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Match Preview

  • 3/26 G大阪戦
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ルヴァンカップでの連勝、さらには大阪ダービー勝利へ向け、チーム一丸で挑む

 

直近のリーグ戦から中7日。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第2節、ガンバ大阪との一戦に挑む。「スペシャルな試合」(小菊昭雄監督)と位置付ける今季最初の大阪ダービー。「結果が全て。内容というより、結果にこだわって戦いたい」(松田陸)と、チーム一丸で勝利をつかみ取りにいく。

 

開幕からリーグ戦3試合未勝利と苦しいスタートとなった今季だが、潮目が変わったのは、前回のルヴァンカップ第1節だった。FC東京を相手に1-0で今季初勝利を手にした一戦を機に、その後はリーグ戦でも1勝1分と結果を残し、現在は公式戦3戦負けなし。チーム状態は良好だ。その要因について指揮官は、「失点が減ったこと。(守備の)タイミングの共有、規律の共有ができてきたこと」を挙げる。そうした基盤の上に、攻撃でさらなる上積みをもたらす外国籍選手のフィットが加われば、より強固なチームになっていく。右肩上がりで成長を続けた3月最後の一戦で、4月に向けてさらに期待が高まる戦いぶりを披露したい。また、今季のルヴァンカップは、“U-21選手の先発出場義務ルール”が設けられており、1試合につき1名以上、21歳以下の選手の先発が義務付けられている。先日、U-20アジアカップを戦い終えて戻ってきた北野颯太が候補の筆頭だが、若手の躍動にも期待が懸かる。

 

対するガンバは、今季からダニエル ポヤトス新監督のもと、ボールをもって主導権を握る新たなスタイルにチャレンジしている。現在、リーグ戦こそ3分2敗と結果が出ていないが、「内容としてはいいサッカーをしている」と小菊監督も警戒するように、新たな色は随所に出ている。21年に徳島ヴォルティスでポヤトス監督の指導を受けた鈴木徳真は今のガンバについて、「ボールをつないで崩して点を取っている。形や、やりたいことは見えている。チーム作りの途上だとは思うが、徐々に仕上がっている」と分析。その上で、今回の一戦に向けて、「握られても、いい守備からカウンターで仕留める場面を出していきたい。逆に自分たちがボールを握ってペースを作り、相手の時間を作らせないこともトライしたい」と意気込む。時間帯によって互いに主導権を握り合う競った展開も予想される中、セレッソとしては、キッチリと好機を決め切り、粘り強い守備で相手の攻撃を防ぎたい。

 

昨シーズンも、5月に行われた大阪ダービーで快勝して以降、チームは一気に成長スピードを上げ、快進撃を続けた。「昨年と同様、大阪ダービーに勝つことで、チームは一気に成長し、団結する。今年も大きな一戦になる」(小菊監督)と見据えるビッグマッチ。アウェイの中、スタジアムの一角を桜色に染め上げて戦ってくれるサポーターとともに一丸となり、ルヴァンカップの連勝、さらには“大阪ダービー勝利”という極上の瞬間を達成したい。

 

試合前日コメント

小菊昭雄監督

Q:大阪ダービーとなるルヴァンカップ第2節に向けて

「常にダービーは、勝ちたい、勝たないといけないスペシャルな試合です。その中で、1週間(間隔が)空いた一戦ですので、基本的には(リーグ戦から)継続しながら、少し新たな組み合わせにトライしたいところもあります。ルヴァンカップのグループステージを突破するために、ダービーで勝つために、最善のメンバーで挑みたいと思います」

 

Q:大阪ダービーに臨む監督自身の心境は?

「育成に携わっていた頃から、ダービーはどのゲームも特別でした。大阪が一番熱くなる日だと思っていますし、私自身、この1週間は立ち上げから緊張感のある中で過ごしました。どの試合もそうですが、明日も一進一退のゲームになると思います。その中で、プライド、誇りを懸けて戦い、最後まで戦い切ったチームが勝利をつかむ、熱い試合になると思います」

 

Q:U-21枠について。「熾烈な競争がある」と話していたが、人選は固まった?

「(北野)颯太はもちろん、私たちの若手には、将来性豊かな、セレッソだけではなく、将来の日本代表を背負って立つ選手が大勢います。彼らも必死にこの1週間、バチバチとやり合っていました。今までもそうですが、ルヴァンカップで大きく飛躍した選手はたくさんいます。明日だけではなく、U-21枠があるルヴァンカップを通して彼らの成長にもつなげていきたいと思います」

 

Q:3月は序盤こそ苦しんだが、直近は公式戦3試合負けなし。現在のチーム状態について

「この3試合、2勝1分と結果が安定してきた理由としては、守備のところだと思います。開幕当初は守備が安定せず、複数失点を重ねてしまいましたが、この3試合は無失点が2試合と、1失点が1試合。3試合で1失点という数字が、結果が出ている要因だと思います。昨年の私たちの一番の強みであった、全員がハードワークして、いい守備を90分間全うする、いいポジションを取り続ける、そこをもう一度、全員で大事にしました。(守備の)タイミングの共有、規律の共有ができてきたことが、成績が安定してきた要因だと思います」

 

Q:そこへ外国籍選手がうまく融合されれば、より爆発力のあるチームに仕上がっていきそうな予感もあるが?

「トレーニングの中でもそういった選手たちのコンディションの良さ、コンビネーションの共有を感じる機会は増えてきました。時間の問題だと思っていますので、明日は彼らの活躍にも期待しています」

 

Q:昨日は瀬古歩夢選手が日本代表デビューを飾ったが、現在のチームからも、日本代表に一人でも多く送り込みたい?

「日本代表でプレーする歩夢の姿を見て、欧州で揉まれているんだな、成長しているな、と実感しました。ウチのアカデミーで育ち、代表のユニフォームを着て戦っている姿を見て、改めてまた、次の選手を日本代表に送り込みたい気持ちになりました。私も長年、トップチームの選手を見てきて、日本代表の基準は理解しているつもりですが、現在のチームにも、その基準に達している選手はたくさんいると思っています。あとは、そういった選手たちが、常に波なくプレーし続ける、安定したパフォーマンスを発揮し続ける、そこが大事だと思います。近い将来、セレッソから、南野拓実や瀬古歩夢といった選手の後を継いでくれる選手は出てくると思います」

 

松田陸選手

Q:大阪ダービーとなるルヴァンカップ第2節に向けて

「ダービーは結果が全て。内容というより、結果にこだわって戦いたいと思います」

 

Q:やはりそこが一番大事になる?

「そうですね。サポーターの人たちも、内容云々より結果が大事だと思っていると思います。何が何でも、勝ちにこだわってプレーしたいです」

 

Q:今季のガンバ大阪について

「しっかりポゼッションして、立ち位置を取ったサッカーをしている印象はあります」

 

Q:ルヴァンカップ第1節から3試合負けていない現状もありますが、現在のチーム状態はどう映っていますか?

「状態は良いと思います。どの選手が出ても結果にこだわってプレーしていますし、いい方向に向かっていると思います」

 

Q:ここからさらに良くしていきたい部分は?

「もっと自分たちのボール保持の時間を増やしたり、フィニッシュのクオリティーを上げていければ、どの試合でも2、3点を取れるような選手はいると思います。攻撃の質を上げて、勝つ試合を増やしていきたいです」

試合情報

Jリーグ YBCルヴァンカップ 第2節 vs.ガンバ大阪 15:00 キックオフ @パナソニック スタジアム 吹田


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