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Match Preview

  • 2/28 長崎戦
  • メディア

J2から昇格してきたV・ファーレン長崎のホームに乗り込む今節。リスク管理も徹底しつつ、積み上げてきたアタッキングフットボールで勝点3を掴み取る


サンフレッチェ広島をホームに迎えた明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第3節から中5日。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、V・ファーレン長崎との明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第4節に挑む。

前節の広島戦は、前半は相手のペースで試合が進むも、大畑歩夢にスーパークリアが飛び出すなど無失点で折り返すと、後半の立ち上がりは攻勢に出る。ただし、その時間帯で1本のロングキックに競り負け、セカンドボールを拾われ、ミドルシュートから失点。隙を見せた形となってしまった。ただし、その後も選手交代を含めて反撃姿勢を強めると、左ウイングに入った横山夢樹がドリブルで突破口を見出し、イェンギ クシニが入った76分以降はシステムを2トップに変更。より前線に起点を増やして攻撃に迫力を出した。後半アディショナルタイムに2度の決定機を作るなど同点への機運も高まった90+5分、ディオン クールズのロングスローから櫻川ソロモンがバイシクルシュートを決めて同点に追い付く。時間帯、ゴールの形も含め、劇的な展開にヨドコウ桜スタジアムは大いに沸いたが、直後の90+7分に失点。土壇場で広島に勝ち越しを許し、その手から勝点がこぼれ落ちた。今週の公開練習後、この一連の流れを振り返り、櫻川は次のように話した。「時間帯や展開を考えると、同点でも意味があったのですが、ホームですし、同点で喜ぶよりも、もう1点を取りにいく姿勢を見せようと思って、『次だ、次』という意思を見せたセレブレーションになりました。その後、あのような結果にはなりましたが、セレッソが今後もっと大きくなるため、優勝するためにはホームで勝つ姿勢を見せるべきだと思うので、その姿勢は間違っていなかったと思います」。あくまで勝ちを目指したその代償として、勝点を失う結果にはなったが、後半に見せた攻め抜く姿勢は今後につながるだろう。その上で、あの時間帯と展開であれば、しっかりと試合を締める意識を持つことも必要だ。


長崎は昨季のJ2リーグを2位で終え、2度目のJ1昇格を達成。昨シーズンのJ2得点王・マテウス ジェズス、元日本代表でセレッソでも主将を務めた山口蛍ら選手個々の能力の高さはJ2では抜きん出ていた。そこへ今季はチアゴ サンタナや長谷川元希、さらには昨季まで5シーズン、セレッソでプレーしていた進藤亮佑らを補強。よりJ1仕様のチームにアップデートを図っている。開幕戦では広島に1-3、第2節もヴィッセル神戸に0-2で敗れる連敗スタートとなったが、前節は敵地で名古屋グランパスに3-1で勝利。サンタナのミドルシュートで先制すると、途中出場の快速FWノーマン キャンベルが2得点。守備を含めた組織力と、外国籍選手の個の力が上手くかみ合う形で快勝を収めた。セレッソとしても今節はリスク管理が重要になる試合であり、前線のタレントに良い形でボールを収めさせないよう、細心の注意を払いたい。展開としては、セレッソがボールを持ち、主導権を握った中から相手の守備をどう崩すか、という局面が増えることが予想される。ビルドアップで長崎を押し込んだ状態から、トップ下に入る柴山昌也を起点に左右のウイングも効果的に使い、最前線の櫻川ソロモンにボールを届けたい。「セレッソはつなぐし上手い選手も多いので、自分はゴールとポストプレーに集中できる。シバ(柴山)からいいパスが来たり、サイドの選手が抜け出してクロスが来たり、ゴールになりそうなシーンは多い。自分としては、点を取るところに入っていくことに意識を傾けることができる。得点に対する自分への期待値は上がっています」と語る充実の新背番号9の3戦連発に期待したい。前節、途中出場で反撃ムードを高めた横山も注目の一人。FC今治でプレーした昨シーズン、すでに長崎戦は経験済みであり、「自分の特長が出せたポジティブなイメージが残っています」と手応えも語る。今節はドリブル突破のその先にある、得点につながるプレーを目指す。

PEACE STADIUM Connected by SoftBankが完成して以降、同スタジアムでセレッソが試合を行うのは初めて。遠征を楽しみにしているサポーターも多いだろう。指揮官であるアーサー パパス監督も「試合を楽しみにしています。素晴らしいスタジアムで我々が信じているスタイルを発揮して、勝利を掴みたい」と今節に臨む意欲を語った。積み上げてきたアタッキングフットボールを披露し、前節の敗戦を払拭する勝点3を掴み取る。

試合前日コメント

アーサー パパス監督


Q:今週の公開練習ではビルドアップの向上に時間を費やしていました。つないで崩す部分は、さらにその精度を上げていきたい?

