Match Preview
- 8/29 神戸戦
- メディア
直近の公式戦から中2日の敵地・ヴィッセル神戸戦は総力戦。チームの成長速度を一気に加速させる勝点3を掴み取る
1-0で勝利した前節・清水エスパルス戦から中6日。3-1で勝利した天皇杯2回戦・FC岐阜戦からは中2日。公式戦5連戦の3試合目となる今節。セレッソ大阪はアウェイに乗り込み、ヴィッセル神戸との明治安田J1リーグ第4節に挑む。リーグ戦2連勝・公式戦3連勝を目指す一戦。総力を結集させて成し遂げたい。
前節・清水戦は、前半は後ろからのつなぎに加えてシンプルに櫻川ソロモンにロングボールを当てる攻撃を構築。その上で後半になりスペースが生まれたところで小見洋太とチアゴ アンドラーデを投入。スピードのある選手たちで背後を狙うと、62分、ジャクソン アーバインのスルーパスに抜け出したチアゴがゴール。パブロ マチン監督の采配がズバリ的中した。ロングボールを前に当てる攻撃、下からつないで時間を作るビルドアップ。その使い分けが一定の成功を収めた試合になった。また、前々節のアビスパ福岡戦で課題になった1対1、デュエルの勝負でも清水を上回ったことも勝利へつながったポイント。「どの試合でもデュエルの戦いで負けてはいけない。そこで勝つことができれば必ずチャンスは訪れる」とパブロ マチン監督も話すように、今節も引き続き球際での強さは発揮していきたい。特に神戸の攻撃はロングボールやクロスが中心でロングスローも得点源。各ポジションで空中戦に競り負けないこと、セカンドボールを拾う争いはカギになる。天皇杯2回戦では清水戦から先発9人を入れ替えて臨んだ中、システムを4-2-3-1に変更。やり慣れた形で挑むと、奥田勇斗、ルーカス フェルナンデスらが躍動。さらにはトップ下に配置された小見も自ら収めて運んで攻撃をけん引。2得点を奪い、チームを勝利に導いた。「競争力は選手の成長には不可欠。ベンチの力が増せば、途中から出る選手が試合を決定付けることができる。(選手起用で)僕を悩ませてくれることは良いこと」と指揮官も選手層の拡充に笑顔を見せる。
神戸は前節の横浜F・マリノス戦は0-1で敗戦。大迫勇也、武藤嘉紀が欠場し、彼らは天皇杯2回戦でもメンバーに入っていない。今節の出場可否も不透明だが、小松蓮やジェアン パトリッキら力のある選手もいるだけに、誰が出て来ようともやるべきことは変わらない。まずは試合の入り、前半の試合運びは重要だ。福岡戦ではアウェイの圧もあり、時間の経過とともに押し込まれ、そこで耐え切れずに前半だけで2失点したことが敗戦にも直結した。今節は厳しい時間帯で崩れないことが大切だ。「ディフェンス陣を含めボランチがしっかりはね返してセカンドボールを拾っていきたい。無失点で試合を進めることが大切」と田中も試合のポイントを挙げる。前節の清水戦に続き、田中やジャクソンらの中盤での回収力が重要になる。攻撃では、前節と同様に櫻川をうまく生かしつつ、横山夢樹ら2列目が絡んで両サイドも使い、相手ゴールに迫りたい。直近の公式戦から中2日で迎える今節は総力戦。先発11人だけではなく、途中出場の選手たちの試合を決定付ける働きにも期待したい。
中2日での敵地・神戸戦というシチュエーションは簡単ではなく、チームの力が試される一戦だ。難しさは承知の上だが、ここで得る成功体験は一気にチームの成長速度を加速させる。まだ3試合を終えたばかりだが、今季の行方を占う一戦と言っても過言ではないだろう。シーズンを通じて上位で争うために、神戸に集うサポーターとともに大きな勝点3を掴み取る。
試合前日コメント
パブロ マチン監督
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Q:天皇杯2回戦から中2日、今節へ向けた準備について
「1日目は回復に充てました。今節への準備、戦術的な落とし込みは実質今日のみでした。その中で、神戸の強みはどういったところなのか、それに対してどう対応するのか。自分たちのゲームモデルに沿って、どういう特長を出していくのか、そこに重きを置いて練習をしました」
Q:前々節のアビスパ福岡戦は、相手のプレスに苦しんだ印象です。その中で前節の清水エスパルス戦では櫻川ソロモン選手に当てる長いボールと下からつなぐビルドアップをうまく使い分けていました。今節のヴィッセル神戸も前からのプレスに特長があるチームですが、前々節のような展開にならないためにカギになることはどう考えていますか?
「選手たちに話していることは、『どの試合でもデュエルの戦いで負けてはいけない。そこで勝つことができれば必ずチャンスは訪れる』ということ。あとは賢さです。僕らのチームで言えば、バリエーションを多く使えるということです。一つの例ですが、天皇杯2回戦では4バックで戦いましたが、3枚と4枚を使い分けることができます。ビルドアップにしても、後ろからつなげる選手もいれば、長いボールを前で収めることができる選手もいます。それを多岐に渡って使用すること。状況に応じて選手が持っている能力を最大限に引き出していくことは、どのような相手に対しても重要になると思っています」
Q:ヴィッセル神戸の印象と、試合で大事になることは?
