Match Preview
- 10/31 鹿島戦
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公式戦8連戦のラスト。戦い方の意思統一を図り、トンネルを抜け出し今後へ向けて光明となる勝利を掴みたい
Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1stラウンド4回戦・水戸ホーリーホック戦から中2日。セレッソ大阪は、舞台をリーグ戦に移し、アウェイ連戦となる鹿島アントラーズとの明治安田J1リーグ第13節に挑む。カップ戦こそルヴァンカップも天皇杯も勝ち進んでいるが、リーグ戦は7試合未勝利。公式戦8連戦ラストとなる今節、チームの総力を挙げてリーグ戦8試合ぶりの勝利を手にしたい。
水戸戦は直近のリーグ戦から先発7人を入れ替えて臨んだ中、開始早々に横山夢樹が足首を痛めてピッチを後にするアクシデントもあった。前半33分、CKの流れから中村拓海がミドルシュートを決めて先制に成功。ただし、後半開始早々、相手FWに抜け出されて同点に追い付かれ、さらに水戸の攻撃を受ける展開に。そうした嫌な流れを断ち切ったのが櫻川ソロモン。ハビ エルナンデスと阪田澪哉、左サイドからのクロスに対してエリア内で強さを発揮し2得点。「自分の特長でもあるので、そこはしっかり体現できたと思います。FWなので数字にこだわって試合に入って、結果として2ゴールできたことは良かったです」と振り返り、「リーグ戦でも結果を出していけたらいいと思います」と今節は公式戦3戦連発を目指す。前節のジェフユナイテッド千葉戦では、追いかける展開になった後半はシンプルな4-4-2に変えて押し込む時間を増やし、後半アディショナルタイムに追い付く劇的な展開に持ち込んだ。ただし、前半はチャンスらしいチャンスを作れず、シャドーに入った小見洋太が強引な形でフィニッシュまで持っていく以外、シュートの形を作れなかった。今節へ向けてはリカバリー中心で練習時間は思うようには取れないが、少しでも攻撃の改善も求めていきたい。鹿島の総失点はセレッソの19を上回る21。セレッソとしても1発のチャンスは常に狙っていきたい。今季の鹿島はボール保持に特長がある。前々節の名古屋グランパス戦のように、守備で引き込んでのカウンターも効果的に働く可能性はある。
得点力向上へ攻撃の改善が求められる一方、守備でもここ数試合、リーグ戦では前半の早い時間帯での失点が目立つ。崩されたというより、第10節・川崎フロンターレ戦はリスタートの対応、第11節・名古屋グランパス戦、前節の千葉戦は1本のロングボールの処理。いずれも集中力を欠いたところからやられている。安易な失点を繰り返していては、勝てるゲームも勝てなくなる。鹿島には、ここまで12得点を奪って得点ランクトップに立つレオ セアラもいる。1発で仕留めることができるタレントに対し、隙を与えないタイトな守備を心掛けたい。チームは水戸戦後、大阪には戻らず関東に留まり調整を重ねた。「この時間をしっかり使って、分析やチームとしてのミーティングもできました。プロフェッショナルとして、限られた時間を一緒に過ごすことで、チームが一つになることも含め、この時間を有意義に過ごせています」とパブロ マチン監督は話す。「こういう上手くいっていない時は悪いところに目が行きがちですが、いいところにも目を向けて、全員がポジティブな気持ちでやることが大事だと思うので、チームの方向性を自分が示していけるようにやっています」とはキャプテンの田中駿汰。今節に向けて何かを大きく変えることは難しい。それでも、戦い方の意思統一を図り、ベクトルを合わせて試合に臨むことはできる。球際で戦い、守備で体を張り、チャンスで仕留める。結果が出ていない現状を変えるべく、一人一人の頑張りをチーム全体のパフォーマンスにつなげていきたい。
「スモールスカッド」(パブロ マチン監督)の中でやり繰りして戦ってきた大型連戦。その締めくくりとなる今節。トンネルを抜け出し、今後へ向けて光明となる勝利を掴みたい。
試合前日コメント
パブロ マチン監督

Q:前節のジェフユナイテッド千葉戦の前半は攻守に相手に上回られてしまったが、今節に向けてどう改善していきたい?
