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Match Preview

  • 11/8 G大阪戦
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プライドを懸けた大阪ダービー。現在の状況を変える大きな一勝をチーム一丸で掴み取る

1-4で敗れたアウェイでの鹿島アントラーズ戦から中7日。セレッソ大阪は、再びアウェイにてガンバ大阪との大阪ダービー、明治安田J1リーグ第14節に挑む。現在リーグ戦では8戦未勝利と状況は苦しい。そうした逆境の中で迎える大阪ダービーだからこそ、闘志が極限まで高まる舞台にて、いまの流れを変える大きな1勝を掴みたい。

鹿島に敗れた前節の試合後、「こういう試合を続けていたら、本当に(J2へ)落ちる。僕も含めてみんながもっと危機感を持ってやらないとチームは変わらない」と井上黎生人は切なる思いで警鐘を鳴らした。外からチームを見て感じたことについて畠中槙之輔は、「リーグ戦で言えば結果が出ていない。勝てていないことで選手一人一人が自信を持ってやれていないことは見ていて思います。ただ、できる選手たちであることは分かっているので、何か一つきっかけがあれば劇的に変わります。自分自身、練習からどんどんいい声を掛けていきたい」と語る。やはり8戦未勝利と結果が出ていないことで、心身ともにダメージを受けていることは確か。それでも、そうした現在の状況を払拭できる大きなチャンスが今節の大阪ダービーだ。ドイツでのザンクトパウリ時代、ハンブルクとのダービーを経験しているジャクソン アーバインも、「ダービーは状況を変えるには完璧な試合。英語圏でも、『これまでに起こったことは一旦置いて、決勝戦のような気持ちで戦う試合』という言葉があります。サポーターからの期待感を燃料に変えて試合に臨みたい」とチームに闘志を注入すべくピッチに立つ。前節の試合後、「ダービーはただの1試合ではありません。大事な試合であることは分かっています。サッカー選手としてのプライドや意地がみんなあるので、その全てを次の1週間に注いでいきたい」と話したのは田中駿汰だが、まさに今週の練習はチーム全体で一体感を取り戻すべく、戦術、球際、コミュニケーションとあらゆる角度から見直す1週間になった。試合前日、パブロ マチン監督は、「必要とされることはトレーニングの中で全てできました」と落ち着いた様子で話した。



8戦未勝利の間は、前半から主導権を握られて先制を許し、自ら厳しい状況に追い込まれる展開が続いている。そうした流れを繰り返さないためにも大事になる試合の入り。「先制点を取れば優位に進めることができる。立ち上がりから相手に襲い掛かって、ダービーでは先手を取りたい」とは小見洋太。直近の鹿島戦では守備の連動が見られず相手に簡単にボールを運ばれる場面も目立った。ディフェンスラインの選手だけではなく、前線から始まる守備、チーム全体での規律も大事になる。「サッカーは11人でやるスポーツ。誰かが出たら誰かがカバーする。誰かがミスをしたらそれをカバーするのがチーム。それを感じている選手が多ければ多いほど、早く変われます。一刻も早くそういう部分を修正しないといけない」と井上も改善点について話す。守備での統率を高めた上で、勝つために求められるモノはやはりゴール。今季のガンバの失点シーンを振り返ると、クロス対応に課題を残している様子も見受けられる。櫻川ソロモン、パブロ サバックら中で合わせる選手はいるだけに、両サイドから良質なクロスを届け、上から叩き込みたい。また、そこから派生するセカンドボール争いも試合のカギ。田中、アーバインを中心に球際で負けず、マイボールにできるか。勝負のポイントについては櫻川も、「細部の戦い」を挙げる。「球際一つ、切り替え一つ。一瞬の隙で勝つと負けるが左右されると思うので、細部にこだわってプレーしたい」。ここ数試合はセットプレーやミドルシュートからの失点も多い。相手へ寄せる部分も含め、際(きわ)の戦いで上回ることが重要だ。

「自分たちの今の状況からしてもそうですし、大阪ダービーということでもそう。この試合は引き分けでもいけない。(目指すは)勝点3だけ。サポーターの皆さんが満足する結果をつかみたい」と横山夢樹。小学生時代から桜のエンブレムを背負ってプレーしてきた岡澤昂星も、「ダービーはプライドを懸けた試合になります。内容は言っていられません。プライドが強い方が勝つと思うので、勝つことだけを意識してダービーに臨みます」と言葉に力を込める。まさに勝つことだけが求められる大阪ダービー。チーム一丸、桜の意地を見せるときだ。

試合前日コメント

パブロ マチン監督



Q:セビージャで指揮を執っていた時代もベティスとのダービーを経験されています。ダービーの持つ重みについて
「各国でダービーはある中で、特別な試合であることは間違いありません。その試合へ向けた気持ちを全面に出す試合にしないといけない。そうした熱量をファンの皆さんに伝えられるような試合にしないといけない。その上で質も求められます。選手たちが持っている力を全て出して欲しい。僕もそのために120%、選手たちを支えていけるように指揮を執りたいと思います」