「いかにウチのスタイルを進化、発展させていくか、という狙いを持っています。効果的なプレーが出来つつありますが、波があるので、そこを改善したいと思っています。2シーズン目ではありますが、各ポジションに新しい選手もいますので、しっかりとした連係を作らなければいけません」

 

Q:90+5分に追い付きながら、直後に失点して敗れた前節の受け止め方について。今週、選手たちにはどのような言葉を掛けましたか?

「試合の終え方としては悔しい形になりました。追い付いて、残り1分という状況であれば、少なくとも引き分けで終えなければいけなかった試合でした。その状況で負けてしまったことは、集中力とリーダーシップに欠けていたと思います。ただし、選手たちにはその場面の話の後に、それ以前の時間帯の話もしました。チームとしてホームでどう戦うべきか、どういうフットボールを展開していきたいか、という意識の共有もしました」

 

Q:決して守備的な戦いをする必要はないと思うが、終盤まで同点であれば、PK戦で勝点2を取る可能性もあることを踏まえて、引き分けでクローズすることも考えていきたい?

「まず、私はPK戦で決着を付けるルールに賛同的ではありません(笑)。それはさておき、どんな状況であれ、引き分けでオッケーという考えはありません。ホームであれアウェイであれ、勝利を目指す姿勢は大前提として伝えています」

 

Q:V・ファーレン長崎の印象と、試合へ向けた意気込みについて

「第一印象としては、J1に昇格するために多額の投資をして、今シーズンもさらに投資を進めているチームという印象です。カテゴリーが上がったことで、ギャップに苦しむことはあると思いますが、前節は名古屋グランパスにアウェイでクオリティーを見せていました。我々もしっかりと戦わなければいけません。印象としては、町田に近いと言いますか、J1に昇格してきたばかりのクラブですが、投資を見ても、J1に長く留まる可能性を秘めたチームだと思います。試合を楽しみにしています。素晴らしいスタジアムで我々が信じているスタイルを発揮して、勝利を掴みたいと思います」


柴山 昌也選手


Q:直近の2試合では、ボランチからボールを受ける動き、決定機に直結するスルーパスの精度など、プレーが研ぎ澄まされてきた印象も受けるが、トップ下で意識していることは?

「トップ下の役割としては、中盤の選手とコネクトしてビルドアップをスムーズに進めること、ビルドアップの出口になること。それはチームとしての狙いですし、自分の武器でもあるので、それを上手くやることは意識しています。ボランチの選手とのつながりに加えて、ボックスの近くになれば、9番の選手との距離感も意識していかないといけないと、前節の試合で思ったので、今週の練習ではそこも意識して取り組んできました」

 

Q:まさに櫻川ソロモン選手との関係をさらに深めることが攻撃力アップのカギだと思うが、彼との連係で意識していることは?

「ボールが収まるし、時間も作ってくれる選手です。それはソロくんもキャス(イェンギ クシニ)もそうです。彼らに当てた瞬間、自分がサポートに行けばチャンスになることは分かっています。ただ、ボランチとのコネクトも意識しないといけないので、前線との距離感はうまく見ながらになります。そこは自分の感覚とチームの流れをうまく見ながらやっていきたいです」

 

Q:V・ファーレン長崎戦に向けて。相手の中盤には山口蛍選手ら潰しに長けた選手もいますが、どう打開していきたい?

「攻守で圧倒して勝点3を取りたいです。自分は攻撃の選手なので、数字も意識して、チームの勝利のためにしっかり走り切りたいと思います」

 

Q:長崎には進藤亮佑選手もいます。彼の背後を取るために、対面するチアゴ アンドラーデ選手を上手く生かしていきたい?

「そうですね。チアゴのストロングポイントを生かすことはチームの狙いでもあります。特に自分が前を向いた時は、『積極的に裏に走ってくれ』と伝えています。どの試合もそうですが、(阪田)澪哉も含めてウイングの選手には、自分が前を向いたらパスを出せる自信はあるので、常に背後は狙っていて欲しいですし、自分も狙っていきます」


試合情報


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