Match Preview
- 8/8 岡山戦
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新たな歴史の始まりとなる2026/27シーズンが開幕。パブロ マチン新監督のもと、ホームにファジアーノ岡山を迎えて初陣に挑む
シーズン移行という新たな歴史の始まりとなるJリーグ。2026/27明治安田J1リーグ、セレッソ大阪は、ホームのYANMAR HANASAKA STADIUMにファジアーノ岡山を迎えてスタートする。
チケットは前売りで、ほぼ完売。当日は熱気に包まれた素晴らしい雰囲気になることは間違いない。そうした舞台で選手たちが躍動する姿に期待したい。
今年の上半期に行われた明治安田J1百年構想リーグでセレッソは、WESTで2位、全体で3位という好成績を収めた。新シーズンへ向けてさらなる飛躍も期待される中、オフには監督交代という予期せぬ出来事にも見舞われた。「百年構想リーグで積み上げてきたこと、結果としても手にしつつある自信が少なからずみんなにあった中で、監督が代わって、最初は戸惑いであったり、どう戦っていくか、という部分で起こり得る不安要素はありました」と香川真司も率直な胸の内を述べる。ただし、同時に、「新しい監督で、新しいフォーメーションで、新しい競争で、それがチーム全体にいいモノを生み出している。個人的にもいい緊張感の中でやれています」(香川)とも話すように、新たに就任したスペイン人指揮官・パブロ マチン監督に率いられたチームは2つのキャンプを通じて戦術理解を深め、一体感を持った強固な集団に成長し続けている。その一端は、7月29日に行われたボルシア・ドルトムントとの親善試合でも見られた。前線での良い守備から良い攻撃に移る速攻の切れ味は鋭く、立ち上がりから再三相手のゴールを脅かし、早い時間帯で先制点も奪った。ハイプレスをベースに、状況に応じたライン設定も細かく行い、コンパクトな陣形を保ち続けた。もちろん、「完成度は100%ではありません。シーズンを戦いながら、いかにチームとして成長していけるか」(香川)という視点は重要であり、まだまだチームは発展途上だが、明日の開幕戦では、現時点で持てる全ての力をぶつけていきたい。
新監督を迎えて新たに積み上げ始めたセレッソとは対照的に、岡山は指揮を執って5年目・木山隆之監督のもと、組織としての成熟度は非常に高い。今シーズンはそこへ新たにナ サンホという個で打開できる選手も加え、攻撃力は増している。セレッソとしては、ルカオやレオ ガウショ、江坂任だけではなく、岡山の新10番をどう抑えるかは今節のカギになる。また、これまで4バックで戦ってきたセレッソとしては、3バックの相手に対しては、どうサイドでのミスマッチを防ぎ、逆に優位に持っていくか、という戦術的な駆け引きが求められてきたが、今シーズンは3バックの相手とはミラーゲームになる。対面でマッチアップする選手も自ずとハッキリ定まる中で、目の前の1対1で負けないことが重要だ。就任以降、「セカンドボールを制する」重要性をパブロ マチン監督は要求し続けてきたが、まさに今節はそうした局面での争い、こぼれ球をいかにマイボールにできるかが、試合の主導権を握る上では欠かせない。先発、途中出場の選手も含め、試合の中での強度は落とさず戦いたい。
リーグ開幕を翌日に控え、「ファンの皆さんの前で試合ができることが楽しみですし、自分たちがやってきたことを見せられるようにしたい」と高揚感を滲ませたパブロ マチン監督。
初陣をホームでできることをプラスに変えて、試合開始の笛が鳴った瞬間から終了まで、集中力を切らさず戦い抜きたい。「一人一人が勝つために全力を尽くしてやれば、必ず勝てるという強い自信はある」と香川。令和8年8月8日。シーズン移行に伴う歴史的な開幕戦で、必ず勝点3を掴み取る。
試合前日コメント
パブロ マチン監督
Q:開幕戦を明日に控えた現在の心境について
「ワクワクする気持ちがみんなにあると思います。私もその一人です。ファンの皆さんの前で試合ができることが楽しみですし、自分たちがやってきたことを見せられるようにしたいです。ドルトムント戦で見せたようなパフォーマンス、もしくはそれ以上のプレーを出して、成長し続けているところを見せたいと思っています。もちろん、リーグ戦ですので、そこには勝点が付いてきます。しっかりと勝点3を奪えるように、勝ちに行く姿勢を出したい。チームの競争意識は高まっています。それを勝利という結果につなげたいです」
Q:プレシーズンの準備については、思い描いていたことを行えた実感はありますか?
