Match Preview
- 10/25 千葉戦
- メディア
リーグ戦7試合ぶりの勝利に向けて。試合の入りを改善し、相手陣地に迫ってゴールを重ねたい
前節の明治安田J1リーグ第11節・名古屋グランパス戦から中3日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、ジェフユナイテッド千葉との明治安田J1リーグ第12節に挑む。公式戦8連戦の6試合目となる今節。チームの総力でリーグ戦7試合ぶりの勝利を目指す。
前節は開始3分、相手のロングボールに対応したハビ エルナンデスが足を滑らせて転倒。こぼれ球を相手に拾われ、クロスから失点。前々節・川崎フロンターレ戦に続き入りでビハインドを背負った。その後は風雨が強まる悪天候の中、名古屋にボールを持たれてサイドを取られるも、GK中村航輔の好セーブもあり2点目は許さず前半を終えた。後半は割り切って後ろを固め、カウンターから得点を狙うと、62分、ルーカス フェルナンデスのパスを受けたバブロ サバックがシュートを決めて同点に追い付く。終盤は再び名古屋の猛攻を受けながらも勝ち越しゴールは許さず、1-1の引き分けで試合終了。鬼門のスタジアム、開始早々の失点、強まる風雨。そうした様々な悪条件をはね返して掴んだ勝点1を前向きに捉えたい。完全復調したルーカスはこの試合でも1アシスト。サバックとの連係は高まっており、今節もホットラインに期待したい。前節は香川真司のゲームメイク、奥田勇斗のデュエルも光り、連戦をタフに戦う3バックもはね返す強さを発揮した。選手個々では良さも出しているだけに、つながりを含めたチーム力に昇華させて、リーグ戦7試合ぶりの勝利を掴みたい。前節は相手に合わせて撤退守備を選択。5トップで攻めてくる名古屋に対して功を奏す展開に持ち込んだが、引く戦いは本来の狙いではないはず。もちろん状況によっては、相手を引き込み、カウンターを狙う戦い方は今後も有効な策として忍ばせつつ、ホームで戦う今節は、攻守にアグレッシブな姿勢で挑み、チャンスの数を増やしてゴールを奪いたい。
千葉はここまで1勝に留まっており、第6節のガンバ大阪戦で勝利して以降、5試合勝利がない。ただし、そうした結果以上に直近の戦いぶりは安定しており、第9節のV・ファーレン長崎戦、第10節の横浜F・マリノス戦、ホームでの2試合は勝利してもおかしくない内容を演じた。基本システムは4-4-2。守備では2トップから始まるプレスの強度は高く、チーム全体でハードワークしてセカンドボールを拾ってくる。攻撃では2トップの一角に入るエリソンが軸。彼にボールを収めさせないことが最初のポイントになる。両ウイングにも田中和樹、津久井匠海ら突破力のある選手が揃っており、ボランチ安井拓也のキック精度はセットプレーで脅威になる。左サイドバック日高大のミドルシュートも強力だ。セレッソとしては、そうした千葉の選手個々の強みを出させないようにしたい。試合展開としては、直近3試合の課題となっている試合の入りをクリアにして、リスタートへの対応も含め、まずは入りでの失点を防ぎたい。その上で、千葉のプレスを回避し両ウイングバックも効果的に使い、ゴールに迫りたい。千葉は90分の強度維持が課題であり、後半に動きが落ちる傾向もある。セレッソとしては前半から保持で相手を動かし、疲弊を誘い、終盤にかけて攻勢を強めて仕留めたい。連戦のため、選手交代もカギを握る。今節は台風接近に伴い悪天候も予想される。雨に加えて風も強くなる可能性があるだけに、ピッチ状態に応じたプレーが求められる一戦にもなりそうだ。
開幕から6試合は3勝1分2敗で勝点10とまずまずのスタートを切ったが、サンフレッチェ広島に大敗した第7節以降は3分2敗と勝点獲得のペースは落ちている。このままズルズル行けば、残留争いに巻き込まれかねない。何としても今節で現在の流れを断ち切りたい。強みを発揮できるホームに戻り、再び上位へ進出するための足掛かりとなる大きな1勝を全員で掴む。
試合前日コメント
パブロ マチン監督

Q:リーグ戦では、直近6試合未勝利です。4分2敗と粘り強い戦いは続けていますが、引き分けを勝ちに持っていくために、明日の試合でポイントになることは?
「カップ戦での結果はありますが、リーグ戦では結果につながっていません。引き分けを勝ちに持っていくために大事なこととして、攻撃では(ペナルティー)エリア内での決定機を決めること。守備でもエリア内での勝負に負けないこと。最後はやはりこの2つが大事になります。ゴールの確率を上げるために、エリア内に入っていく回数を増やすこと、人の厚みを持たせることは練習でも取り組んでいます。最終的には一人一人のクオリティーも関わってきます。持っているモノを出し切って欲しいですし、それがゴールにつながればいいなと思います」
Q:今年、J1に昇格してきたジェフユナイテッド千葉の印象と、デュエルはもちろん大事ですが、デュエル以外で明日の試合でカギになると考えているプレーは?