「相手は鹿島さんで、レベルも高い相手です。その中で大事にしたいことは、試合の入りと、チャンスを逃さないこと。緩さが出ないような試合にしたいです。前節は悪い中でも最後に2得点を取れたことは、選手一人一人のスピリットを感じました。そうしたところは引き続き持ちながら、最初のチャンスから狙いにいって、アグレッシブに戦うこと。熱量を高く、相手との1対1で負けないようにすること。少ないチャンスだったとしても、それをしっかり決め切ることを求めていきたいです」
Q:鹿島アントラーズの印象について
「強固なチームで、リーグ戦もカップ戦もしっかり戦えるメンバーが揃っています。戦う意識も強いチームだという印象があります。誰が出ても質が落ちないですし、スタメンに限らずベンチから出てくる選手の方が、もしかしたらいい選手かも知れない、という印象さえ受けます。ただし、そうしたチームと戦うことが僕らのモチベーションになります。相手が戦うことが特長であれば、それ以上に戦う姿勢を見せて、結果が付いて来る試合をしたいです」
Q:アウェイでの水戸ホーリーホック戦から今節の鹿島戦に向けて引き続き関東で調整していると伺っています。普段とは違った環境でしたが、この2日間で意識されたことは?
「移動を最小限に抑えてしっかりリカバリーする環境を作りたかったことが理由です。長期間、外で滞在することは非日常ですが、逆にこの時間をしっかり使って、分析やチームとしてのミーティングもできました。ポジティブに捉えることもできます。プロフェッショナルとして、限られた時間を一緒に過ごすことで、チームが一つになることも含め、この時間を有意義に過ごせています」
Q:水戸戦で負傷交代した横山夢樹選手の現状について
「足首を捻ったような感覚だったようです。現状としては、治療を受け続けています。試合の翌日は練習しませんでしたが、今日は少し参加することができました。次の試合に出ることができるかどうかは、明日の状態次第になります」
田中 駿汰選手

Q:リーグ戦では直近7試合未勝利です。5分2敗で負けていないという見方もできますが、現状をどう捉えていますか?
「7試合勝てていないことは重く受け止めていますし、責任も感じています。何か変えないといけないという思いです。チームとしてどう進んでいくのか、試行錯誤しながらやっています」
Q:守備が、攻撃が、というより、戦い方として上手くいっていない感覚もありますか?
「自分たちのやりたいことができていない試合が多いことは確かです。ボールを持てる時間が少ないと、チャンスも多く作れません。ボールを持って、自分たちのペースで進めていくこと、守備ではもっとアグレッシブにボールを奪いに行くこと、球際の部分はもっとやっていかないといけないと思います」
Q:後ろからつなぐ時に詰まって、動きが止まってしまう状況も多いように見受けられるが、そこを解消していくために改善していきたいことは?
「ボールを持っていない選手がしっかり動くこと、背後を狙う動きも増やしていくこと。相手にとって嫌な動きを増やしていくことが必要だと思います。全員がボールを受けられるポジションを取りながら背後を狙う共通認識を、全員で持ちながらやっていきたいです」
Q:守備では後ろが5枚になる時間も長いが、もう少し高い位置で奪うことが理想ですか?
「行くタイミングは全員で揃えて行くこと。ただ、全部が全部行くことはないので、自分たちの意識を合わせて守備をすることが大事だと思います。守備陣形を作れば大崩れはしないと思いますが、ずっと後ろで守っているわけにもいかないので。前から奪いに行くところと、しっかり陣形を整えて守るところの使い分けが大事になります」
Q:3バックのボランチと4バックのボランチでは、役割も多少変わりますか?
「多少は変わるところもありますが、大枠で言えばそこまで大きな違いはないと思うので、自分自身もっともっとやらないといけないと思います」
Q:今シーズンの鹿島はボールを握る時間も長いですが、どういう展開に持っていきたい?
「やっぱり先制点かなと思います。攻撃も大事ですが、守備でやらせないこと。全員で守ってリズムを作って、カウンターなどしっかり攻撃につなげていきたいです」
Q:冒頭で、「何かを変えないといけない」という言葉もありましたが、水戸戦から鹿島戦の間、何か確認したことはありますか?
「今日の練習終わりも、監督、コーチ、選手でどう試合を進めていくか、確認しました。7試合勝てていない状況で、どこが悪いのか、いいところは継続しながら。こういう状況だからこそコミュニケーションを取ることは大事で、そこはしっかり取れています。それを次の試合に出していきたいです。こういう上手くいっていない時は悪いところに目が行きがちですが、いいところにも目を向けて、全員がポジティブな気持ちでやることが大事だと思うので、チームの方向性を自分が示していけるようにやっています」