大阪公立大学 中百舌鳥キャンパスにて「サクラを守れ!クビアカツヤカミキリ『夏の陣』」を開催しました。
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7月12日(土)、大阪公立大学 中百舌鳥キャンパスにて「クビアカ防除大作戦」が開催されました。本企画は、大阪府・堺市・大阪公立大学・セレッソ大阪の共催によるもので、桜をはじめとするバラ科樹木に被害をもたらす害虫「クビアカツヤカミキリ」から樹木を守ることを目的としています。当日は、事前に申し込みいただいた総勢45名の堺市民の皆さまとともに、セレッソ大阪の勝矢寿延アンバサダー、酒本憲幸アンバサダーも参加し、害虫の発生を防ぐための防除作業に取り組みました。
当日は天気にも恵まれ、爽やかな晴天の下でスタートしました。勝矢アンバサダー・酒本アンバサダーが「皆さんで力を合わせて、桜の木を守りましょう!」と熱いご挨拶を行いイベントがスタート。続いて、大阪府立農林水産総合研究所の方による事前オリエンテーションが実施されました。「クビアカツヤカミキリ」の生態や、令和3年には堺市内全域で確認されたことなどを説明して下さいました。薬剤散布やネット巻き、直接駆除など、実際の防除方法についても丁寧に教えていただき、いよいよ駆除活動へと向かいました。
実際の駆除活動では、勝矢アンバサダーチームと酒本アンバサダーチームに分かれてスタート!参加者は、樹木の根本や枝の分かれ目、樹皮の隙間など、クビアカツヤカミキリが潜んでいそうな場所を一つひとつ丁寧に確認しながら作業を進めました。この日は、なかなか発見することができず、苦戦しましたが、自然の中で他の生き物に出会うこともあり、皆さん楽しみながら取り組んでいました。
ついに…!クビアカツヤカミキリを発見!!「見つけた!」「やったー!」と歓声が上がり、笑顔と喜びに包まれた瞬間でした。
駆除活動のあとは、大阪公立大学の上田先生の指導のもと、クビアカツヤカミキリの標本づくりに挑戦!細かい作業にも真剣な表情で取り組み、「難しいけど面白い!」と興味津々な様子が印象的でした。実際に自分の手で標本を作ることで、改めて生き物の体のつくりや特徴をじっくり観察する機会になりました。
今回の駆除活動で捕まえたクビアカツヤカミキリは全部で61匹でした。中でも1番多く捕まえたのは小学5年生のお二人で、なんと15匹!今回、初めて害虫駆除活動に参加した勝矢アンバサダーは、「日々の積み重ねが重要ですね。見つけたらすぐに駆除できるよう心がけたいです」と話しました。また、酒本アンバサダーは「今日は“点取り屋”のような活躍をしていた人がいたので、僕はあまり目立てませんでしたが、最後に1匹見つけられてよかったです。害虫のせいで桜の木が枯れてしまうのは悲しいこと。これからも常に意識して、しっかり狙って駆除していきたいです」と語りました。
セレッソ大阪にとって“桜”は、特別な存在です。今回の活動を通じて、地域の皆さまと力を合わせ、桜の木を少しでも守ることができたことを大変嬉しく思います。これからも地域の皆さまと寄り添いながら、つながりを深める取り組みを大切にしてまいります。セレッソ大阪では今後もホームタウンの皆さまと共に、スポーツを通じた地域貢献活動を継続してまいります。
【社会貢献(SDGs)活動 学生インターンによるレポート】