Match Review
- 2/7 G大阪戦
- メディア
百年構想リーグの幕開けとなった大阪ダービー。前半に退場者を出す厳しい展開の中、10人で耐えて無失点でしのぐもPK戦で敗戦

試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/result/2026020703/
シーズン移行を夏に控えた中、特別大会として行われる明治安田J1百年構想リーグが幕を開けた。WESTグループ地域リーグラウンド第1節、セレッソ大阪の相手はガンバ大阪。舞台はヤンマースタジアム長居。試合前には両サポーターが完成度の高い鮮やかなコレオグラフィを掲出。42,101人の大観衆で埋まった景色は壮観の一言に尽きた。.jpg?w=1920&h=1079)
「両チームともアグレッシブにタフに戦って、まさにダービーという試合」。試合後にアーサー パパス監督も振り返ったように、立ち上がりから両チームの勝ちたい思いが激突。もっとも、1分にチアゴ アンドラーデ、3分には鈴木徳真。両チームに立て続けに警告が出るなど試合は荒れ模様の展開に。前半のセレッソは主導権を握ることに苦しんだ。イェンス ヴィッシング新監督を迎えたガンバのアグレッシブな守備に対し、「球際でこぼしたり、相手に流れを持っていかれました。セカンドボールを拾われることも多く、そこで相手も推進力を持って前に出てきたと思います」と登里享平も振り返る。8分、17分と続いたガンバの決定機では、ポストとクロスバーに救われたが、セレッソは中盤でボールを落ち着かせることができず、攻撃の形を作れない。そうした中で奮闘したのがトップ下で先発した中島元彦。14分、相手に囲まれながらもボールを失わない力強いドリブルで運び、左サイドのチアゴに展開してチャンスを構築。期待の新戦力、櫻川ソロモンも前線でのキープ力を発揮する場面もあり、40分には櫻川を起点に決定機。ただし、背後から飛び出した喜田陽のシュートはGK東口順昭の好守に阻まれた。前半序盤の劣勢から少しずつ自分たちの形を作り始めていた矢先、41分にアクシデント。セカンドボールを巡る争いで起きた田中隼人のタックルが、著しく不正なプレーとみなされ1発レッドで退場に。ここから前半終了までは田中駿太を下げて[5-3-1]を形成。守備に重きを置いて0-0で折り返した。.jpg?w=1920&h=1079)
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後半開始からパパス監督は本間至恩とチアゴに代えて阪田澪哉と石渡ネルソンを投入。布陣はそのまま[5-3-1]で、阪田を右のウイングバック、石渡を中盤3枚の中央に置いた。後半もボールはガンバに握られたが、サイドから入ってくるクロスはしっかりと中ではじき、ミドルシュートもGKキム ジンヒョンがセーブ。「セットプレーの守備もそうですが、今年は高さが加わっているので、クロスを受けてもしっかり弾けることは今年の良さ」とは田中駿。キャンプから自らを追い込み、開幕スタメンを掴んだジンヒョンも、「昨年は失点が多かった。今年は最初から失点ゼロで抑えたいという思いでプレーしました」と振り返る。63分には喜田に代わり吉野恭平が入り、吉野が3センターバックの左に、田中駿が再び1列上がって中盤の真ん中に入り、石渡が中盤3枚の左に移った。71分には1トップもテコ入れ。期待の新戦力、イェンギ クシニがJ公式戦デビューを果たす。すると78分、敵陣でのスローインをイェンギが収め、田中駿を経由して阪田がシュート。10人でもゴールを目指す姿勢を見せる。84分には、ガンバの岸本武流がこの試合2枚目の警告で退場に。数的同数になった試合はここから互いにゴールに迫るシーンを作ったが、得点は生まれず。セレッソも体を投げ出したシュートブロックなど最後まで隙を見せることはなかった。「誰一人集中を切らすことなく守り切れたことは良かった。11人の時も同じクオリティーで(守備を)やれたらもっといいチームになる。得るものが多かったと思います」と中島。この試合では割り切って後ろに人数を固めたこともあるが、今後も自陣ゴール前での粘り強さは継続していきたい。.jpg?w=1920&h=1079)
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90分の中ではスコアレスで終わった一戦だが、百年構想リーグの特別ルールとしてPK戦に突入すると、先攻はセレッソ。1番手の中島が正面に強烈なシュートを叩き込むなど、両チーム4人目までは全員が成功した中で迎えた5人目。セレッソは阪田がクロスバーに当ててしまう。その後ガンバの5人目、安部柊斗に決められ敗戦。(勝点1を獲得)。大阪ダービー史上初のPK戦による決着となった一戦。悔しさも残ったセレッソとしては、4月に控える敵地での大阪ダービーで、90分で勝利して必ず借りを返したい。.jpg)