Q:今週は公開練習もありました。サポーターから声も掛けられましたか?
「色んな声を掛けてもらいました。一番は、『勝たないといけない』という声が多かったです。僕も1試合1試合、全てに勝てるようにと思っていますが、直近はリーグ戦では8試合、勝てていません。この雰囲気を脱するために、この上ないタイミングでダービーが来たと思っています。この試合の結果によっては、一気に流れが変わる可能性もあります。そのためにも、やらないといけないことは全て試合にぶつけたいと思います」

Q:ガンバ大阪に対する印象は?
「攻撃的な印象が強いです。宇佐美選手はもちろん、ウイングにも速い選手がいますし、FWの選手の状態も良さそうです。ホームでプレーすることもあって、流れに乗って向かってくると思います。いいバージョンのガンバに対して、私たちもいいバージョンのセレッソを見せたいです。決定機を決めた方が勝つ試合になると思います」

Q:全ての練習を終えて、明日の試合を迎える状況になりました。今の心境はいかがですか?
「全体的にモチベーションも高いですし、気持ちの高まりも練習の中から伝わってきました。リーグ戦全体を考えても、“ここぞ”の試合だと思います。大阪ダービーはJリーグの中でも“本当のダービー”と呼べる試合です。そうした試合に向けて意気込みを言うとすれば、思い切って戦いたい、ということです」

Q:試合に向けてやれる準備は全てやれた、という思いでしょうか?
「はい。必要とされることはトレーニングの中でできたと思っています。連戦が続いていた中で、今節は久しぶりに1週間、練習を重ねることができたので、必要とされることは全てできたと思います。ここからは選手たちの状態をしっかり見極めながら、先発の選手、ベンチからスタートする選手を選定することだけです」


櫻川 ソロモン選手



Q:大阪ダービーを明日に控えた今の心境は?
「率直に楽しみです。僕は今年からセレッソに入って、百年構想リーグの開幕戦で初めてダービーを経験しましたが、一人退場して10人になりました。アウェイでの対戦でも出場時間は限られていました。今回、どのぐらい出られるか分かりませんが、楽しみです」

Q:FWに求められることは、どのように考えていますか?
「もちろん、個人的には自分が点を取ってダービーを勝たせたい思いはあります。ただし、それよりもまずはチームが勝つことを優先にプレーしたいと思います」

Q:ここ数試合、前半から相手に主導権を握られて先制される試合も続いています。その意味では、前線から始まる守備も大事になる?
「そうですね。もちろん先頭の選手から守備をすることも大事ですし、ポストプレーで体を張って、チームのために時間を作ること。そうしたプレーでもリズムは生まれます。背後に抜けて相手を引っ張ることなど細かい部分も含めた前線の役割が勝っていた試合はできていたと思います。逆になかなか勝てていない試合はそうした部分が少しできていなかったところもあると思うので、そうしたFWとしての役割を果たせたらと思います」

Q:今節に向かう練習としては、良い準備ができましたか?
「いいトレーニングができたと思います。シンくん(畠中)も練習に復帰して、シンくん、ノボリくん(登里)、(田中)駿汰くん、(井上)リキトくん、そうした選手たちを中心に練習の雰囲気を上げてくれて、引っ張ってくれました。それによって今週はいいトレーニングができたと思います」

Q:セレッソのユニフォームを着て戦った、百年構想リーグでの敵地での大阪ダービーはいかがでしたか?
「凄かったですね。大阪の人たちのダービーに懸ける思いをピッチの中からも感じました。そうした試合をサッカー人生で経験できる選手も少ないと思います。熱狂的な、大阪への思いを持ったサポーターの中でプレーできることは幸せだと感じていますし、今回も本当に楽しみです」

Q:横浜ダービーとの違いで何か感じた部分はありますか?
「横浜ダービーも横浜ダービーで良さはありますが、熱量という部分では、大阪ダービーは凄いなと圧倒されました。百年構想リーグの開幕戦もそうですし、アウェイでの試合もそう。熱量が凄いなと思います。今日の練習前も、サポーターの人たちがめちゃくちゃ多くの弾幕をグラウンドに張ってくれました。ネットを開けばダービーの話で持ち切りですし、大阪ダービーの熱量は違うと感じています」

Q:明日、勝利のカギはどこになりそうか?
「細部の戦いになると思います。球際一つ、切り替え一つ、お互い、高い集中力で試合に臨むと思うので。ガンバ大阪もいい状態で向かってくると思います。逆に僕たちはなかなか勝てていない状態だからこそ気を引き締めて練習してきました。一瞬の隙で勝つと負けるが左右されると思うので、細部にこだわってプレーしたいです」

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