Match Preview
- 4/18 京都戦
- メディア
YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)の初陣となる今節。今シーズン、ホームでは初の90分での勝利を目指し、最後まで戦い抜く
チーム一丸で戦い、敵地での大阪ダービーに勝利した前節から中6日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、京都サンガF.C.を迎え、明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第11節に挑む。今シーズン、ホームでは初の90分での勝利を目指す一戦になる。
名古屋に0-3で敗れた前々節からのリバウンドメンタリティーが求められた前節は、前半から主導権を握る戦いを披露。チアゴ アンドラーデを1トップに、中島元彦がトップ下、右ウイングに柴山昌也、左ウイングに阪田澪哉を配置する新布陣で臨むと、柴山が広範囲に動いて中盤で数的優位を作りつつ、上手くボールを運んで阪田やチアゴが背後を狙う。ガンバに守備の的を絞らせない攻撃を展開すると、敵陣では高い位置からプレスをかけて、相手にロングボールを蹴らせて回収。攻守に良いリズムで試合を進めていた中、38分、自陣でのパスがズレてガンバに決定機を作られたが、ウェルトンとの1対1をGK中村航輔が右足で阻止。続く40分のピンチでは、デニス ヒュメットのシュートを大畑歩夢が体を投げ出してブロック。すると、この流れからセレッソが先制に成功する。大畑がブロックしてこぼれたボールを拾ったガンバの岸本武流のクロスがファーに流れると、奥田、柴山、井上黎生人、奥田、柴山とつないで右サイドを突破。柴山のパスに走り込んだ中島がヒールで落とし、受けた田中駿汰が狙いすましたスルーパスを前方へ送ると、背後を取ったチアゴがダイレクトでシュート。GKの股を抜いてネットに突き刺した。後半は選手を入れ替え、守備の強度を上げてきたガンバのペースで試合は進むと、68分にPKを献上。この絶体絶命のピンチに再び立ちはだかったのが中村航輔。ヒュメットのシュートを見事な反応でストップした。試合終盤は櫻川ソロモンを投入し、前線で起点を作るとともに、13分という長い後半アディショナルタイムでは田中駿汰を後ろに下げる5バックでしのぎ、1-0で勝利。「全員がやるべきことをしっかりやった。同じ絵を描けたことが大きかった」とアーサー パパス監督も振り返る意思統一された試合運びを完遂し、見事、開幕戦のリベンジを果たした。

明治安田J1百年構想リーグの後半戦を勝利でスタートした前節の試合後、「ダービーに勝ったことは重要です。ただ、この試合を次に生かしていかないといけない。さらに上位を目指してやっていきたい」と話したのはキャプテンの田中駿汰だが、思うように勝点を積み重ねることができなかった前半戦から巻き返しを図るためにも、ここで立ち止まっている暇はない。連勝でさらなる上位を目指す今節の相手は京都。前節は岡山に5-1で勝利するなど攻撃陣が猛威を振るった。この試合では、1トップに起用されたアレックス ソウザが先制点を決めたが、警告累積で今節は出場停止。代わりに誰がFWの真ん中に入るのか、まずは相手のスタメンを注視したい。いずれにしても、京都のキーマンはマルコ トゥーリオ。ここまで4得点を決めて京都の攻撃を引っ張っている背番号11をしっかり抑えることが重要だ。他にも本田風智や奥川雅也、セレッソでもプレー経験のある新井春樹の突破には警戒が必要。さらには平戸太貴という優れたキッカーもいるだけに、極力セットプレーの機会は与えないようにしたい。京都との対戦では毎回のことになるが、球際のバトル、強度、1対1の勝負で負けないこともポイント。相手のプレスを上手くはがし、アンカー尹星俊の周りのスペースを上手く活用して攻撃につなげたい。第8節のヴィッセル神戸戦では「ダブル10番」、前節はチアゴの1トップと、今シーズンは様々な策を用いて戦術の幅を広げているパパス監督。前節から形を継続するか否かも含め、前から来る相手に対して「解決策、アイディアを出しながら練習してきました」(パパス監督)と話す今節の戦い方にも注目だ。
現在、2位・京都との勝点差は3。今節に勝てば勝点で並ぶだけに、百年構想リーグの今後を考えても非常に重要な一戦となる。また、今節は「ヨドコウ桜スタジアム」から「YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)」に名称を変えて臨む最初の一戦でもある。チーム、選手、サポーターが一丸となってホームの雰囲気を作り出し、ハナサカの初陣を勝利で飾りたい。
試合前日コメント
アーサー パパス監督

