Match Preview
- 10/17 川崎F戦
- メディア
リーグ戦5試合ぶりの勝利へ向けて、相手の強力な攻撃を封じ、素早い切り替えとともに得点力を高めていきたい
直近の公式戦、Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1stラウンド3回戦・ガイナーレ鳥取戦から中2日。舞台を再びリーグ戦に戻し、セレッソ大阪は明治安田J1リーグ第10節・川崎フロンターレ戦に挑む。リーグ戦では5試合ぶりとなる勝点3を目指し、チーム一丸で最後まで戦い抜く。
鳥取戦は、2度先行する展開に持ち込みながら、その都度、追い付かれる苦しい試合になった。そうした中で、89分、横山夢樹のパスをルーカス フェルナンデスが決めて土壇場で勝ち越しに成功。途中出場の2人が決定的な仕事を果たし、90分で決着を付けて4回戦にコマを進めた。このシーンについて横山は、「ディフェンダーの間が思っていた以上に空いていて、その奥にルーカス選手が見えた。スペースに出せばルーカス選手が走ってくれるだろうと思って、上手くそのコースを通せた」と振り返ったが、自身で行くところと周りを使うところ、その判断がスムーズになれば、よりオン・ザ・ボールでの脅威も増していくだろう。鳥取戦は、チームとしても相手を崩して3ゴールを奪ったことは収穫。一方で、リーグ戦では直近4試合で2得点。ホームでは第6節の東京ヴェルディ戦、前節の横浜FM戦と2試合続けてスコアレスドローに終わっている。チャンスの数を増やし、決定的な場面を多く作っていくために、チーム全体でボールを前に運び、高い位置で個の優位性やコンビネーションを発揮できる展開に持ち込みたい。鳥取戦で復帰した櫻川ソロモン、ゴールを決めたパブロ サバックら1トップの選手も上手く生かしつつ、最後の局面で違いを作れる横山とルーカスの活躍に期待したい。
攻撃の課題解消、得点力向上に期待がかかる今節だが、同時に守備でも前節からの修正は求められる。川崎Fと言えば技術力の高い中盤に、スピードと突破力のあるウイングが武器。伝統的に攻撃力に秀でたチームだが、今シーズンも、ここまで6得点を挙げているマルシーニョ、9月度の月間ベストゴールを受賞した伊藤達哉は相手に脅威を与えている。彼ら両WGをどう抑えるかは試合の勝敗にも直結するポイントになる。3バックのシステム上、どうしてもウイングバックの背後は狙われる。そのスペースをどう埋めるか。センターバックとの連係も含め、ズレを作らないよう声を掛け合って守りたい。また、脇阪泰斗、山本悠樹、橘田健人が並ぶ川崎Fの中盤の選手たちにしっかりと体を寄せて自由を奪うことも、相手の強みを出させないためには重要だ。その上で、セレッソも奪ったボールは素早く展開、相手の背後を突いて、ゴールへ向かいたい。「切り替えの局面でしっかりと力を発揮すること」をパブロ マチン監督は今節のカギに挙げたが、強度の高いプレスで相手の長所を抑え、素早い切り替えから自分たちのチャンスの質を高めることが勝利へつながる。10月は試合が続き、今節は公式戦8連戦の4戦目。コンディション管理も重要になるが、試合が続くサイクルは選手にとっては「楽しみなことが多い」(横山)側面もある。指揮官もメンバーを入れ替えながら疲労を溜めない工夫を施しており、試合を重ねることでコンディションが上がっている選手もいる。鳥取戦でゴールを決めた上門知樹、2得点に絡んだ阪田澪哉らがジョーカーとして控えるだけではなく、リーグ戦でもスタメンに食い込んでいくようになれば、チームとしての底上げにもつながっていく。
攻撃力の高い川崎Fを相手に、苦しい時間もあるだろう。GK中村航輔を含め、ディフェンス陣はしっかり体を張る、中盤は球際の攻防で負けずにボールを拾う、WBは攻守に走って味方をサポートする、その上で1トップ2シャドーを中心に攻撃陣が相手の隙を突いてゴールを奪う。今季ここまで3勝2分と負けなしのホームの利も生かし、上位進出へ弾みの付く勝点3をもぎ取りたい。
試合前日コメント
パブロ マチン監督

Q:ルヴァンカップ3回戦のガイナーレ鳥取戦では3得点。相手のカテゴリーは変わるが、リーグ戦にもつなげていきたい?
