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喜田 陽選手が母校の泉大津市立浜小学校でHANASAKA授業を実施しました

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12月16日(火)、喜田陽選手が自身の母校である泉大津市立浜小学校を訪問し、4・5年生の児童102名を対象にHANASAKA授業(夢授業)を実施しました。本授業は、セレッソ大阪サステナビリティパートナーであるヤンマーホールディングス株式会社との協働により行われ、未来を担う子どもたちに「チャレンジすることの大切さ」や「チャレンジする人を応援する気持ち」を伝えることを目的としています。

HANASAKAについて

ヤンマーらしさの象徴で、“人の可能性を信じ、挑戦を後押しする”という創業者の精神やビジョンの根底にあったヤンマーの価値観を「HANASAKA(ハナサカ)」と呼んでいます。ヤンマーの事業領域を超え、スポーツ・文化などあらゆる領域で挑戦する人たちを後押しし、「HANASAKA」の輪を世界へ広げることで、人と未来を育んでいきます。詳しくは<こちら>をご覧ください。

HANASAKA授業の様子

先生の紹介を受けて喜田選手が姿を現すと、児童たちの大きな拍手と「待っていました!」という温かな歓声に包まれました。会場には、喜田選手の大ファンだという児童の姿もあり、背番号5のユニフォームを誇らしげに身に着け、目を輝かせながら登場を心待ちにしていた様子がとても微笑ましく、印象的でした。

授業では、喜田選手が自身のこれまでの歩みについて、子どもたちの目線に合わせて優しく語りかけました。小学生の頃から「プロサッカー選手になる」という真っ直ぐな目標を掲げ、セレッソ大阪のアカデミーのセレクションに挑戦したこと。一見、順調に夢へ突き進んでいるように見えても、実は「友達ともっと遊びたい」と心が揺れ動いた時期もあったこと。それでも、最後には「夢を叶えたい」という強い願いが勝り、自分を律して厳しい練習に真摯に向き合ってきた日々を、児童たちは一言も漏らすまいと真剣な表情で見つめていました。



また、プロ生活の中で初めて一人暮らしを経験した際、当たり前だと思っていた食事や掃除、洗濯といった日常の支えがいかに大きかったかを実感したエピソードも披露。「離れてみて初めて、家族への感謝の気持ちがより一層強くなった」という喜田選手の心温まる言葉に、子どもたちは身近な存在の大切さを改めて感じ取っているようでした。



さらに、「今年は少しずつピッチに立つ機会も増えてきましたが、このチームで優勝を掴み取るという、次なる大きな目標を見据えています。その夢を叶えるために、来年はもっともっと頑張りたい」と、未来への熱い決意を言葉にしました。

続いて行われた質疑応答では、一人の児童から「サッカー選手になる夢を、誰かにばかにされたことはありますか?」という、切実で真っ直ぐな質問が寄せられました。喜田選手は少し考えた後、茶化されたことはなかったけれど、と前置きしつつ、あるエピソードを明かしてくれました。実は当時、サッカーと並行して野球にも打ち込んでいたため、周りからは野球の道を勧められることもあったそうです。しかし、その頃にはすでに「サッカーが大好きだ」という強い想いが心の中に溢れていました。周囲の言葉に惑わされることなく、自分自身で「サッカー選手になる」という目標を定め、ただひたすらに夢に向かって突き進んできた当時の決意を力強く語ってくれました。



授業の後は、グラウンドへ移動し、待ちに待ったサッカー教室が行われました。セレッソ大阪サッカースクールのコーチや先生方も加わり、児童チーム対大人チームの真剣勝負がスタート。ボールを懸命に追いかける子どもたちの弾けるような笑顔と、それを見守る周囲からの歓声がグラウンドいっぱいに響き渡り、全員で清々しい汗を流すひと時となりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、サッカー教室の最後には、児童の皆さんから喜田選手へ色鮮やかな花束が贈られました。また、喜田選手の大ファンだという児童からは心のこもったお手紙が渡され、想いが詰まったプレゼントを手に、喜田選手も喜びが溢れるような温かな表情を浮かべていたのが印象的でした。



さらに喜田選手は、5年生2クラスと4年生2クラスを順に訪れ、子どもたちと机を並べて給食の時間を共にしました。和やかな雰囲気の中、「ご飯はいつもどのくらい食べるの?」と素朴な疑問が投げかけられると、喜田選手は「3杯は食べるかな」と笑顔で回答。その健食ぶりに「えっ、そんなに食べられへん!」と目を丸くして驚く児童も。そこへ先生が「たくさん身体を動かすとそれくらい食べられるようになるし、それが強い筋肉を作るんだよ」と優しく言葉を添えると、子どもたちは「なるほど……!」と感心した様子で、プロの身体づくりの秘訣を興味深く聞き入っていました。



楽しい時間は、名残惜しさを感じるほどあっという間に過ぎ去りました。交流の締めくくりに、喜田選手は「今日は本当に楽しかったです。もっともっと一緒にサッカーをしたかったですし、ぜひ来年もまた皆さんに会いに来たいと思います」と、心からの笑顔で感想を語りました。その一言一句に、子どもたちと過ごした時間の充実感と、再会を願う温かな想いが溢れていました。



セレッソ大阪は、今後もホームタウン活動を通じて地域との連携を深め、地域社会の発展に貢献する活動を積極的に推進してまいります。

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