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Match Review

  • 3/12 鳥栖戦
  • メディア

香川真司に待望の復帰後初ゴール。ルヴァンカップに続き、リーグ戦でも今季初勝利を飾る



■試合データ(スタッツ/試合レポート)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2023031201/


JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第1節から中3日。セレッソ大阪は、再びホームにサガン鳥栖を迎え、明治安田生命J1リーグ第4節に臨んだ。スタメンは前節から3人変更。ルヴァンカップでも好プレーを見せた加藤陸次樹、香川真司、松田陸が連続して先発した。


 

守備時は加藤と香川の2トップ、ボール保持の際は香川が降りて、奥埜博亮、鈴木徳真と中盤を形成する[4-3-3]。可変式で臨んだセレッソは、立ち上がりからボールを握って試合を進める。鳥栖のアグレッシブな守備に対して、なかなかボールを前に運べずにいたが、13分、松田のパスから逆サイドの背後を取った為田大貴がチャンスを迎えると、21分には高い位置で松田が奪い、ショートカウンターから香川がドリブルで進入してシュート。惜しい場面を作る。31分にも松田と香川で右サイドを崩すと、最後は鈴木のクロスに奥埜が頭で合わせて決定機も、シュートはわずかに枠を外れた。この間、自陣でのつなぎのミスからピンチを招く場面こそあったが、最後はマテイ ヨニッチや鳥海晃司が体を寄せて、鳥栖に決定打は許さない。すると38分、セレッソが先制に成功。決めたのは、セレッソ復帰後、リーグ戦では初先発となった香川だ。鳥栖の後方でのパス回しに対し、毎熊晟矢が前から素早く寄せて、パスカット。高い位置でボールを奪うと、加藤がGKをかわして中へクロス。待っていた香川が倒れ込みながらうまく左足で合わせ、ネットを揺らした。ゴールが決まった瞬間、スタジアムは大歓声に包まれ、セレッソのベンチも総出で背番号8を祝福した。




 

後半、序盤こそ鳥栖に攻め込まれたセレッソだが、すぐに落ち着きを取り戻すと、52分に追加点。山中亮輔のフィードを前線で奥埜が収め、為田がドリブルで運んで左足でクロス。マークを外してフリーになった加藤が完璧なヘディングで合わせ、鳥栖を突き放した。ここから選手やシステムを変えて反撃に出てきた鳥栖に対し、セレッソも後ろでうまく回しつつ、鳥栖にチャンスは作らせない。68分には、前からの連続したプレスでボールを奪ってショートカウンターを発動。加藤にビッグチャンスが訪れたが、シュートはクロスバーを越えた。直後に加藤、香川に代わり、レオ セアラ、上門知樹がピッチに入る。プレスの強度を保ちつつ、試合を決定付ける3点目を狙いにいくセレッソ。75分には、為田のクロスに上門が絶妙なトラップからゴールに迫ったが、惜しくもDFに阻まれた。試合終盤、鳥栖に右サイドを崩され1点こそ返されたが、交代で入ったカピシャーバが絶妙なボールキープで時間を使いつつ、最後は全員が体を張って失点は阻止。このまま2-1で試合を終えて、リーグ戦の今季初勝利を達成した。



 

試合後、「先制点がもつ意味は大きかったですし、勝利につながったことが何より。(シュートは)抑えるイメージで打ちました」と喜びの声を伝えた香川だが、「もっと質を上げていかないといけない。それは個人的にもそう。もっともっとミスなく、みんなでいいポジション取りを常に心掛けてやれば、もっといいサッカーになる」とさらなる高みへ向かう決意を示した。ルヴァンカップ、リーグ戦と、聖地・ヨドコウ桜スタジアムで公式戦2連勝を達成したセレッソ。次節はリーグ戦での連勝を目指し、敵地での川崎フロンターレ戦に挑む。

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