「おっしゃる通り、3ゴール決めたことはポジティブですし、リーグ戦にもつなげたいです。もちろん、大会や相手は変わりますが、チャンスをしっかり作る、決定機を決めることは意識して次の試合にも臨みたいと思います」
Q:鳥取戦では2アシストしたハビ エルナンデス選手のパスも光ったが、彼にはあのような攻撃参加を求めている?
「もちろん攻撃は彼の特長の一つですが、前提として、守備もしっかりした上で、彼の持っているオンのプレーを出して欲しいです。まだまだ色んな局面で成長できる選手です。守備陣の中では、トラビスに関しても特長をしっかりと出しています。鳥取戦でもよく戦いました。ただし、2失点したということでは、守備陣全体として成長の余地がありますし、そこを詰める作業は今後もやっていきたいです」
Q:カップ戦では複数得点を重ねている一方、リーグ戦では9試合で7得点。J1相手のリーグ戦でも得点を取れるように攻撃陣に求めていきたいことは?
「決定機をしっかり決めること、その質を高めることは求めていきたいです。その前段階として、1対1や相手との戦いで勝つことで、よりゴールに近づくと思います。そのために、練習でもエリア内での攻防をやっています。フィニッシュゾーンに入った後は選手が質を発揮することも大事。あとは、攻撃をしながらバランスも取って、ディフェンスを強く、失点しないことも勝ちに近づきます。失点を限りなく少なくして、決定機を決め切ることが、勝つためには必要だと思っています」
Q:川崎フロンターレはサイドに突破力とスピードのある選手が揃っています。そこが強みですが、相手に優位性を作られないために大事になることはどう考えていますか?
「集中力を高く保つこと、デュエルと切り替えが大事になります。ハッキリした特長がある相手と戦うことは、フットボールとしては美しいこと。相手が強くなる分、こちらのモチベーションも上がります。その相手にしっかりと勝ち切れる、自分たちの特長も出せる試合展開に持ち込みたいです」
横山 夢樹選手

Q:鳥取戦ではルーカス フェルナンデス選手の決勝点をアシストしました。あの場面を振り返ると?
「あのシーンは、2人のディフェンダーの間が思っていた以上に空いていて、その奥にルーカス選手が見えた。スペースに出せばルーカス選手が走ってくれるだろうと思って、上手くそのコースを通せました」
Q:これまでもクロスでアシストするシーンはありましたが、あのようなスルーパスでアシストできたプレーを自分自身ではどう評価しますか?
「ああいったシーンを何度も作れたら結果も付いてくる。ライン間でパスをもらうことも重要だと思いましたし、サイドに張るだけではなく、中でもポジションを取って、違いを作れる選手になりたいです」
Q:自分で行くところと周りを使うところの判断の質が上がっていけば、よりオン・ザ・ボールの脅威も増していく。そのあたりは自身でも課題に挙げていましたが、プレーの判断という部分に関しては、試合を重ねるごとに高めていけそうな実感もありますか?
「そうですね。そこでの判断は、全部が全部、いい判断ができているわけではないですが、サッカーなので、ミスを恐れず、(突破力という)自分の武器はブラさず、ブラさない中で、パスも意識していけたらと思います」
Q:今節の川崎フロンターレ戦へ向けて
「川崎は技術の高い選手が多いですが、チーム全体として、相手にフォーカスするより自分たちにフォーカスして、自分たちのサッカーを出して、ホームで勝ってサポーターの皆さんに笑顔を届けられるようにしたいです」
Q:川崎Fには両ウイングにスピードと突破力がある選手がいて、どちらがサイドで主導権を握れるかは重要になると思います。サイドの攻防についてはどう考えていますか?
「相手にはサイドに強烈な選手がいて、速い選手も揃っています。そこでの個の戦いは需要になると思いますが、自分たちにフォーカスして自分たちのサッカーを出せば勝てる自信はみんな持っているので、それを出していきたいです」
Q:カップ戦では得点を取れている一方、リーグ戦では得点数が伸びていきません。もちろん、相手のカテゴリーが違えば強度や質は変わると思いますが、リーグ戦でもゴールを増やすために、攻撃陣として出していきたいプレーは?
「クロスの回数、シュートの本数を増やすことが大事になります。そうした場面を増やさない限り、チャンスの数も増えていきません。そういった意味では自分が仕掛けからシュートで終わることも大事です。最後の質を上げていくことも自分を含めて必要ですが、より多くのチャンスを作らないと得点も増えていかないので、決定機の数をもっともっと増やしていきたいです」
