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Match Review

  • 12/6 横浜FC戦
  • メディア

新体制1年目のホーム最終戦は攻守に課題を残し、1-3の敗戦。五分の成績で今シーズンを終える


試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2025120609/

アーサー パパス監督1年目のホーム最終戦。セレッソ大阪は横浜FCを迎え、今シーズンの最終節、明治安田J1リーグ第38節に挑んだ。先発は前節の横浜F・マリノス戦から1人変更。出場停止の髙橋仁胡に替わり、ディオン クールズが入った。そのクールズは右SBに配置され、奥田勇斗が左SBに回った。



立ち上がりから積極的にプレスをかけてきた横浜FCに対し、セレッソは長短のパスで裏返し、立て続けに決定機を創出。2分、中島元彦のクロスを大外で受けたチアゴ アンドラーデがフリーでシュート。8分には、柴山昌也のパスから背後に抜けたラファエル ハットンがシュート。ただし、いずれも横浜FCのGKヤクブ スウォビィクのセーブに阻まれた。横浜FM戦と同様、序盤の好機を生かせずにいると、次第に横浜FCにボールを握られ、サイドに振られ、クロスからピンチを招く。特にセレッソにとっての右サイドを崩されると、20分に失点。クロスに対し、中でクリアし切れず、ファーで受けたジョアン パウロに決められた。この場面では2人の選手が付いていたが、寄せが甘くなった。リズムを掴めないセレッソは、30分にも2失点目。自陣でのつなぎでミスが出ると、ショートカウンターを受けてネットを揺らされた。攻撃でも序盤以降、なかなかチャンスを作れずにいたが、42分、CKから1点を返す。柴山のキックにニアで競ったクールズがこぼれ球に反応して右足で決めた。前半アディショナルタイムにも中央をワンツーで突破した田中駿汰が決定機を迎えたが、シュートはGK正面に飛んだ。





後半開始からセレッソは2枚替え。喜田陽と奥田に代えて、香川真司と登里享平を投入。それでも、一度、明け渡した流れをつかみ返すことはできず、64分には自陣左サイドの背後を取られ、クロスから3失点目。さらに苦しい展開へ追い込まれていく。ホーム最終戦をこのまま終わるわけにはいかない。奮起した選手たちがここから猛反撃を開始。67分、左サイドを抜け出した香川が巧みな反転から前を向き、ループシュート。素晴らしい身のこなしから決定的な形に持ち込んだが、わずかに枠を外れた。75分には、途中出場のヴィトール ブエノのスルーパスに抜け出したハットンが相手をかわしてシュート。際どいコースへ飛ばしたが、ここもわずかに枠の外。80分、香川の絶妙なパスから右サイドを取ったクールズがクロス。完全に崩したが、逆サイドから入ってきた登里はDFにブロックされてシュートは打てず。81分にも左サイドからカットインしたチアゴがインに巻いたシュートを放ったが、ポストを直撃。反撃の1点が遠い。チアゴは84分にも決定的なシュートをGKにセーブされる。それでもついに88分、チアゴのシュートをGKがはじいたところをハットンが詰めてネットを揺らしたが、ここはオフサイドでゴールは認められず。得点王の可能性を残して最終節を迎えたハットンは5試合連続ゴールとはならず、最終的には得点ランク2位タイで終えた。試合はこのまま1-3で終了。ホーム最終戦であり今季の最終節を勝利で飾ることはできなかった。





最終的な戦績は14勝10分14敗と五分。順位も10位と中位でフィニッシュした。試合後は、キャプテンの田中とパパス監督がサポーターの前で挨拶。「このクラブを本当に変えたい。トロフィーを掲げるという気持ちで全て戦いたい。まだまだやらないといけないことはありますが、チームは絶対に強くなる、チームはもっと勝つ。人生の中で一番の瞬間を、優勝という形で迎えたい」とパパス監督が熱いスピーチ。来年の明治安田J1百年構想リーグおよび2026/27シーズン明治安田J1リーグへ向け、躍進を誓った。

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