• X
  • LINE
  • Facebook

Match Review

  • 4/11 G大阪戦
  • メディア

100分超えの激闘となった敵地での大阪ダービーは、チアゴ アンドラーデが決勝点!中村航輔がPKストップ!チーム一丸で制し、「OSAKA is Pink」(パパス監督)を高らかに謳う



試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2026041109/

明治安田J1百年構想リーグの後半戦スタートとなった今節。セレッソ大阪は、ヤンマースタジアム長居でPK戦の末に敗れた開幕戦のリベンジを期して、敵地での大阪ダービーに臨んだ。先発は前節・名古屋グランパス戦から1人変更。櫻川ソロモンが外れて中島元彦が入った。また、上門知樹が昨年の6月4日以来、約10ヶ月ぶりに公式戦のメンバー入りを果たした。



今節は普段とは異なる配置でスタート。チアゴ アンドラーデが1トップ、中島がトップ下、右ウイングに柴山昌也、左ウイングに阪田澪哉。「9番のポジションは初めて」と話すチアゴにこの位置での先発を伝えたのは「試合前日」とアーサー パパス監督。「ダブル10番」(パパス監督)を採用した前々節・ヴィッセル神戸に続き新たなトライを行った。「良い方に転ぶと思っていました。チアゴが真ん中にいれば、右でも左でも背後を取れるので、チームとしてアドバンテージになる」と試合後に話したのは田中駿汰だが、新布陣は開始から機能。4分、スローインを受けた柴山が右サイドからカットインしてファーストシュートを放つと、5分には石渡ネルソンが高い位置で奪ってショートカウンター。柴山のラストパスを受けたチアゴが決定機を迎えたが、シュートは枠を外れた。10分にもネルソンが中盤でボールを奪取。そこからチアゴ、中島、阪田とつなぎ、最後は中島が強烈なミドルシュートを放つ。試合前日、「腰が引けた戦いはしない」と明言していたパパス監督だが、特に「最初の15分は強度高く、アグレッシブに入ること」を選手たちと共有。試合の主導権を握ることに成功した。この試合のセレッソは下からつなぐ姿勢が明確。右サイドから中に絞った柴山や中島、田中駿やネルソンらがパスを受け、中盤で数的優位を作って相手を引き出すと、チアゴと阪田が背後を狙い、速い攻撃を仕掛けていく。24分にもチャンス。柴山のパスから左サイドの裏を取った大畑歩夢がクロス。受けた中島が切れ込みシュートを狙ったが、惜しくも体勢が崩れて打ち切れなかった。守備では自分たちがプレスを掛けることで相手にロングボールを蹴らせて回収。前半の終盤までは相手のシュートをゼロに抑えた。ただし、試合のリズムを掴んでいた前半だが、38分、中央でのパスがずれ、ガンバにショートカウンターを許すと最後はウェルトンに決定的なシュートを打たれたが、GK中村航輔が右足でビッグセーブ。続く40分にもピンチを招いたが、デニス ヒュメットのシュートは大畑が体を投げ出してブロック。すると、この流れからセレッソが先制に成功。大畑がブロックしてこぼれたボールを拾った岸本武流のクロスがファーに流れると、奥田勇斗、柴山、井上黎生人、奥田、柴山とつないで右サイドを突破。柴山の前方のパスに走り込んだ中島がヒールで落とすと、受けた田中駿が狙いすましたスルーパスを前方へ送る。「ワンタッチで打てるように」(田中駿)というメッセージが込められたパスに走り込んだチアゴがダイレクトでシュート。GK東口順昭の股を抜いてネットに突き刺した。“9番・チアゴ”が歓喜の先制点をもたらすと、43分にも疑似カウンターからチャンス。チアゴの落としを受けた中島が左サイドのスペースへ絶妙なパスを送る。ただし、スペースへ走った阪田が途中で太腿裏を痛めてピッチに倒れ込むアクシデント。結局、阪田はプレー続行不可能となり、横山夢樹が入り、前半は終了した。





攻守に意思統一された素晴らしい前半を過ごした一方、後半は立ち上がりからガンバのペースで試合は進む。選手交代で中盤の強度を高めたガンバは68分、後半から入った安部柊斗のパスに、こちらも後半から入った南野遥海が背後へ抜け出すと、井上が南野を倒してPKを献上。後半の入りを踏まえると、セレッソとしてはここで追い付かれたら一気に流れを持って行かれかねない場面だったが、デニス ヒュメットのシュートは中村航がストップ。前にこぼれたボールを相手に拾われ、安部に押し込まれたが、VARの結果、オフサイドと判定されて得点は認められず。セレッソとしては胸をなでおろす結果となった。84分にもサイドを突破されてガンバに決定機を作られたが、最後のシュートは井上がブロック。こぼれ球に反応した中村航も体を張って守った。86分には櫻川と上門が入り、最前線で櫻川がキープして時間を作る。復帰戦となった上門も攻守にハードワークを惜しまず、上手く試合に入った。後半は決定機こそ作れなかったセレッソだが、ガンバにも得点を許すことなく試合終了。13分という長い後半アディショナルタイムでは田中駿を後ろに下げる5バックで耐えて、1-0で勝利。見事、開幕戦のリベンジを果たした。





「やっぱりダービーは特別ですし、普段の試合とは違う感情になります。お互い負けられないプライドが懸かっているので、やりがいは感じますし、ダービーに勝つことは重要です。開幕戦ではホームで相手が喜ぶ姿をサポーターに見せてしまったので、今日は相手のホームで自分たちが勝って喜ぶ姿を見せつけてやろうと思っていました」とはキャプテンの田中駿。昨年の開幕戦に続き、2年連続でパナソニックスタジアム吹田での勝利を収めたパパス監督は、「全員がやるべきことをしっかりやって、同じ絵を描けていたことが大きかった」と勝因を述べつつ、「来週はまた別の試合になる。切り替えていく必要があります」と勝って兜の緒を締めた。ホームに京都サンガF.C.を迎える次節。再び攻守一体の姿勢で連勝を目指す。

TOP > ニュース一覧 > Match Review