「基本的には満足している部分が多くあります。ゲームモデルに関しても、選手たちに浸透し始めている手応えはあります。『選手を知る機会にしたい』という話もしていましたが、選手たちの特長も多く捉えることができました。選手たちとの関係性も良くなっていると思います。忘れてはいけないことは、柴山選手のケガです。チームの大事な選手でしたので、重いケガになってしまったことは辛いですが、彼も含めてチームです。チームとしてしっかり戦って、彼に勝利を届けられるようにしたいです。1試合1試合、全員で戦って、できるだけ高いところまで行けるシーズンにしたいです。また、選手層に関しても、新しい選手としてジャクソン アーバイン選手が加わりました。チーム全体を強化していく意識がこのクラブにはあります。クラブもしっかり頑張ってくれていることはこの場でお伝えしたいですし、今いる選手たちをいい形で試合に送り出したいです」
Q:ファジアーノ岡山の分析について。もしくは、相手の分析よりも自チームの良さを出していくことに注力したい?
「Jリーグは拮抗したレベルの高いチームばかりで、岡山もその一つです。プレシーズンでの練習試合も含め、Jリーグの質の高さを感じています。そうした相手がある中ですが、自分たちが主導権を握ることは徹底したい。選手たちが持っているモノを最大限生かしたい思いが私の信念としてあります。ただ、その中で、相手がどう出てくるかによって、もっと自分たちの選手の特長を発揮できる部分もあります。自分たちのチームの良さを出すために、相手を分析することは当然のことです。相手の出方によって、こちらの出方が変わることもあります」
Q:相手の分析とともに、試合で起こることにも対応されていく?
「ゲームの中では、準備や分析してきたことが起きることもありますし、起こらないこともあります。起きなかった場合にどうするか、臨機応変に対応できる策は持っています。試合の中で変更や調整が求められる場面は起こると思います」
Q:開幕を控えて、監督が感じているチームのストロングポイントは?
「一言で言うと、『集団、チームで戦うこと』が我々の強みです。堅い守備もそうです。守備の話をすると、守備の選手だけに思われがちですが、僕らにとっての堅い守備とは、前線の選手から一番後ろのGKまで、全てを含めて堅い守備を構築していくことにあります。そこから繰り出す攻撃も僕らの強みだと思っています。その中で、自分たちが組み立てている攻撃の形もしっかり表現できれば一番いいと思っています」
Q:逆にタイトルを獲るために高めていかないといけないと感じている部分は?
「タイトルの話をするのはまだ早いと思います。リーグ戦も始まっていない中でそこに言及するのは少し遠い話です。ただし、その中でも改善しないといけないことはあります。『向上する部分はまだまだある』ということだけはお伝えしたいです。チームがどう成長していくかによって、目指せるところは決まっていきます。長期的な目標をここで言うよりは、1試合1試合、1日1日を大事にしたい。1回1回の練習を大切にして、できるだけ高いところまで行きたい、ということがいま言えることです」
香川 真司選手
Q:新監督を迎えてここまで準備されてきました。開幕を明日に控え、どのような準備ができた手応えがありますか?
「監督が代わったり、選手が抜けたり、想定外も含めて色んなことがあった中で、明日ついに開幕かという気持ちが強いです。この1週間も、いいトレーニングができました。リーグ戦は長い道のりですが、その中でも開幕戦は独特な緊張感があります。1試合以上の重みもあります。プレッシャーもありますが、幸いホームでできるので、試合後にファンの皆さまと勝利を分かち合えるようにやっていきたいです」
Q:いよいよ新シーズンが開幕します。明日はどのような試合を見せたいですか?
