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Match Preview

  • 4/5 京都戦

ルヴァンカップのグループステージ突破へ向け、勝利で“前半戦”を折り返したい

直近のリーグ戦から中3日。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節、京都サンガF.C.との一戦に挑む。グループステージも今節で折り返し。プライムステージ進出へ向け、さらに一歩前進する勝利をつかみ取りたい。


リーグ戦、カップ戦を合わせて計7試合が予定されている4月。その初戦、1日に行われた明治安田生命J1リーグ第6節、横浜F・マリノス戦は、チームにとって弾みのつく、大きな勝利となった。新加入のレオ セアラに待望の今季初ゴールが生まれたこと、香川真司が復帰後初のフル出場を果たしたこと、さらに、課題となっている試合終盤の失点を減らすべく、今季初めて5バックを使用して1点差を守り切ったこと。今後の戦いへ向け、収穫も多い一戦となった。試合後、小菊昭雄監督は、「直近の公式戦5試合を3勝2分という素晴らしい成績で終えたことを嬉しく思います。この無敗記録を継続して、全員でいい競争をしながらレベルアップを図っていきたいと思います」と話したが、まさに結果を残しながらチーム内競争も激しさを増していく、正のスパイラル、成長のサイクルに突入したと言っていいだろう。


そうした中で迎えるルヴァンカップのグループステージ第3節は、リーグ戦に挟まれた日程ということもあり、先発メンバーは大きく替わることが予想される。総力戦となる今節へ向け、指揮官は、「久しぶりに先発で出るメンバーもたくさんいますし、ギラギラした選手たちで、今日のトレーニングも行いました。勝つ確率を最大限に発揮できるように、メンバーを選びたいと思います」と充実した表情で話した。試合前日、選手を代表して取材に応じたカピシャーバも、「自信をもって挑めます。この間のリーグ戦も勝利できたので、その試合も自信につなげて、明日も自分たちのサッカーを見せて勝利したいです」と手応えを語る。出場機会に飢えている選手たちの躍動が楽しみな一戦であり、勝利という結果とともに、今後のリーグ戦につながる相乗効果にも期待したい。ここまでルヴァンカップは2連敗中の京都は、グループステージ突破へ向け、並々ならぬ気迫で向かってくるだろう。セレッソとしても、メンバーが変わった中でも攻守の規律を全うするとともに、京都の強みである、攻守の切り替え、球際の強度、プレーの連続性といったハードワークの面でも負けないことが重要だ。


今シーズンはここまで、ホームでは3勝1分と負けなしの一方、アウェイでは2分2敗と勝ちがない。今節こそ、敵地に集うサポーターとともに勝利の喜びを分かち合いたい。グループステージ突破へ向け、さらにはチーム全体の総合力を大きくしていくために、結果とともに内容も求めていきたい一戦だ。


試合前日コメント

小菊昭雄監督


Q:総力戦が予想されるルヴァンカップ第3節に向けて

「ルヴァンカップ初戦のFC東京戦から、このチームは生き返りました。そこから5試合、3勝2分とチーム全体で負けなしで歩みを続けています。明日も勝って、目標である勝点12に一気に近づいていきたいと思います。全員が素晴らしい競争の元でキャンプから取り組んでくれています。明日のメンバーも、素晴らしい準備をしたメンバーで挑みます。勝つ確率を最大限に発揮できるように、メンバーを選びたいと思います」


Q:選手個々のモチベーションも高い? 

「久しぶりに先発で出るメンバーもたくさんいますし、ギラギラした選手たちで、今日のトレーニングも行いました。新たなトライもしながら、色んなディスカッションもあり、全員が勝ちたい気持ち、いいパフォーマンスを出したい、そういう雰囲気の中で、いいトレーニングができました」


Q:京都はルヴァンカップでは連敗スタート。明日は並々ならぬ覚悟で臨んでくると思うが、明日の試合に勝つために重要なことは?