「神戸の強さは誰もが分かっている通り、レベルが高いチームです。質が高い選手がたくさん揃っていることも彼らの強み。今シーズンはここまで3得点のうち2得点がスローインから生まれています。そうした強さを前面に出す練習をされているのかなと思います。スローインとは別に、セットプレーでも強いチームです。守備でもしっかりプレスを掛けてきます。攻撃ではロングボールを使って自分たちの強みを出してきます。クロスもエリア内での強さを持った選手がいます。そうした相手に対してどう戦うか、色々分析はしていますが、大事なことは、一人一人がデュエルで勝つこと。守備でしっかりマークに付くこと。攻撃では自分たちが持っている能力を最大限に生かしながら、オフェンシブに戦うことです」
Q:天皇杯2回戦ではルーカス フェルナンデス選手と小見選手が得点を決めました。これまでのリーグ戦では先発でなかった選手たちが結果を残したことは、今後の選手起用に向けても、良い悩みになった感じでしょうか?
「仰る通りです。天皇杯ではその2人が良い活躍をしてくれました。競争力があるチームにすることは、クラブの狙いでもあります。そうした競争力は選手の成長には不可欠です。試合中のことで言えば、ベンチの力が増せば、途中から出る選手が試合を決定付けることができます。(選手起用で)僕を悩ませてくれることは良いことです。これまでプレ―時間が短かった選手が長い時間プレーをしたことで、リズムも掴み始めています。チームにとってバリエーションが増えることは良いことです」
Q:競争力という部分では、直近で喜田選手と久保選手がチームを離れたボランチに関しては、天皇杯でプレーした岡澤選手と香川選手、さらに田中選手とジャクソン アーバインがいれば問題ない、という考えでしょうか?
「(喜田)陽と(久保)瑛史が移籍しましたが、若い選手の成長を考えた時、クラブがその選手たちを大切にしてくれた、ということです。出場機会を考えた上での移籍でした。特に瑛史に関しては期限付き移籍です。プレー時間を作ることが目標の移籍です。J3というカテゴリーですが、自分ができることをしっかりやって、プレー時間を作ること。プレー時間をしっかり作って成長につなげて欲しいと思います。自分たちのチームのことを考えれば、天皇杯では真司と昂星がボランチでプレーしましたが、真司はトップ下でも活躍できる力を持っています。ボランチで考えると、田中駿汰とジャクソンを含めて4人います。しっかりとカバーできる人数が揃っていると考えています」
田中 駿汰選手
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Q:ここまでリーグ戦3試合、天皇杯1試合を戦いましたが、現状の手応えについて
「満足はしていませんが、最低限チームの積み上げはできていると思います」
Q:新チームがスタートしたばかりであり、今は実戦の中で上手くいったこと、課題の修正をされていると思いますが、前々節のアビスパ福岡戦は、相手のプレスに苦しんだ印象です。今節のヴィッセル神戸も前からのプレスに特長があるチームです。攻撃では長いボールやロングスローも使ってきます。選手のタイプは違っても、チームの特長は福岡と似た部分もあるかと思いますが、福岡戦のような展開にならないためにカギになることはどう考えていますか?
「守備が大事になってくると思います。福岡戦も前半で2失点しているので、そうなると難しい試合になります。しっかりゼロで抑えること。前半は特にそうです。その中で先制点を取れたら自分たちの流れに持って行けると思います。今節はアウェイにはなりますが、前節、勝った勢いをそのまま持って行けたらと思います」
Q:前節の清水エスパルス戦では櫻川ソロモン選手に当てる長いボールと下からつなぐビルドアップをうまく使い分けていた印象です。ボランチではジャクソン アーバイン選手が初先発でプレーされたが、どのあたりがチームにプラスになったと感じましたか?
「一番はエネルギーです。パッションのところでチームにあのような選手がいることは心強い。テンション高く試合ができましたし、球際や戦うところでやってくれる選手なので、頼もしいです。プレー面でも器用に何でもできる選手で、経験も実力もある。隣でプレーして、改めて素晴らしい選手だなと思いました」
Q:ジャクソン選手はプレー強度、つなぎ、両面で長けていますが、それに加えて前所属クラブでも主将を務めていたように、キャプテンシーも備えています。全体を巻き込む力について、学ぶこともありますか?
「一緒にやってまだ短い(期間)ですが、すでに学ぶことはたくさん感じています。ジャコ(ジャクソン)が来てくれたことで、自分自身もっと成長できると思っています。良い環境にいれていると思いますし、この環境を無駄にせず、自分も学んでチームにもっと良い影響を与えられるようにやっていかないといけないと思います」
Q:神戸とは百年構想リーグでは2試合とも90分の中では引き分けでした。現在はジエゴ選手のロングスローが武器として確立されていますが、今の神戸の警戒するところは?
「仰られたように、スローインと、神戸はシンプルにロングボールを入れてセカンドボールを拾い、その2次攻撃が上手いチーム。百年構想リーグでは2試合とも引き分けでしたが、接戦でどちらに転ぶか分からない試合でした。今回も厳しい試合になるとは思いますが、相手の良さを消して、自分たちの良さを出すことができれば、十分勝てると思っています。しっかり取り組んでいきたいです」
Q:神戸は基本的にはロングボールでセンターフォワードに当てて、それを拾う、もしくは逸らして背後を狙うやり方。まさに前節の清水も同じような戦い方でしたが、その清水を抑えたことは、神戸戦でも参考になりますか?
「そうですね。近い攻撃だとは思うので、そこを失点ゼロで抑えたことはポジティブです。今節に関しても、ディフェンス陣を含めボランチがしっかりはね返してセカンドボールを拾うことがカギになると思います。そこをサボらずしっかりやれたら、勝ちにつながっていくのではないかと思います」