Q:第8節のヴィッセル神戸戦や前節のガンバ大阪戦など、上手く相手のプレスを回避できた試合では、いい入りから勝利につなげることができています。今節の相手もプレスに特長がありますが、打開策は練って挑まれる?
「そもそも目指すスタイルがそういった考え方なので、(プレスを回避する部分は常に)取り組んでいます。今節も前から来る相手なので、その中での解決策、アイディアを出しながら練習してきました。より改善していく取り組みを今週はしてきました」
Q:第5節の清水エスパルス戦以降、ボランチは田中駿汰選手と石渡ネルソン選手で固定されています。前節は攻守に素晴らしい強度を出して活躍していたが、彼らのバランスはどう見ていますか?
「常に成長しようとしていますし、関係性もより強固になっていると見ています。攻守において、お互いがお互いを補完する関係だなと思っています。そこがポジティブですが、もっともっと成長できると思っています」
上門 知樹選手

Q:復帰後の反響はいかがでしたか?
「結構、凄かったです。たくさんメッセージもいただきました。チャントもたくさん歌ってもらったので、改めて愛されているなと感じました」
Q:前節の試合後は、パパス監督に促される形でサポーターの前に行かれていましたが、あの場面はどのような思いでしたか?
「まず(香川)真司さんに『行ってこい、必ずチャントを歌ってくれるから』と言ってもらったのですが、僕としては恥ずかしかったので、『いや、いいですよ』という話をしていたのですが(笑)、ボス(パパス監督)からも背中を押され、『行ってこい』と。チャントをいっぱい歌って下さって嬉しかったですが、ちょっと恥ずかしさもありながら(笑)。でも、復帰したんだなという気持ちになりました」
Q:ピッチに入った瞬間も「ダイナミック琉球」のチャントが響いていたが?
「アップの時から頭に残っていて、ピッチに入った時も歌と歓声が聞こえたので、より頑張らないといけないという気持ちになりました。とても感謝しています。個人チャントがあることがセレッソのいいところでもあると思うので、活躍してたくさん歌ってもらえるようにと思っています」
Q:改めて、復帰へ向けて支えになったことは?
「もちろん、家族もそうですし、チームメイト、サポーター、セレッソに関わる皆さんが力になってくれました。あとはトレーナーの皆さんが、朝から夕方までサポートして下さったおかげで復帰できました。手術した後の足の状態から考えると、今こうしてプレーできていることに感謝しています」
Q:今節プレーすれば、ホームでは復帰後初になるが、ホームゲームに臨む今の気持ちは?
「ホームでは90分で勝利を届けることができていないので、まずは皆さんに喜んでいただけるように、チームの勝利に貢献したいです。守備で前からアグレッシブに行くこともそうですが、得点を取るところで力を注いでいきたいです」
Q:京都とは昨シーズンはアウェイで対戦した試合では出場して勝利しているが、どのような攻撃をしていけば得点を取れるイメージを持っていますか?
「前からアグレッシブに来るので、逆に言えば、1枚はがせばチャンスになる。京都のプレスにビビらず、自分たちのやるべきことをやれば勝てると思います。自信を持ってプレーすることが大事だと思います」
Q:今節は「YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)」に名称を変えて臨む最初の一戦になるが、ハナサカの初陣ということについては?
「なかなか実感はないですが、名前が変わって1試合目ということで、勝っていい流れを作りたいですし、また新しい歴史を刻む意味では、明日の試合は大事になると思うので、勝って皆さんと喜びたいと思います」