「リーグ戦では3連勝もしていましたし、調子も良いチームです。ルヴァンカップでは、前節のFC東京戦こそ点差が付いていますが、内容やシュート数は素晴らしいゲームをしていました。明日も、リーグ戦のマリノス戦と同様、強度の高い、切り替えの速いゲームになると思います。そこを上回れるかどうか。そして、しっかりと攻守に全員でゲームコントロールを共有できるか。そこが重要なポイントになってくると思います」


Q:曺 貴裁監督とは公私ともに親交も深いと思うが、今季初の対戦に向けて

「Jリーグ開幕前の監督会議の後も、東京から京都まで一緒に新幹線で帰ってきて、お互いのトレーニングのこと、チーム状況について、私自身も質問させていただきました。2時間ほどの時間の中で、たくさんの学びがある時間でした。私が駆け出しのころから色んな話を聞かせていただいて、人間的にも魅力的で尊敬する方です。いつも対戦する時は思うのですが、明日もチョウさんと試合ができることを嬉しく思いますし、幸せを噛みしめながら戦いたいと思います。昨年は2引き分けと勝てていないので、是が非でも明日は勝点3を獲得したいと思います」


Q:カピシャーバ選手の現在の状態と、彼への期待について

「チームへの合流が少し遅れて、そこから急ピッチで上げていく中でコンディション不良もあり、チーム戦術を理解する上で少し出遅れてしまったのですが、最近はコンディション、戦術理解も含めて、非常に素晴らしい状態にあると思っています。攻撃のところに目がいく選手ですが、守備の理解力や献身性も素晴らしい。明日は攻守にハードワークしてくれる中で、得点やアシスト、勝負を決めるパフォーマンスにも期待しています」

 

カピシャーバ選手


Q:明日の試合へ向けた意気込みを

「自信をもって挑めます。この間のリーグ戦も勝利できたので、その試合も自信につなげて、明日も自分たちのサッカーを見せて勝利したいです」 


Q:合流して時間も経ちました。チームへの馴染み具合はどのような手応えをもっている?

「来日した時から、テクニカルスタッフや選手と常にコミュニケーションも取れていたので、馴染むことは早かったと思います。チームのやり方なども、練習や試合を重ねるにつれて学んで理解してきました。素晴らしいチームに加入できたことを嬉しく思います」


Q:馴染む上で、今までプレーしてきたクラブとの違い、戦術的な難しさもありましたか?

「ブラジルのリーグに比べて強度は高いので難しさもありましたが、テクニカルスタッフや選手がグラウンドでたくさんコミュニケーションを取ってくれたおかげで吸収することができましたし、馴染むことができました。日本人は温かいと感じましたし、そういう人たちのおかげで、早く馴染むことができたと思います」

 

Q:特にサポートしてくれた選手はいますか?

「たくさんの選手がサポートしてくれました。その中でも、(舩木)翔、(鈴木)徳真、(喜田)陽、進藤選手ですね。僕と常にコミュニケーションを取ってくれています。その選手たちのおかげで、すぐに馴染むことができたと思います」


Q:ルヴァンカップは、自身初出場で初ゴール。思い入れもあるのでは?

「そうですね。初めての試合で初得点できて、素晴らしいスタートが切れました。明日も出場できればチームのために貢献したいです。相手もあることなので、難しい試合になるとは思いますが、チームのために戦いたいです」


Q:先日のリーグ戦ではレオ セアラ選手がゴールを決めました。ピッチ内外で仲良くしている選手が決めたことは、カピシャーバ選手にとっても喜びでしたか?

「そうですね(笑)。僕にとっても重要な選手なので、ゴールした瞬間は嬉しかったです。さらにこの先、たくさんゴールを決められるように、自分もサポートしていきたいです」


Q:これまでは途中出場が多いが、先発と途中出場で違いはありますか?

「選手としては、スタートから出たい気持ちは常にあります。ただし、それは監督が決めることなので、僕ができることは、最初からでも途中であっても、チームのためにベストを尽くすだけ。その準備は常にしています。途中から出る時は、試合の強度が高いので、すぐに溶け込むことに難しさもあります。最初から出る方が、試合に馴染む分にはやり易いとは思いますが、いずれにしても、ピッチでベストを尽くすことが自分の仕事です」

 

試合情報

2023年4月5日(水)Jリーグ YBCルヴァンカップ 第3節 vs.京都サンガF.C. 19:00 キックオフ @サンガスタジアム by KYOCERA

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