6/7(土) 「大阪湾 LTO」を実施しました
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大阪府との包括連携協定に基づき、6月7日(土)、堺浜自然再生ふれあいビーチ周辺にてLTO(清掃活動)を実施いたしました。今回の活動の舞台となったのは、豊かな自然が残る堺浜です。当活動は、単なる海岸清掃にとどまらず、特定非営利活動法人大阪海さくらのご協力のもと、特別企画として大阪市立自然史博物館友の会 会長・鍋島靖信氏をお招きし、大阪湾の生態系や漂着ごみ問題に関する講義を行いました。
当日は、鍋島 靖信氏(大阪市立自然史博物館友の会 会長)、勝矢寿延アンバサダー、丸橋祐介アンバサダー、古澤留衣レディース・エバンジェリスト、池田愛恵里氏(スタジアムMC)、そしてセレッソ大阪応援ナビゲーターの皆さんにご参加いただき、イベントを大いに盛り上げていただきました。さらに、ロビーとミャクミャクも登場し、会場を一層華やかにしてくれました。
当日の堺浜には大量のごみが漂着しており、その光景に参加者の皆様も驚かれていました。また、活動開始前にもかかわらず、自発的にごみ拾いを始める方の姿も見受けられ、ファン・サポーターの皆様の環境意識の高さがうかがえました。
ゲストのご挨拶の後、さっそく全員で清掃活動を開始しました。回収されたごみの中には、オートバイの部品やヘルメット、ダウンジャケットといった、明らかに家庭や生活圏から流れ着いたと思われる大型のものも多く含まれていました。これらのごみは、日常生活の中で適切に処理されなかった結果、海を通じてこうした場所にたどり着いた可能性があり、私たち一人ひとりの行動が環境に与える影響の大きさを改めて実感させられました。
その後、鍋島氏による環境学習講義が行われました。大阪湾の成り立ちや自然環境の変遷といった歴史的な背景に触れながら、湾内に流れ着く海洋ごみの種類やその原因について、わかりやすく丁寧にご説明いただきました。参加者の皆様は、普段なかなか聞くことのできない専門的なお話に興味津々で、熱心に耳を傾けておられました。また、清掃活動中に見つかった“ユニークなごみ”を拾った方の表彰も行われ、楽しさと学びの両面を感じられる有意義な時間となりました。
参加いただいた皆様のご尽力により、活動後の海岸は見違えるほど美しくなりました。しかし現実には、わずか2~3週間も経てば、再びごみが漂着し、元の状態に戻ってしまうそうです。このことは、日々の生活の中でごみを出さないよう意識することが、いかに重要かを改めて実感させるものでした。今回の活動は、美しい自然を守るためには一時的な清掃だけではなく、私たち一人ひとりの行動や意識の変化が不可欠であることを体験を通じて学ぶ貴重な機会となりました。
セレッソ大阪は住み続けられるまちづくりのために、今後もLTOをはじめとした環境保全活動に取り組んでまいります。