Match Preview
- 10/7 鹿児島戦
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鹿児島ユナイテッドFCとの天皇杯3回戦。J3リーグで首位を走る相手に引き締めて挑む
2-1で勝利したJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1stラウンド2回戦・藤枝MYFC戦から中7日。舞台を天皇杯に移し、セレッソ大阪は鹿児島県代表のJ3鹿児島ユナイテッドFCとの天皇杯3回戦に挑む。
現在、鹿児島はJ3リーグで9試合を終えて7勝2分。無敗で首位を走る。就任1年目、村主博正監督のもと、「全員攻撃・全員守備」を掲げ、フィジカルの強さと攻守の切り替えを武器に、攻守において前へ向かう攻撃サッカーを展開している。天皇杯でも1回戦は山口県代表のJ3レノファ山口FCに2-1で勝利すると、2回戦ではJ2のアルビレックス新潟に4-0の大勝を収め、3回戦進出を果たした。「相手とすれば上のカテゴリーを相手にモチベーションは高いと思います。彼らはJ3のリーグ戦でも負けていませんし、そこからも強いチームであることが分かります」とパブロ マチン監督も話すように、まさに“勝ち癖”が付いているチームであり、J1相手のこの試合でも自分たちの力を最大限発揮すべく果敢に挑んでくるだろう。直近のJ3リーグ戦から中2日と日程はタイトだが、新潟戦でも直近のリーグ戦から先発全員を入れ替えて勝利している。「僕もJ2にいた時は『J1の相手を絶対に倒してやろう』という気持ちで臨んでいました」と鷹啄トラビス。相手のこの一戦に懸ける思いは十分に理解しているだけに、「J1の意地をしっかり見せないといけないですし、何もやらせないぐらいの迫力を持って戦いたい」と、隙を見せずに戦う重要性を訴えた。
一発勝負のトーナメント戦。セレッソは、天皇杯2回戦ではJ3のFC岐阜に3-1、ルヴァンカップ1stラウンド2回戦でもJ2の藤枝を2-1で倒し、下位カテゴリーの相手を退けた。いずれも立ち上がりから攻勢に出て先制点を取れたことで試合を優位に運ぶことができた。相手がJ1の強度やスピードに慣れる前に先手を取ることはこの試合でも重要になる。その一方、2試合とも1-1の同点に追い付かれていることは課題。直近の藤枝戦では追い付かれた直後に突き放したことで事なきを得たが、同点のまま進む時間が長ければ長いほど、相手の集中力も増していく。今回の試合でも先制することはもちろん、2点、3点と畳み掛けていく意識も持ちたい。岐阜戦では2得点を決めて勝利の立役者になった小見洋太も、「どのポジションで出ても結果を残せるように臨みたい」と試合に向けた意気込みを話す。もっとも、「内容で圧倒できればいいですが、そう簡単にはいかないと思う」(小見)とも見据えるように、90分の中では相手の攻撃を受ける場面は必ず訪れる。そうした時間帯でも崩れることなく戦い抜くことが勝利につながる。藤枝戦を終えて、オフ明け初日の練習では、守備に特化したトレーニングが行われた。プレスの意識とラインの位置。その両方をしっかりとリンクさせ、相手に簡単に背後を取られないよう再確認した格好だ。「プレスに行けている時、行けていない時で、しっかりとライン高さの修正する必要はあると思っていたので、そこでの意思統一を今週は取り組んできました。それを明日の試合で発揮できたらと思います」と鷹啄。攻撃で仕留める決定力を発揮するとともに、相手の攻撃をどう抑えるか、という守備も勝利へ向けたポイントになる。
この試合から10月はリーグ戦、カップ戦を並行して最大8連戦が始まる。チーム全体で戦わなければ乗り越えていけない過密日程であり、より選手一人ひとりの重要性は増す。「今いるスカッドを最大限に活用して戦っていきたい」とパブロ マチン監督も総力で戦う意思を示した。まずはその“初戦”となる天皇杯3回戦。鹿児島は実力と勢いのある相手だが、しっかりとJ1の意地を見せつけて、天皇杯ラウンド16進出を果たしたい。
試合前日コメント
パブロ マチン監督

Q:天皇杯2回戦のFC岐阜戦、ルヴァンカップ1stラウンド2回戦の藤枝MYFC戦に続き、下位カテゴリーの相手、鹿児島ユナイテッドFCとの試合になる天皇杯3回戦ですが、過去2試合も含めて教訓にしたいことはありますか?