「昇格クラブとして、J1の適応に少し苦しんでいるのかも知れませんが、最近の成績を見ればウチと変わりません。一人一人が違いを見せることが大事になります。戦術だけではなく、ピッチの中で表現すること。相手の陣地でどれだけプレーできるかも大事になります。そのような形を作って支配しつつ、ゴールに迫る瞬間を多くしたいです。順位表としては下の相手ですが。こうした相手と戦う方が難しい部分もあります。そうは言っても、しっかりと勝ち切れる試合に持っていきたいと思います」
Q:「入りの部分で改善が必要」という話もされているが、選手たちとはどのような共有をして今節に臨まれますか?
「おっしゃる通り、ここ最近はずっと入りが課題になっています。前節に関しても、『入りが大事だ』という話はしていながら、開始3分で失点してしまった。前節の失点に関しては、相手の強さが50%、自分たちの準備不足が50%。そのシーンが起こる前に対応できる部分はあったと思います。クロスもシュートも防げたと思うので、しっかり改善することが大事です。3分のシーンだけではなく、試合中、時間が進んでいく中では同じような形で失点しそうな場面もありました。千葉さんは強く試合に入ってきますし、早い時間帯で得点している試合もあります。クロスからの得点もあります。我々としては、集中していい入りができるようにやり続けないといけません。裏返すと、千葉さんは終盤の失点が多い傾向もあります。まとめると、開始1分から試合終了まで集中力を高く保つこと。自分たちが締めないといけないところ、仕留めないといけないところはハッキリする試合だと思うので、それを理解した上で、勝てる試合をしたいです」
Q:ディオン クールズ選手について。ここまでリーグ戦では全試合先発で起用されています。攻守に安定感のあるプレーを見せていますが、監督の求めるプレーモデルの中で、クールズ選手はどのぐらい条件を満たしている?
「パフォーマンスを含めて、とても高く評価しています。彼と会った1日目から、後ろ3枚のひと枠に入る能力を持った選手であることはすぐ分かりました。デュエルも強く、攻撃で変化を作れる部分でも能力は高いです。このシステムにハマる選手だと思います。最初は守備での貢献が目立っていましたが、最近ではウイングバックとの関わり方など攻撃での連係も向上しています。それでも、まだまだ成長できる選手だと思っているので、鬼に金棒ではないですが、手が付けられないような選手になることを期待したいです」
ディオン クールズ選手

Q:J1第10節の横浜FM戦から公式戦4試合連続フル出場中です。それでも運動量が落ちず、デュエルの強さも発揮しています。コンディションを保つために気にかけていることは?
「確かにこの期間は体にとってタフな期間でした。ただし、ケガなく終えていますし、試合後もそこまで疲弊することはありません。その要因としては、オフ・ザ・ピッチの取り組みにあると思います。しっかり食べること、ケアを受けること、しっかり寝ることが重要です。
クラブのメディカルスタッフに感謝していますし、家で僕のサポートをしてくれる妻にも感謝しています」
Q:そうしたコンディション管理に加え、実際のプレーについてパブロ マチン監督は高く評価されていました。「今の3バックに適応されている」と話していましたが、ご自身では、ここまでのプレーをどう振り返りますか?
「自分自身でも、自分の強みは適応力だと思っています。求められることを早く理解して、ピッチで発揮すること。それは自分の強みです。過去にも同じポジションでプレーしていた経験もあるので、それも適応の早さに役立っています」
Q:適応力の高さはどう身に付けたのでしょうか?
「一つは経験だと思います。これまでも4バックと3バックを使い分ける監督のもとでプレーしてきましたし、色んな戦術の中でプレーすることで、適応力は磨かれたと思います。日本に来て、まだまだ色んなことを経験している最中ですが、『相手がこう来たからこうしよう』とか『この場面では、どう解決策を見つけようか』とか考えながらやっています。そういう経験をたくさん積んでいくことが、適応力を高めることにもつながると思います」
Q:監督からの厚い信頼も感じますが、クールズ選手から見てパブロ マチン監督はどのような監督でしょうか?
「選手を信じてくれる監督だと思います。選手一人一人の強みを引き出すことも得意なのかなと思っています。ピッチの中では、我々の判断を尊重して下さる方でもあります」
Q:ルーカス フェルナンデス選手、奥田勇斗選手と組む右サイドでの連係で意識していることは?
「彼らとは長く一緒にプレーしているので、お互いの強みはよく理解しています。それをチームの強みにすべく、連係を高めていくことを考えています」
Q:前節の後半の立ち上がり、香川選手のロングパスを受けて一気にサイドを突破するシーンもありました。香川選手が入ると、そのようなシーンが増える印象がありますが、彼の凄さをチームメイトとしてはどう感じていますか?
「彼が出ることで、ピッチ内に経験や自信をもたらしてくれます。彼がボールを持てば、何かが起きます。例に挙げられたプレーにしても、そのスペースにパスを出せることが、彼が特別であるゆえんです。創造性を持っているからこそ、そのようなプレーも生まれます。相手ではなく、味方としてプレーできることが嬉しいです。敵に回したくない選手ですね(笑)」
Q:今節は必ず勝点3が必要になる試合です。ホームに集まってくれるサポーターへメッセージをお願いします
「我々にとって非常に大事な試合になります。いいパフォーマンスを発揮できる自信もありますし、相手よりも自分たちの強みを発揮することに集中していきたいです。そのためにもサポーターの皆さんの後押しが必要です。多くのお客さんと声援をたくさん見たいなと思っていますし、その声援や期待に応えるためにもいいパフォーマンスと勝点3をお届けできればと思います」
