“竹が海を救う” 岸和田で小学生と環境保全活動を実施しました!
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本日、4月14日(火)岸和田漁港にて、岸和田市および岸和田市立修斉小学校6年生、そして勝矢 寿延アンバサダー、丸橋 祐介アンバサダー、ロビーが参加し、アオリイカの産卵環境づくりを目的とした環境保全活動を実施しました。
午前9時過ぎに関係者で修斉小学校の皆様をお出迎えしました。引率の先生の指示に従い、今回の活動が大勢の関係者で構成されている旨が生徒さんに伝えると、岸和田市の総合政策部のご担当者による挨拶からスタート。放置竹林の増加や、それに伴う森林環境への影響、さらには海の生態系との関係性について説明が行われました。勝矢アンバサダーからは、岸和田市とは応援デー関係を築いている点に加えて、このたびの活動でアオリイカが安心して産卵できるように頑張ろうと、そして丸橋アンバサダーからは「楽しみながら協力して産卵場所をつくりましょう」と呼びかけがあり、参加者の士気が高まる中、作業がスタートしました。
今回のフィールドワークには、修斉小学校6年生37名が参加。担当者による実演の後、グループに分かれて産卵床の制作に取り組みました。子どもたちはレンガの穴に笹を通し、両端を結ぶというシンプルながら力のいる作業に、試行錯誤しながら挑戦。初めての体験に目を輝かせ、互いに協力しながら真剣に取り組む姿が印象的でした。こうして完成した10基の産卵床は船に積み込み、沖合へ移動。約10分の航行後、担当者による投げ込みが始まると、自然と掛け声が上がり、現場は一体感に包まれました。残りの産卵床は丸橋アンバサダーが担当し、足場の不安定な中でも無事海への投げ込みを完了しました。これら10基の産卵床は地元ダイバーによって海底にて設置され、5〜6月のアオリイカの産卵を期待します。
一連の体験を終えた子どもたちは、海と森がつながっていること、そして自分たちの手で環境保全に関われることを実感した様子で、大きな達成感とともに活動を締めくくりました。本取り組みを通じて、地域資源の循環と次世代への環境教育の重要性が改めて示される機会となりました。
岸和田市の抱える放置竹林の課題、アオリイカの生態系変化について
放置竹林を課題とする自治体は全国的に少なくなく、岸和田市もその例外ではありません。竹林は手入れがされないことで周囲の木々の成長を阻害するだけでなく、土砂災害のリスクを高めるなど、見過ごすことのできない課題の一つとなっています。また同市では、これまで包括連携協定を締結しているアドベンチャーワールドへ、パンダの餌として数十トンの笹を提供してきましたが、現在はパンダの不在により、その行き場が失われているという現状もあります。加えて、アオリイカが減少傾向にあることも課題の一つです。およそ90年前までは、アオリイカが産卵床として好むアマモ(海草の一種)が大阪湾にも広く分布していましたが、埋め立ての進行に伴い減少し、産卵に適した環境が失われつつあります。その結果、個体数も減少の一途をたどっているとされています。こうした背景のもと、竹や笹を活用し、近年減少傾向にあるとされるアオリイカの産卵床として再利用する取り組みが、環境保全活動の一環として進められています。過去には和歌山・白浜エリアでも同様の施策が実施され、産卵の確認に加え、生き物のすみかとしても一定の成果が報告されています(関係者によると)。
活動の様子












※お子様の写真は、関係者の皆様の許諾を得た上で掲載しております