「監督が代わり、フォーメーションも変わり、当然ながら、完成度は100%ではありません。シーズンを戦いながら、いかにチームとして成長していけるか、長いスパンで見ることも必要です。と同時に、1試合1試合、目の前の試合にどう勝つか、ということも求められます。90分の中では相手の時間帯、苦しい時間帯は必ずありますが、そうした状況になった時にどう戦えるかは大事です。一人一人しっかり戦える選手も揃っています。いいサッカーができている時間帯は得点につながると思います。90分の中で、勝つためにどれだけ強かに戦えるか、ということも求められます」
Q:監督が代わり、フォーメーションも変わった中で、どういう戦いを見せたいですか?
「百年構想リーグで積み上げてきたこと、結果としても手にしつつある自信が少なからずみんなにあった中で、監督が代わって、最初は戸惑いであったり、どう戦っていくか、という部分で起こり得る不安要素はあったのですが、時間とともに解決していくというか、ドルトムント戦しかり、非公開での練習試合しかり、いい手応えを感じる場面もたくさんありました。先ほども言いましたが、シーズンを戦いながら成長していかないといけない。決して現状がベストではないので。監督も来て1ヶ月ですし、どんどん選手も入れ替わると思います。競争もあると思います。それがいい方向に入れ替わりながら成長していければ、チームとしても強くなる。勝たないとネガティブなモノに変わりかねないですが、一人一人が勝つために全力を尽くしてやれば、必ず勝てるという強い自信はあります。それをグラウンドで表現し続けていけば、チームは大きく成長していくと思います」
Q:香川選手個人のコンディションや手応え、どういうプレーを見せていきたいですか?
「プレシーズンでは、北海道は涼しかったのですが、宮崎は非常に暑かった。そこから大阪に帰って来た時に、気候が宮崎の方が暑かったからか、体がフィットしてきています。コンディションとしては非常にいい状態です。例年より今年は少し涼しく感じる瞬間があります。ポジティブに、いい準備が出来ていると思います。新しい監督で、新しいフォーメーションで、新しい競争で、それがチーム全体にいいモノを生み出している。個人的にもいい緊張感の中でやれています。その競争に向き合っていければ、また新たな自分を表現できるのではないかと前向きに取り組めています。僕だけではなく、みんながそういう気持ちで取り組めていると思うので、明日の試合、しっかり結果で示していきたいです」
Q:様々な経験をされてきた香川選手でも、監督が代わることで新たな気付きもありますか?
「そうですね。監督が代わることで、いい面も悪い面も経験してきました。自分自身がそのシチュエーションに対してどう向き合うかで変わります。毎日、いい準備をして、自分のプレーを出し続けていけば、必ずこのチームにもたらせるものがまだまだあると感じています。そうした大きな期待を自分自身に向けてやっていきたいです」
Q:先日、キャプテン、副キャプテンが発表されました。アーサー パパス前監督の体制でもリーダーシップグループに属していましたが、今回改めて副キャプテン就任にあたり、パブロ マチン監督とはどのようなコミュニケーションがあったのでしょうか?
「特別、(キャプテンと副キャプテンの)選手を集めて何か話があったわけではありませんが、パーソナルな話はしています。監督からは常々、自分の経験値に関して信頼を感じていますし、だからこそ自分もピッチ上、ピッチ外で責任ある行動、言動を取っていきたい。チームがいい集団になれるように、という思いは常に変わらず持っていることですが、より一層意識してやり続けることが、副キャプテンという立場としては重要です。ただ、選手全員、中堅の選手も含めて全員がチームを引っ張っていかないといけないと思っています。監督も言っていますが、一人一人にリーダーシップが求められます。『自分が強くする』という選手が一人でも増えることが、セレッソとしての成長にもつながると思います」
