ホームタウンレポート:外国にルーツを持つ子どもたちとスクール生が交流しました!
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9/23(火・祝)、ヨドコウ桜スタジアムにて、外国にルーツを持つ子どもたちを対象とした特別イベントを開催いたしました。本イベントは、言語や文化の違いから地域社会との接点が限られがちな大阪在住の外国籍の子どもたちに、サッカーを通じて学びと交流の機会を提供するものです。当日はセレッソ大阪のスクール生たちも参加し、交流を深めました。
大阪市によると、市内には多様な国や地域の背景を持つ子どもたちが数多く暮らしており、言語や文化の違いから地域社会との接点が限られるケースも少なくありません。外国にルーツを持つ子どもたちは、言語や学習の壁や地域での孤立といった課題に直面しており、これは個人のみならず地域全体の共生にも影響を及ぼすと考えられています。
そこでセレッソ大阪は、サッカークラブとしての役割を生かし、共通言語である“サッカー”を通じて交流の場を提供しました。グラウンドでの交流ゲームやスタジアムツアー、食事会を実施し、子どもたちに多文化共生を体感するきっかけを届けました。
今回参加したのは、Minamiこども教室に通う小学校・中学校の生徒11名です。彼らは普段、近隣の公立小中学校に通っています。小学5年生の男の子は「スクールのみんながサッカーが上手くてびっくりしました。普段は公園でのサッカーだけど、こういう広い芝生でサッカーができて気持ちよかったです」と感想を話しました。一方、スクール生の小学2年生の女の子は「新しい友達ができました。外国にルーツのある子と話すことは普段少ないから緊張したけど、次からは緊張しないかも?」と話していました。短い時間ではありましたが、すぐに打ち解け、みな楽しそうに時間を過ごしていました。Minamiこども教室のお子様、関係者様、留学生のボランティアの皆様、スクールコーチの皆様ありがとうございました!
当日の様子
ご参考
大阪市には約14万人(人口の約5.3%)の外国人住民が暮らしており、158か国出身と多様性に富んでいる。これまで多文化共生の先駆的な取り組みが行われてきましたが、文化的背景や課題・ニーズの多様化に伴い、教育、行政サービス、社会参加など依然として多くの課題が残されている。こうした状況を踏まえ、市民・NPO・企業・行政が協働し、多文化共生社会の実現に向けた取り組みが求められている。
大阪市による外国にルーツをもつこどもへの主な支援(学校)
①共生支援拠点
②プレクラスの実施(小1~中3対象)
③強化における日本語指導の実施(小5~中3対象)
④初期日本語指導員の派遣(小1~小3対象)
⑤母語支援員によるプレクラスでの母語支援
⑥母語指導員による在籍校における学習言語習得促進支援
※大阪市の外国人住民は、平成25(2013)年以降、年々増加しており、令和2(2020)年、令和3(2021)年については新型コロナウイルス感染拡大の影響により一時的に減少したが、令和4(2022)年には再び増加に転じ、令和5(2023)年には一年間で16,832人増加
※上記資料出典:大阪市