますが、後半は、『よりサイドのスペースを活用するように』と言われました」

Q:毎熊選手が日本代表に選ばれました。右サイドで縦関係を組んでいるクルークス選手としては、彼の成長に一役買った思いもありますか?

「毎熊選手自身、素晴らしいです。彼が代表に選ばれて僕も嬉しいです。いいコミュニケーションが取れていますし、いい関係性を作れています。ここ数試合、特にいいコンビネーションが築けていると思います。代表でも頑張ってきて欲しいと思います」

Q:クルークス選手が思う、毎熊選手の良さは?

「毎熊選手はゲームの流れを読むのがうまい。僕のためにスペースを作り出してくれたり、お互いを見ながらプレーできます。連係を取りやすい選手だと思います」


■香川 真司選手

Q:相手が3バックで来たことは想定外でしたか?

「想定外でしたね。2トップも想定外でした。そこで前半、うまくハマらなかったし、少しバタついたところもありましたが、逆に失点ゼロで抑えたことで自分たちのリズムになったと思います。前半の内容は良くなかったですが、耐える必要もあった中で、うまく耐えたことで、確実に後半はチャンスがくると分かっていました。もちろん、前半からいきたかったですが、相手の出方でうまく対応し切れず前半は終わった。ただ、その前半を失点ゼロで抑えたことが今日のポイントだと思います」

Q:逆に言うと、後半は良い入りができました。チームの中でも、相手が3バックだということをしっかり把握して、修正できた?

「そうですね。前半は相手の方がリズムが良かった分、相手は点を取れるチャンスで取れなったことで、メンタル的なダメージもあったと思います。そうなれば、後半は流れが変わる。それがうまく立ち上がり、得点につながったことは大きかったですね」

Q:連勝で上位との差も縮まり、4位に浮上しました。今の気持ちの持ち方としては、いかがですか?

「次の鹿島戦しか見ていないですし、一歩ずつチームとして成長していくしかないです。まだまだ今日の前半もそうですし、最後の精度、全体のコンパクトさなど、課題もあります。ホームだからうまく守れたところもあったと思う。次はアウェイなので、アウェイでもしっかり勝てるように、また気を引き締めて臨みたいです。コンディション的にも一回、休養を取って、またフレッシュな状態で次節に向かいたいです」


■鳥海 晃司選手

Q:60分、相手のカウンターを止めたシーンはビッグプレーでした。

「(並走した川崎Fの山田選手は)めっちゃ速かったですが、(苦笑)、あの場面は戻るしかないと思って走りました」

Q:シュートを打たせなかった守備も素晴らしいと思いました。

「(相手が)トップスピードだったので、難しいコントロールになると思ったので、最後までずっと付いていって、そうしたら、ボールが(相手と)僕の間ぐらい落ちたので、体を入れました」

Q:カピシャーバ選手が突破した後のプレーで、やや全体が止まった中で、しっかり対応されました。

「シン(進藤)がアタックしたので、必然的に自分がカバーする形になりました」

Q:前節、自身は欠場した中で、戻ってきた試合で無失点で抑えたことも大きいのでは?

「そうですね。前節は試合前日に痛めて、チームもいい形で勝ったので、ここで勝たないと自分のポジションも危ないと思っていたので、絶対に勝利が必要だと思っていました。勝てて良かったです」


■毎熊 晟矢選手

Q:1点目は、自身が喜田選手に出した縦パスが起点になったが、振り返ると?

「セオリー的には後ろへ戻すことが多いと思いますが、あそこで前に付けることが大事だと、サイドバックをやり始めてから常に思っているので、前を見るようにしています。陽はいつもいいポジションを取っているので、付けることができて良かったです」

Q:「勝利して代表に向かいたい」と話していた中で、勝てましたね。

「今日は特に何もしていないですが、チームとして同じ方向を向いて戦えたことで勝てました。個人的にも気持ち良くいけるので、有難いですね」

Q:DFとしては、無失点で終えたことも大きいのでは?

「そうですね。1点目を取った後は、積極的に2点目を取りにいく形でしたが、2点目を取ってからは、リスク管理もしっかりしようと話し合っていたので、無失点で終われたことは良かったです」

Q:3連勝で4位に浮上したが?

「まずは3位以上がチームとして掲げている目標なので、そこに向けてやっていきたいです。もちろん優勝も目指していますが、一つ一つの試合で勝つことしか考えていません。上を見ずに、まずは目の前の相手を見て、今後も戦っていきたいです」

Q:川崎戦が終わったことで、改めて代表活動への思いも強くなったのでは?

「そうですね。川崎戦が近かったので、代表よりも川崎戦の方に気持ちが向いていました。今日、勝てたので、安心しましたし、サポーターの皆さんから声もかけていただいて、やってやるぞ、という気持ちも増しました。ここからは代表へ気持ちを切り替えて、頑張ってきたいと思います」

Q:クラブオフィシャルの映像で、上門選手が「夜ご飯、どうしよう」と話している様子があったが?

