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Match Preview

  • 3/18 川崎F戦
  • メディア

連勝がかかる今節。アグレッシブな攻守をぶつけ、敵地で川崎フロンターレ撃破を目指す

 

リーグ戦での今季初勝利を挙げた明治安田生命J1リーグ第4節・サガン鳥栖戦から中5日。セレッソ大阪は、連勝を目指し、敵地での川崎フロンターレ戦に挑む。

 

先週は、チームにとって非常に大きな一週間になった。まずミッドウィークに行われたFC東京とのJリーグYBCルヴァンカップの開幕戦で今季の公式戦初勝利を挙げると、週末の鳥栖戦では、リーグ戦では今季初先発となった香川真司と加藤陸次樹に揃って今季初ゴールが生まれ、2-1で勝利。ホーム連戦を連勝という最高の形で終えた。


チームの一体感を高める上で何よりの良薬である勝点3を手にしたことで、練習の雰囲気もさらに引き締まった。「たくさんの選手が関わってチーム全員で連勝できたことで、全員がさらにギラギラして、どのポジションもいい競争ができています」と小菊昭雄監督がチームの様子を伝えれば、実際にプレーする加藤陸次樹も「チーム全体としてモチベーションもさらに上がったし、自信も生まれた。そういう雰囲気は大事。練習からそういった(勝てる)雰囲気でやれています」と良い表情で語る。

今節の川崎フロンターレ戦に向けても、「この流れを大切にしながら、明日のゲームにも向かっていきたい」と小菊監督は力強く話す。

 

川崎とは、昨季はリーグ戦では2戦2勝。カップ戦を含めても4戦負けなしと好相性を誇った。もっとも、「対戦して強かった印象しかない」と指揮官も振り返るように、主導権を握られ、押し込まれる時間帯が長い試合が多かったことも事実。そうした中で、昨年も似た時期に行われたリーグ戦でのアウェイに関しては、前からの守備がハマり、カウンターから効果的に得点を重ね、4-1で快勝を収めた。明日の試合に関しても、「チーム全体で一体感をもって、アグレッシブにボールを奪いにいく、積極的にゴールを目指す、その気持ちは変わらず、一つになってぶつかっていきたい」と小菊監督は話す。こちらから奪いにいく局面だけではなく、相手のボール保持に対して耐える時間も含め、“怯むことなく前へ”。そのマインドを持ち続けることが、“川崎撃破”につながる大切な要素になる。


前節はチームが上向きになる素晴らしい勝利を手にしたが、「まだ一つ勝っただけ」と香川も冷静に話すように、今季の目標達成へ向けては、ここからさらに連勝を重ねていくことが必要。前節と同様、スタートから出る選手、途中出場でギアを上げる選手、試合を締める選手と、18人全員の役割も非常に重要になる。連勝で上位進出の足掛かりへ、シーズン序盤の大一番だ。

 

試合前日コメント

小菊昭雄監督

Q:先週は公式戦初勝利に続き、リーグ戦でも1つ勝てた。チームとしても、監督自身としても、気持ちは違いますか?

「そうですね。この2試合は、たくさんの選手が関わって、チーム全員で連勝できたこと。ホームで連勝できたこと。ポジティブな面がたくさん出た2試合でしたので、チームの雰囲気もさらに良くなりました。競争という意味でも、全員がさらにギラギラして、どのポジションもいい競争ができています、この流れを大切にしながら、明日のゲームにも向かっていきたいです」

 

Q:川崎フロンターレという相手は、監督にとっても特別な相手の一つだと思うが、どういう試合、プレーを表現したい?

「私が監督に就任したとき、川崎に勝てるチームを作りたい、そういう目標をもって、日々、取り組んできました。その中で、昨年はリーグ戦で2連勝することができて自信になりました。その2試合も、チーム全体で一体感をもって、アグレッシブにボールを奪いにいく、積極的にゴールを目指す、その姿勢が出たからこその結果だったと思います。明日の試合も、その気持ちは変わらず、一つになってぶつかっていきたいと思います」

 

Q:今季の川崎の印象について

「どの選手が出てもクオリティーの高い選手が揃っていて、スタイルも一貫しています。鬼木監督のもと、全員が同じスタイルを全うする、そこが強みだと思います。その強みを理解した上で、ウィークを突いていく。その準備はしっかりとやってきたので、明日、そこを表現したいと思います」

 

Q:昨季は「いい守備からいい攻撃」が得点につながっていたが、今季もその部分は大事になる?

「そうですね。もちろん、押し込まれる時間帯もあるとは思いますが、ブロックが下がったときでも勇敢にボールを奪いにいく、攻守に、常に重心を前に、そこを全員で全うできるかどうか。そこは大きなポイントになると思っています」

 

Q:U-20アジアカップを戦った北野選手について

「試合は映像で見ていました。彼の活躍はもちろん、彼と同世代の選手たちのプレーも見ていました。残念ながら準決勝で敗退してしまいましたが、一番大事なワールドユースの出場権は獲得できました。あの年代は、世界を知ることが一気に成長スピードを上げることにつながります。颯太だけではなく、日本サッカーの未来を考えたときに、非常に大きな出場権獲得だったと思います。(今大会での北野のプレーについては)ゴールというスコアを出すことは大事ですし、これからも彼には求めていかないといけないですが、セレッソだけではなく、代表でも、チームへの献身性、攻守にチームの勝利のためにプレーする、走り切る、戦う、カバーする、そうした颯太の良さは非常に良く出ていたと思います。プラス、結果も付いてくれば、さらに彼の評価は高まります。彼とともにそこも求めていきながら、サポートしていきたいです」

 

加藤陸次樹選手

Q:前節、リーグ戦今季初先発で今季初ゴールを取れたことについて

「時間がかからず点が取れたことは、気持ちとしても楽になりました。ここから連続ゴールを狙っていきたいです」

 

Q:チームにとって前節は、どういう意味をもつ試合になった?

「勢いを付けられるゲームになったと思います。チーム全体としてモチベーションもさらに上がりましたし、自信も生まれました。そういう雰囲気は大事だと思います。練習からそういった(勝てる)雰囲気でやれています」

 

Q:開幕から3試合、先発で出ていなかった時期は、先発で出たら何をもたらしたいと思っていた?

「数字のところですね。自分としても数字は残したいですし、チームを勝たせるゴールやアシストは欲しかったので、そこを意識していました」

 

Q:監督は、前節は「昨年良かった守備の連動性を大事にして臨んだ」と話していましたが、守備面で選手たちと何か話し合って臨んだところはありましたか?

「毎試合、守備のやり方は変わるので、次の相手に向けてどういう守備をするのか、そこは日々の練習の中で話しています」

 

Q:今節、ピッチで表現したいことは?

「ハードワークはもちろん欠かさず、個人としては数字にこだわっているので、自分の得点もどんどん狙っていきたいです。その得点でチームを勝たせることができればいいと思います」

 

試合情報

明治安田生命J1リーグ 第5節 vs.川崎フロンターレ 16:00 キックオフ @等々力陸上競技場

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