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Match Preview

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ルヴァンカップ敗退から再起を図る一戦。天皇杯という新たな大会の第一歩を、力強く踏み出したい


横浜FCとのJリーグYBCルヴァンカップ プレーオフラウンド第2戦から中2日。セレッソ大阪は、アルテリーヴォ和歌山との天皇杯2回戦に臨む。舞台はヨドコウ桜スタジアム。キックオフは19時だ。

試合に向けて、アーサー パパス監督は、「フィジカル的なリカバリーと、メンタル面をもう一度、立て直すことが大事になります」と話した。ルヴァンカップ プレーオフラウンド第2戦では、第1戦で奪った3点のリードをひっくり返される形で、120分を戦い抜いた末にプレーオフラウンド敗退が決まった。それだけに、延長戦まで戦ったフィジカル的な回復とともに、頭の中やメンタル面での切り替えも重要になる。もっとも、退場者を出すまでの戦いとしては、「最近の中では、一番いい入りができたと言ってもいいぐらい、みんな集中して試合に入っていた」(香川)とパフォーマンス自体は悪くなかった。これまでの積み上げが確かな手応えとしてピッチにも表れているだけに、今回の一戦に向けても継続していくことが重要だ。全員にパパス監督のやり方が浸透してきたことは、横浜FCとのプレーオフラウンド第1戦で好プレーを見せた中村拓海の言葉からも伺える。「球際のところ、切り替えのところは常にチーム全体にも要求されていることなので、まずはそこをしっかり出すことを意識してプレーしています。あとは、関わってプレーすることも要求されているので、動きながらスペースを見つけてボールをもらうこと、味方にスペースを空けることも意識しています。攻撃していても守備のことを考えながらポジションを取ることも求められますが、だいぶ慣れてきたので、やりやすくなってきました」。公式戦9連戦の8戦目。直近の試合から再び先発は入れ替わることが濃厚だが、誰が出たとしても指揮官が求める攻撃サッカーを表現していきたい。


対戦相手の和歌山は、関西リーグ1部に所属。和歌山県予選の決勝では南紀オレンジサンライズFCを8-0で下して17年連続17回目の天皇杯出場を決めると、1回戦では兵庫県代表のFC BASARA HYOGOとの関西リーグ1部勢同士の対戦となった中、4-3で勝利。昨季までセレッソでプレーしていたGK清水圭介から大量得点を奪って2回戦進出を果たした。「和歌山さんにとっては、『今年1番の大きな試合』という意気込みで臨んでくると思います」とパパス監督も話すように、相手は気持ちを入れて向かってくるだろう。セレッソとしては、そうした相手の気迫に押されないことが重要であり、大事なことは、「集中して試合に入ること」(パパス監督)、さらには、先制点をいかに早く取るかになる。そこから2点、3点と畳み掛けて、相手の戦意を削っていきたい。その攻撃陣では、FC レッドブル・ザルツブルクへの移籍が決まった北野颯太に加え、ルヴァンカップ プレーオフラウンド第1戦で負傷した上門知樹の長期離脱も避けられない状況に。トップ下を務める選手が相次いで離脱する事態となっただけに、最近の公式戦でも結果を出しているヴィトール ブエノ、柴山昌也らの存在は重要になる。さらには、大卒ルーキー古山兼悟のチームに火を付けるゴールにも期待したい。

1回戦のカマタマーレ讃岐戦から得点を重ねて勝ち進んできたルヴァンカップを敗退したショックは残るが、いかに気持ちを切り替えて臨めるか。今週は中2日での試合が続くため、引き続きの総力戦となる。まずは明日の天皇杯2回戦、新たな大会の始まりで、再び前を向くための1勝を全員で掴み取る。

試合前日コメント

アーサー パパス監督

Q:直近の公式戦から中2日で迎える天皇杯2回戦へ向けて
「僕らにとって、(JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフラウンド第2戦は)難しい夜になりました。フィジカル的なリカバリーと、メンタル面をもう一度、立て直すことが大事です。試合の結果に加えて、上門知樹選手が大ケガをしてしまった。それが重なって、あまりいいニュースがないという状況です。ただ、日曜日に起きたことからしっかりと頭を切り替えて、明日、立ち直った姿を見せたいと思います」

Q:メンタル面にも言及されたことが印象的ですが、この2日間、選手たちにかけた言葉、働きかけたことはありますか?
「選手たちにかけたメッセージはシンプルです。『悪いこの夜を、悪い1週間につなげないように』と伝えました。この前の試合も、いい入りはできていました。10人になって難しくはなりましたが、しっかりとした試合を明日は見せたいと思います」

Q:相手は対戦経験が少なく未知な面もありますが、自分たちが続けてきたサッカーを継続することが重要でしょうか?
「相手がどのディビジョンにいるかは関係なく、どう僕らが試合をするかが大事です。もちろん和歌山さんも、ここまで来るだけの力があるチームですし、和歌山さんにとっては、『今年1番の大きな試合』という意気込みで臨んでくると思います。ただし、僕らもそうした相手に対して、しっかりと戦うことが重要です」

Q:相手は失うモノなく向かってくると思います。そうした相手に大事になることは?
「集中して試合に入ること、それをブラさないことが大事です。おっしゃるように、下から這い上がってくるチームは、メンタリティーとして、全てを注ぎ込んで向かってくると思います。
そうした相手に対して、僕らもいい準備をして、集中して試合に入ることが重要になります」

中村 拓海選手


Q:明日の試合に向けての意気込みをお願いします
「相手も強い気持ちで向かってくると思いますが、それを上回るモチベーションで臨んで、試合開始からしっかり入りたいと思います」

Q:カテゴリーが下の相手との試合で注意することは?
「ロングボールも多いと思うので、チャレンジする選手とカバーする選手で、アラートにプレーすること。あとは、勢いもあると思うので、そこに飲まれないようにプレーすることが大事になります」

Q:パパス監督が求めるサッカーの中で、自身の役割はどう考えてプレーしていますか?
「球際のところ、切り替えのところは常にチーム全体にも要求されていることなので、まずはそこをしっかり出すことを意識してプレーしています。あとは、関わってプレーすることも要求されているので、動きながらスペースを見つけてボールをもらうこと、味方にスペースを空けることも意識しています」

Q:ディフェンダーとして、守備だけではなく、攻撃面でも要求されることは多い?
「攻撃していても守備のことを考えながらポジションを取ることも求められますが、だいぶ慣れてきたので、やりやすくなってきました」

Q:ルヴァンカップは悔しい結果になったが、受け止め方は?
「これからまだ試合は続くので、切り替えてやっていかないといけないです。リーグ戦も半分ありますし、天皇杯も始まります。全員でそこに向かって、切り替えてやっていくことが大事になります」

試合情報

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