「さっきも、急きょ3日連続オフになったのですが、『逆に嬉しくない。どうしよう』と言っていました(笑)。まぁでも、一人でも生きていけると思うので、大丈夫だと思います。電話はしようかなと思います(笑)」


■渡邉 りょう選手

Q:J1初ゴールを決めた思いは?

「加入してからチャンスで決め切れなかったり、試合に長い時間出られなかったり、悔しい思いもあった中で、今日はPKを晴樹が譲ってくれて、1点を取れたことは今後の自分にもプラスになっていくと思います。ただ、今日の結果は今日の結果として受け止めて、また中断期間に個人としてもレベルアップして、もっと長い時間、試合に絡めるように日々の練習をしっかりやっていきたいです」

Q:PKを蹴ることになった経緯は?

「最初は(新井)晴樹が蹴る気満々の雰囲気を出していたので、『自信もって蹴れよ』って言ったら、ボールに背を向け始めたので(笑)。『じゃあ、俺、蹴るわ』って言ったら、『りょうくん、蹴っていいよ』と。そういう感じでした(笑)」

Q:これまでのPKに比べると、緊張もありましたか?

「ちょっと緊張しましたが、(蹴る前は)思い切り打って、決めるイメージをずっともっていました。集中して、振り抜くことができました。ダメ押しの3点目になって良かったです」

Q:ホームゴール裏の前で決めたことは、記憶に残るJ1初ゴールにもなったのでは?

「そうですね。セレッソに来て初めてのゴールをホームで取れたことは、自分にとっても大切なゴールになりました。ただ、もっともっと重ねていけるように。マイク(毎熊)も代表にいきましたが、継続できる選手が上にいけると思うので、自分自身も今の環境で100%で取り組んで、そういう場所を目指せるように、日々、一生懸命やっていきたいと思います」

Q:終盤の時間帯は2-0でしたが、チームとしても貪欲に3点目を狙いにいく心境だった?

「はい。3点目を取りにいきつつ、前がかりになって失点だけは避けたかったので、無失点で終えたことも大事でした。その中で、晴樹の突破から3点目が生まれたことは、チームにとっても、また競争が生まれるいいサイクルだと思います。自分も点を取ったことに満足せず、点を取ったからこそ、また一つずつ自分がやるべきことを整理して、日々、競争していきたいと思います」

Q:前節は短い時間でアシスト、今節は得点と結果を出しています。ベンチからも戦況を見て、入ったときのイメージをしている?

「そうですね。試合を見て、自分が入ったらどういう動きをするか、相手とどういう駆け引きをするか、いいイメージをもつようにしています。そうすれば、後は体が動いてくれる。もっともっと出場時間を伸ばして、スタメンに食い込んでいけるようにならないと、チームとしても上にはいけないと思うので、まずはそこに食い込んでいけるように、練習からしっかりやっていきたいと思います」


■新井 晴樹選手

Q:PKを獲得した仕掛けについて

「(前々節)横浜FC戦で途中出場した時に消極的なプレーをして、心残りがあったというか、後悔したので、あれ以降、練習でも1対1になったら全部仕掛けたり、自分の良さ、自分が求められていることを再確認して、練習でもあのシーンになったら仕掛けることを意識しています。それが試合に出たと思います」

Q:PKのキッカーの経緯については?

「最初、りょうくんが『晴樹、自分でいけよ』と言ってくれたのですが、蹴るつもりでいたのですが天皇杯が頭をよぎりました(苦笑)。後ろを向くとりょうくんがいたので『りょうくん、お願いします』と言って、蹴ってもらいました(笑)」

Q:渡邉選手も、「途中でボールに背を向けた」と話していました。

「そうなんです。途中でマインドが変わって…(苦笑)。あの場面で3-0になればめちゃくちゃ大きかったので、譲ってしまいました」

Q:新井選手も、決めればJ1初ゴールでした。

「そうですね。まぁでも、まずチームの勝利が第一優先だと思い。このまま連勝を続けて、必ず優勝争いをしたいです」

Q:結果的に、あの3点目で得失点差で4位に浮上しました。

「勝点もそうですが、得失点差も並んでいるので、少しでも増やしていくことは大事。今後につながる3点目になったと思います」

Q:渡邉選手も話していましたが、「競争意識」がチームを上向きにする、と。

「ホントそうですね。練習から、守備や対人でもバチバチやっています。自分のライバルはカピですが、カピもめちゃくちゃ調子がいい。常に練習から負けたくない意識でやっています。もちろんチームメートとしてリスペクトはしていますが、サッカー選手として負けられないので」

Q:新井選手も3得点2アシストをされて10-3で勝利した名古屋戦翌日の練習試合が、公式戦にも生きていますね。

「そうですね。自分はウィングなので、数字にはこだわらないといけない。クロアチアではなかなか数字が残せなかったのですが、日本に帰ってきて、どんどん数字を残していきたいと、常に心掛けてプレーしています」