「これまで色んな相手と戦ってきた経験はしっかりと生かしたいです。自分たちとしては相手のカテゴリーは関係なく臨む必要はあります。ただし、相手とすれば上のカテゴリーを相手にモチベーションは高いと思います。彼らはJ3のリーグ戦でも負けていませんし、そこからも強いチームであることが分かります。自分たちとしては自信を持って試合に臨むことは大事ですが、自信過剰にならず、しっかりと戦う姿勢を発揮することが大切です。難しい試合になることは予測しながらも、自分たちのレベルもしっかりと証明して、勝ちにつなげる試合をしたいです」
Q:ジャクソン アーバイン選手と横山夢樹選手がチームに合流したようですが、特に横山選手は大会を通じてどのような成長をしてチームに戻ってきたと感じていますか?
「大会における夢樹のプレーを見ていると、能力のところで大きな違いを見せたと感じました。能力というのは、皆さんもご存知の通り1対1で仕掛ける姿勢です。アンダー世代の大会ではありますが、自分の力を見せつけた代表期間になったと思います。銀メダルで終わりましたが、プレータイムもそれ相応の時間をプレーしていたので得るモノも多かったと思いますし、選手としてのレベルは上がったと思います。アジア大会、U-21日本代表で見せたプレーをセレッソで、J1のリーグでも見せて結果につなげていくことが、彼の次のステップになると思います」
鷹啄 トラビス選手

Q:藤枝戦を終えてオフ明けの練習では、プレスとハイライン、その両方をセットで行い、しっかりとリンクさせていく練習を行っていました。どのような課題を持って取り組んでいましたか?
「藤枝戦の試合中も、ベンチから『ラインが高い』ということは言われていました。自分たちも分かっていながら試合中に修正できなかったので、その再確認というか、鹿児島戦に向けて守備のライン設定をもう一度、見直した練習になりました」
Q:基本的にはハイプレスとハイラインを志向されていると思いますが、状況に応じてコントロールしてラインの高さを設定することを確認したということでしょうか?
「そうですね。もちろん、前の3枚がプレスに行けている時はハイラインで構えるのですが、前の3枚が行けていない状況でラインを上げると簡単に裏に蹴られてしまいます。プレスに行けている時、行けていない時で、しっかりとライン高さの修正する必要はあると思っていたので、そこでの意思統一を今週は取り組んできました。それを明日の試合で発揮できたらと思います」
Q:天皇杯2回戦の岐阜戦、ルヴァンカップ2回戦の藤枝戦と先発して勝利に貢献されました。個人としての守備では、対人や高さも含めて抑え込めている手応えはありますか?
「手応えはありますが、全く満足していません。もっともっとやらないといけません。出た試合でセレッソの勝利のために体を張ることは当たり前のことなので、満足せずに1試合1試合、成長できるように向上心を持って取り組んでいます。手応えは持ちながらも満足せず、常に1試合、1試合を全力で戦うことが大事だと思っています」
Q:鹿児島はJ3リーグで首位のチームです。攻撃でもダイレクトに前へ向かってくる勢いを感じます。対戦経験が少ない相手やチームと対戦する時に気を付けることは?
「一番は相手を舐めないことです。J3だからとか、選手をよく知らないとか、そういったことで気の緩みが出たり、このぐらいでいい、というプレーになったり。そうしたところから少しずつ相手のペースになることはよくあります。天皇杯では、下のカテゴリーのチームがJ1を倒すことはザラにあるので、自分たちも勘違いせず目の前の鹿児島をしっかり倒すことに集中して、明日は100%以上の力で臨みたいです」
Q:トラビス選手自身、下のカテゴリーから格上に挑む立場も経験しているだけに、より相手の気持ちも分かるのでは?
「そうですね。僕もJ2にいた時は『J1の相手を絶対に倒してやろう』という気持ちで臨んでいました。一つのプレーで流れも変わりますし、J1とやる時は相手のこともよく知っている選手ばかりなので、そういう選手を抑えた時の気持ちは全く違いました。逆に今度はJ1の意地をしっかり見せないといけないですし、何もやらせないぐらいの迫力を持って戦いたいです」