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Match Review

  • 3/26 G大阪戦
  • メディア

今季最初の大阪ダービーは、毎熊晟矢の今季初ゴールで先制も、終了間際の失点で引き分けに


■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2023032609/


3月、最後の一戦。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第2節、ガンバ大阪との大阪ダービーに挑んだ。先発は直近のリーグ戦から2人変更。レオ セアラが公式戦4試合ぶり、U-21枠として、U-20アジアカップ帰りの北野颯太がスタメンを飾った。



前半、セレッソは相手の圧を受ける形でスタート。ボール保持の際も、低い位置で回す場面が多く、思うように前に運べない。劣勢を強いられる展開となったが、CBマテイ ヨニッチと鳥海晃司の懸命なディフェンス、さらにはGKキム ジンヒョンの好守もあり、失点は許さない。36分には、CKに対応したキム ジンヒョンが相手のキックを顔面に受けるアクシデント。なかなか立ち上がることができず、試合は5分ほど中断した。この間、監督、選手で話し合い、「奥埜、北野、(松田)陸のポジションを修正したことで、少しゲームが安定した」(小菊昭雄監督)。ボールを前に運び、敵陣に入る機会が増えると、前半終了間際には立て続けにFKとCKを獲得するなど劣勢を挽回し、前半を終えた。



後半も立ち上がりはガンバの勢いを受ける入りとなったが、52分、思わぬ形から先制に成功する。相手のパスがズレたところを拾った毎熊晟矢がドリブルで独走、緩急をつけて相手DFを振り払いつつ、最後はニア上を左足で射貫いた。「運んでいる時から自分でフィニッシュまで行ってやろうと思っていた。ダービーでのゴールは初めてだったので、興奮した」(毎熊)と話す背番号16の今季初ゴールで沸き上がるアウェイゴール裏。ここからは、浮足立つガンバに対し、試合の主導権はセレッソが握る。55分、レオ セアラ、北野の連動したプレスでボールを奪い、鈴木徳真が強烈なシュートを放つと、64分には、分厚い攻撃から、最後は松田のクロスにレオ セアラがボレーシュート。66分にも、左サイドでパスを回して崩し、香川真司がシュートと攻め立てる。75分、レオ セアラと香川に代わり、加藤陸次樹と上門知樹が入り、さらにプレスの強度はアップ。後半は相手に決定的なシーンは作らせず、優位に試合を運び続けた。



ただし、大阪ダービーはこのまま終わらない。後半アディショナルタイム、セレッソは一瞬、バイタルエリアが空くと、途中出場の食野亮太郎にミドルシュートを決められた。ここから火の付いたガンバの攻撃に対し、セレッソは防戦一方となるが、山中亮輔がゴール手前でクリアするなど、逆転弾は許さない。すると、ラストプレーでセレッソに決定機。途中出場で好プレーを見せていた為田大貴のクロスにマテイ ヨニッチが合わせたが、ヘディングシュートはわずかにクロスバーを越えた。この瞬間、試合は終了。激闘の末、勝点1を分け合う結果に終わった。敵地での大阪ダービー6連勝こそ逃したセレッソだが、これでルヴァンカップは開幕から1勝1分と負けなしでスタート。敵地でつかんだ勝点1を、グループステージ突破につなげていきたい。


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