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8/11(月)堺市共催「戦後80年事業 平和学習イベント」を開催しました

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8/11(月・祝)、ヨドコウ桜スタジアムにて「戦後80年事業 堺市×セレッソ大阪 共催『平和学習』イベント」を開催しました。当日は88名の方にご参加いただき、大学生3名が次世代の語り手として授業を行いました。次世代の語り手の方たちは、実際に戦争を体験した方々の話を丁寧に聞き取り、その内容を自分の言葉で参加者に伝えました。それぞれの体験や視点を通して「平和とは何か」について考える授業は、会場に真剣な雰囲気を生み、思いを深める貴重な時間となりました。
さらに、セレッソ大阪の勝矢寿延アンバサダーも参加し、「平和ってなんだろう~サッカーと家族の体験から考える~」をテーマに授業を実施しました。サッカーの話題を交えながら、家族や平和の大切さについて考える時間は、参加者とのやり取りもあり、和やかで笑顔あふれる雰囲気となりました。授業の後には、勝矢アンバサダーによる、このあと行われる試合(アルビレックス新潟戦)の見どころや解説、得点予想も行われ、会場はさらに盛り上がりました。学びと楽しさがつながる、充実したイベントとなりました。

今回は、「堺大空襲」をテーマに授業を行い、次世代の語り手として活動している3名の大学生が紹介されました。次世代の語り手とは、実際に戦争を体験した方々のお話を聞き、その思いや体験を自分の言葉で伝える若い世代のことで、戦争の記憶を未来につなぎ、平和の大切さを伝える活動を担っています。





その後、次世代の語り手3名がグループに分かれ、堺大空襲の悲惨さについてお話いただきました。「疎開先から見えた光景は花火みたいだったものの、実際には多くの人々がその影響で命を落としていくこと。そして今でも花火を見ると当時の記憶がよみがえり、もう見たくないと思うほどの衝撃だった」など、体験者の思いを丁寧に伝えました。







戦時中の生活を体験的に学ぶクイズも行われました。「配給切符でしか買えないものは?」という問題では、米や服、味噌などが切符でしか購入できなかったことを学び、参加者は楽しみながら当時の暮らしに触れていました。また、実際に焼夷弾や防空頭巾などの展示物にも触れ、戦争の厳しさや日常生活への影響を身近に感じる時間となりました。











参加された小学生の男の子からは「戦争は怖い。美しくない」と言う感想が聞かれました。



続いて、勝矢アンバサダーによる「平和ってなんだろう~サッカーと家族の体験から考える~」授業が行われました。勝矢アンバサダーは長崎県出身で、実際に母親や叔父が戦争を体験したお話をしていただき、飛行機が来ると「Bが来た」と家の穴に隠れ、爆発が起こると周囲が灰まみれになったことなど、当時の様子を語りました。





まとめでは、「平和は受け取るものじゃなくて守り続けるもの!」とお話しいただき、現在の平和な日本について「感謝することが大切で、やりたいことができ、夢を見て叶えられる時代になってきている」と平和のありがたさや大切さを参加者に伝えました。



授業の最後には、勝矢アンバサダーによるこのあと行われる試合(VS新潟アルビレックス戦)の見どころ解説と得点予想が行われ、「結果予想は、3-0!」「1点取ったらその勢いでさらに2点取る」と予想し、会場は大いに盛り上がりました!



今回のイベントでは、次世代の語り手による堺大空襲の授業や戦時中の生活を学ぶ体験、勝矢アンバサダーの授業を通して、戦争の実態や平和の重要性を参加者の皆さまと考える機会となりました。今後も地域の皆さまと連携し、学びと楽しさをつなげる活動を続けてまいります。セレッソ大阪では今後もホームタウンの皆さまと共に、スポーツを通じた地域貢献活動を継続してまいります。引き続きあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

【社会貢献(SDGs)活動 学生インターンによるレポート】

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