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Match Review

  • 4/25 広島戦
  • メディア

攻守に広島を圧倒した前半。チアゴ アンドラーデの3戦連発で先制も、終盤に暗転。オウンゴールとPKで逆転を許し、悔し過ぎる敗戦を喫する



試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2026042506/

連勝を飾った前節の京都サンガF.C.戦から中6日。セレッソ大阪は、3連勝を目指し、敵地での明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第12節・サンフレッチェ広島戦に臨んだ。先発は京都戦と同じ11人。2戦連発中のチアゴ アンドラーデを頂点に、柴山昌也、中島元彦、本間至恩の3人が2列目に並んだ。



「試合の入り、立ち上がりのアプローチが特に大事になる」。試合前にそう話していたのはアーサー パパス監督だが、まさにこの試合のセレッソの入りは素晴らしかった。守備では前から積極的にプレスをかけてボールを奪うと、軽快なテンポでパスを回していく。5分、中盤で石渡ネルソンがカット。柴山からチアゴへ背後のパスでチャンスを作ると、7分に決定機。再び中央でボールを奪うと、中島がドリブルで運び、相手を引きつけて柴山へラストパス。ニアを狙った右足でのシュートはポストを直撃したが、攻撃の良いリズムを継続させると、12分、先制に成功。柴山と石渡を起点に中島、本間と中央でつないで相手を崩し、最後は奥田勇斗のクロスを相手DFがクリアし切れず、こぼれたボールを拾ったチアゴが左足一閃。見事ゴール左上に突き刺した。セレッソの攻勢は続く。17分には石渡のパスから柴山がシュート。際どいコースへ飛んだがわずかに枠を外れた。続く20分にもビッグチャンス。広島の左ウイングバック、東俊希がボールを持った瞬間、奥田がプレスをかけて、高い位置で相手をはめ込みボールを奪うと、ショートカウンターを発動。柴山のパスに抜け出した中島が相手を交わしてゴールへ向かう。抜け出せばGKと1対1という状況でファウルを受けたが、笛は鳴らずに試合は続行。20分を過ぎたあたりからは広島のプレスを受け始め、27分、縦パスを塩谷司にカットされ、カウンターを受けると、最後はトルガイ アルスランのクロスを加藤陸次樹に押し込まれたが、ここはポストに当たって事なきを得た。広島に傾きかけた流れだが、セレッソも簡単には主導権を渡さない。34分、畠中槙之輔のカットからチアゴがドリブルで運び、後ろから追い越した中島が強烈なミドルシュート。37分、広島のチャンスでは、クロスから鈴木章斗のヘディングを中村航輔が好セーブ。前半の終盤は互いに攻め合う形で終了。セレッソの1点リードで折り返した。





後半開始からチアゴに代わり櫻川ソロモンがピッチに入る。48分、大畑歩夢が縦にドリブル。長い距離を運ぶと、最後は本間のパスを受けた櫻川が早速シュート。52分にもカウンターからビッグチャンス。櫻川のパスから背後を取った中島がクロス。ファーに本間が飛び込んだが、あと一歩のところで広島DFの戻りに遭い、クリアされた。56分には奥田がミドルシュート。強烈な弾道が枠内に飛んだが、大迫敬介の好セーブで防がれた。後半も入りは悪くなかったが、広島も圧力をかけて押し込んでくる。特に新井直人のクロスや、後半開始すぐに投入されて3バックの右に入った中野就斗ら、セレッソにとっての左サイドを起点に攻めてきた。70分前後は広島の猛攻を受けたが、中村航輔の好セーブや田中駿汰、井上黎生人、畠中、大畑らが体を張って相手のシュートをブロック。72分には大きなピンチも迎えたが、木下康介のヘディングは中村航輔がビッグセーブ、弾いたボールに詰めた東のシュートもクロスバーを越えた。すると直後の73分、セレッソに決定機。相手のスローインを石渡がカット。中島が胸トラップからヘディングで前に送ると、対応した広島DFのミスを突いた柴山がボールを奪い、そのまま持ち込みGKと1対1に。ここで追加点を奪っていれば試合の展開をグッと引き寄せることができたが、左足のアウトで放ったシュートは枠の外。78分、パパス監督はディオン クールズと香川真司を投入。守備を固めつつ、試合をコントロールして締めにかかる。終盤までは思惑通りに進めていたが、86分、一瞬の隙を突かれて失点。中野のパスに抜け出した前田直輝に縦への突破を許すと、ファーへのクロスに飛び込むジャーメイン良に対応したクールズがクリアし切れずオウンゴール。すると90分、広島のCKの流れからクールズがハンドの反則を取られてPKのジャッジ。これを木下に決められ、勝ち越しを許した。3連勝まであと数分に迫りながら、交代選手を含めた広島の圧力に耐えることができなかった。





「攻守に自分たちのやりたいことができていた」(田中駿汰)前半は圧巻の内容で、今季の成長を示すプレーを見せた。広島の反撃を受けた後半も直近2試合と同様、体を張って守れていた。それだけに、勝ち切ってさらなる自信を得たい一戦だったが、無念の逆転負け。「押し込まれた時に押し返して自分たちが相手陣地でしっかり保持することも必要」(田中駿汰)であり、「終盤に押し込まれた時にどう組織的に守るか。みんなで頭の中を揃えることが大事」(石渡)でもあった。「悔し過ぎる敗戦」と言葉を絞り出したのは井上だが、百年構想リーグの上位を狙う上で痛い1敗となった。それでも中3日で次節はやってくる。しっかりと心身のコンディションを整え、首位・ヴィッセル神戸のホームに乗り込みたい。

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